ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい。
2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

『よらしむべし、知らしむべからず』のマスコミ報道

2015-09-01 11:02:59 | マスコミ操作

8月30日の戦争法案反対デモから、2日たって今日9月1日。

昨日の新聞でこそ、戦争法案反対デモは報じられたが、今日の新聞では紙面からまったく姿を消した。
戦争法案を通そうとしている自民党政治家の意見も皆無だ。
議論を深めるというよりも、全国のうねりをなかったことにしようという意図が感じられる。
何があっても報道しなければ、なかったことと同じだ、という論理だろう。

代わって大手ネット上では、最後のすかしっ屁をひって離党した大阪市長橋下の発言がよく取り上げられている。
終わった政治家のことを今さら取り上げてどうするんだ。
しかし狙いはそのことの是非を問うことではなく、戦争法案反対デモ以外の面白いネタならなんでも取り上げて、国民の関心をそらすことにあるようだ。
今、戦争法案反対デモのこと以外の話題性のあるネタならなんでも取り上げて、国民の好奇心を戦争法案以外に向けることに、躍起になっている。

マスコミはやはり自民党との対決を避けるつもりのようだ。

であるばかりか、政府に賛同するちょうちん記事をどんどん書かせるつもりなのだろう。(その書き方は巧妙化している。間違いではないが、優先順位の低いものをことさら大きく取り上げ、そこに戦争法案反対デモへの批判を秘かに入り込ませている)

彼らのイメージ操作は、戦争法案の論点を深めることではなく、『学生運動や市民運動は青臭い』というイメージを増幅させることにより、善良で穏健だが、あまりこの問題に興味のない従来からの保守層を味方につけることだろう。

注意すべきは、
『学生に何がわかる』
『若造に何がわかる』
『女に何がわかる』
『家庭の主婦に何がわかる』
『全共闘に何がわかる』
そういう一昔前の価値観をひっぱり出してきて、日本の善良な保守層を思考停止にしてしまうことだ。

それは『由(よ)らしむべし、知らしむべからず』の方法そのままなのだが。
マスコミの使命は、今何が起ころうとしているか、その事実をそのまま広めることにあるはずなのだが。

国民は無力だ。
しかし本当に無力なのか。
ここは50年に一度の山場だと思う。
もしこのままいけば、日本人は今以上にモノを言わなくなるだろう。
静かだが、面白くない時代がやってくるだろう。
そしてそのあとに必ず良くないことが起こる。

それは私が生きているうちかもしれないし、死んだあとかもしれない。
しかしそんなことは関係ないではないか。


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