ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい。
2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

恒久法による集団的自衛権行使は9条からは読みとれない。これは憲法違反

2015-02-18 10:45:39 | 国際・外交(日米関係)

ヤフーニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150218-00000006-mai-pol


<自衛隊派遣>恒久法、公明が容認 手続きの厳格化を条件に

毎日新聞 2月18日(水)7時0分配信

 政府・与党は、国際平和協力活動で自衛隊が他国軍隊を後方支援するための恒久法制定へ最終調整に入った。
恒久法に慎重だった公明党が国会承認手続きの厳格化などを条件に容認する姿勢に転じた。
安全保障法制の整備に関する与党協議会では今後、自衛隊派遣がなし崩しに広がらないよう歯止めを法的にどう担保するかが焦点になる。【高本耕太、飼手勇介】



 恒久法は、国際的な平和が脅かされた際、米軍や他国軍隊が行う活動に対し、補給や輸送などの後方支援に自衛隊を派遣するための法律
安保法制の整備に関する昨年7月の閣議決定に基づき、派遣先は「現に戦闘行為を行っている現場」以外の場所とし、戦闘が始まった場合には活動の停止を義務付ける。


 政府・自民党は「派遣のたびに特別措置法を作っていたら緊急の対応ができない」と恒久法の制定を主張。
安倍晋三首相も16日の衆院本会議で「具体的なニーズが発生してから改めて立法措置を行う考えはない」と答弁し、恒久法の必要性を強調していた。


 これに対し、公明党内には当初、特措法で対応すべきだとの意見が根強かった。
しかし、首相の方針が揺るがないことを踏まえ、恒久法を条件付きで認めざるを得ないとの判断に傾いた。
同党幹部はここにきて「迅速な対応ができれば国際社会での貢献度をより高めることができる」と恒久法に理解を示している。


 歯止め策としては、自衛隊派遣に国会の事前承認を義務付けることが検討されている。
緊急の場合には事後承認を認めるものの、国会が速やかに関与できる仕組みを整える方向だ。
テロ対策特措法とイラク復興特措法は「対応措置を開始した日から20日以内に国会に付議して、国会の承認を求める」と定めたが、公明党はより短期間での国会承認を政府・自民党に求める構えだ。


 一方、国連安全保障理事会の決議を自衛隊派遣の要件にするかどうかは与党内で結論が出ていない。
安保理決議がある場合に限って派遣するよう求める公明党に対し、政府・自民党は安保理常任理事国が拒否権を発動した場合などに派遣できなくなることを懸念する。
恒久法の策定段階では、「法律の目的」に関する部分で国連安保理に言及する案が浮上している。


 政府は米軍への後方支援のための周辺事態法を改正し、米軍以外の他国軍隊も支援対象にする方針を既に固めている
日本周辺の有事の際には周辺事態法で後方支援し、それ以外の国際社会の平和と安定のための活動については恒久法で自衛隊を派遣する枠組みを想定している。



 ◇自衛隊派遣の恒久法

 恒久法は有効期間の定めがなく、一般法とも呼ばれる。
自衛隊の海外派遣に関する恒久法には、朝鮮半島有事などで米軍を後方支援する周辺事態法や国連平和維持活動(PKO)協力法などがある。
しかし、これらの法律の要件を満たさない場合は派遣できず、政府はその都度、特別措置法を制定して対応してきた。
アフガニスタン戦争時のテロ対策特措法(2001年)、イラク戦争時のイラク復興特措法(03年)はいずれも期限のある時限立法だった。
衆参両院で与野党勢力が異なる「ねじれ国会」など、時の政治情勢によっては特措法の成立に時間がかかることが、自民党などの恒久法制定論の背景になっている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【私のコメント】

1月の中東訪問の際の『人道支援』がここではいつの間にか『後方支援』に変わっている。
後方支援は、昔の兵站。つまり補給活動。軍隊の要は、補給活動にある。
これは立派な軍事活動。

これは憲法9条から読みとれる個別的自衛権とは別物。
集団的自衛権は9条からは読みとれない。これは憲法違反。

日米同盟下の集団的自衛権の行使とは一体何を意味するか。
さらに政府は、『米軍以外の他国軍隊も支援対象にする方針を既に固めている』。
これでは憲法など守れない。
何でもありの底なしの国。
アベシンゾーは恐ろしい暴走を始めている。

この一般法は先のことではない。
今2つの戦争が起こっている。
イスラム国戦争、ウクライナ戦争、この2つの戦争に対して適用されるだろう。
これは遠い将来に関することではなく、目の前の戦争準備である。

今食い止めないと、泥沼の戦争にはいってからでは大変なことになる。

※ ちなみに、公明党は最初はいつも反対するが、時間が経つといつの間にか賛成している。そしてNHKは、反対しているときは大きく取り上げて公明党の存在意義を鼓舞するが、賛成に回ったことは小さくしか取り上げない。この政党が自民党の暴走を食い止めることなど期待しない方がよい。


コメントを投稿