ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい。
2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

あれほど騒いだTPPとは何だったのか

2017-01-22 09:36:17 | 国際・外交(日米関係)

日曜日

昨日、トランプ大統領の就任と同時に、アメリカがTPPからの離脱を表明した。

あれほど騒いだTPPとは何だったのか。

もともとTPPはアメリカが日本に押しつけたもの。
それを民主党時代の菅直人が突如として、参加を表明したもの。
当初反対と言っていた安倍自民党も、政権に復帰するとTPP参加に方針転換した。

ところがとうのアメリカが真っ先にTPPから離脱した。
どういうことなのか。
これはアメリカと日本の対立ではない。
日本にもTPP賛成派と反対派がいるように、
アメリカにもTPP賛成派と反対派がいる。

今回のアメリカ大統領選で、国内のTPP反対派が勝利したのに対し、
日本では、相変わらずTPP賛成派の政権が続いているということだ。
TPPはグローバリズムの一種、自由貿易主義の一種。
アメリカではこのグローバリズム・自由貿易に賛成する一派が、国民の支持を失ったということ。
しかし日本では、この「グローバリズム・自由貿易の礼賛こそが進歩的である」という根拠のない信仰がいまだに国民全体に蔓延している。
今朝の朝刊を読んでも、この根拠のない信仰が蔓延している。そのことに対する科学的分析を加えた紙面は見当たらない。

グローバリズムの良い面・悪い面、自由貿易の良い面・悪い面……、今その悪い面が顕在化している。
であれば、その悪い面をきちんと分析すべきだろう。
日本の新聞は、「グローバリズム・自由貿易は善」という気分だけで書かれている。
アメリカではそれはとうの昔に疑問符がつけられているというのに。


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