わが市の危機管理は一体全体どうなっているのでしょうね・・・。
レジオネラ菌、これは先日も県民の方がお亡くなりになったと言う記事が千葉版に載っていましたが、特に体が弱っているお年寄りや病弱な人にとっては大変恐ろしい菌です。
それが、市所有の長野県にある蓼科山荘で昨年６月８日に基準値を超える数値が出ていました。
市の管理責任を問われても致し方ないずさんな管理が明らかになりました。
女湯・・・基準値の４３０倍
男湯・・・ ヾ ３３０倍
幸いなことに感染者はいないようですが、当時の市の対応には驚くばかりです。
５月２５日 採取
５月２９日～６月８日 分析（上記の数値が出る）
６月１２日 浴場使用禁止
６月２３日 再検査依頼
６月２９日 基準値以下の数値がでる
問題その1
６月８日に基準値を超える数値が出たにも拘らず、６月１２日まで浴場の使用を禁止していませんでした。
この間、同施設への泊り客は８日０人、９日１３人、１０日５人、１１日０人でしたので、合計１８人が基準値を超えたことが発覚後も浴場を使用した可能性があります。
市側はその後追跡調査をして何もなかったと言うのですが、何もなかったから良いと言うレベルの問題ではありません。
問題その２
「工事中」と利用者に嘘の説明をする
浴場使用禁止後の利用客に対しては、施設近くにある「すずらんの湯」の利用券を無料で配って急場をしのいだそうですが、その時レジオネラ菌のことは一切触れずに、「工事中」を理由にしたそうです。
確かに真相を話すとパニックが起きることが予測できますが、だからと言って利用者を「騙す」ことが許されるわけはありません。
真相を伝え、基準値をクリアー出来た数値が出るまで、保養所を一時停止すべき事柄でした。
勿論保養所を利用していない市民にもホームページや広報等で「お知らせ・謝罪」すべき事項でした。
私はこの問題を２６日予定の決算委員会で取り上げる予定ですが、私が問題にしなければ市側は「だんまり」を貫くつもりだったようです。
「一年中で一番の利用者がある７月８月を目前にして、事の顛末を公表すると利用者がダウンすることが考えられるので公表をしなかった」とのことですが、「市民や市にとっては不利益な情報も、大事なものは速やかに出す」という姿勢が全く感じられない今回の対応は、正に危機管理能力の欠如と言えます。
③指定管理者制度の問題があるのではないでしょうか？
この施設の管理は１８年４月から指定管理者制度が導入され、名乗りを上げた三社のなかから「株式会社リエイ」（以下、「リエイ」と表示）が選ばれました。
（私は反対をしましたが・・。）
そのリエイが管理を開始して直ぐに起きた今回の「事件」です。
それまでは、市は別会社に委託して管理運営を任せていました。
ところが、1８年度から指定管理者を導入することになりました。
目的は、《民間企業等の能力やノウハウを活用して、市民サービスの向上とコスト削減を図る》ことでした。
１７年の秋、１０月１４日、１８日と選定審査会を開き、三回目の１１月２日にリエイが最終決定で決まりました。
その理由が振るっています。
『応募業者の中で最も効果的かつ効率的な施設運営が図れると共に利用率の向上が大幅に見込めるものと判断』してリエイが選定されました。
そもそもサービス向上とコスト削減は両立できるものなのでしょうか？サービス向上はコスト削減をして出来るものなのでしょうか。その二つは、本来相反するものではないでしょうか。聞こえは本当にいいのですが、民間企業等が相反することをするのでしょうか。
「効率的な施設運営」の名の下に、浴場清掃での「手抜き」はなかったのでしょうか？
それまで一度も「基準値を超える」ことなどなかったのに、効率的な運営がはじまった途端の今回の事件は、皮肉と言えばそれまでですが、安易に「効率」を求めることの怖さを教えてくれています。
また、利用率の向上の面でも見事に期待を裏切られました。
１７年度は２８２０人の利用があったのに、１８年度は大幅にダウンして２４８５人でした。
一年間に３３５人もの利用が減るなんてことはこれまで一度もなかった現象です。
利用者数の推移をみますと、
１２年度 ３１５２名
１３年度 ３１３５名
１４年度 ３０８１名
１５年度 ３０２２名
１６年度 ２８２０名
１７年度 ２８２０名
１８年度 ２４８５名
指定管理者制度のあり方を根底から考え直す必要を迫られた事件だったと思います。
レジオネラ菌、これは先日も県民の方がお亡くなりになったと言う記事が千葉版に載っていましたが、特に体が弱っているお年寄りや病弱な人にとっては大変恐ろしい菌です。
それが、市所有の長野県にある蓼科山荘で昨年６月８日に基準値を超える数値が出ていました。
市の管理責任を問われても致し方ないずさんな管理が明らかになりました。
女湯・・・基準値の４３０倍
男湯・・・ ヾ ３３０倍
幸いなことに感染者はいないようですが、当時の市の対応には驚くばかりです。
５月２５日 採取
５月２９日～６月８日 分析（上記の数値が出る）
６月１２日 浴場使用禁止
６月２３日 再検査依頼
６月２９日 基準値以下の数値がでる
問題その1
６月８日に基準値を超える数値が出たにも拘らず、６月１２日まで浴場の使用を禁止していませんでした。
この間、同施設への泊り客は８日０人、９日１３人、１０日５人、１１日０人でしたので、合計１８人が基準値を超えたことが発覚後も浴場を使用した可能性があります。
市側はその後追跡調査をして何もなかったと言うのですが、何もなかったから良いと言うレベルの問題ではありません。
問題その２
「工事中」と利用者に嘘の説明をする
浴場使用禁止後の利用客に対しては、施設近くにある「すずらんの湯」の利用券を無料で配って急場をしのいだそうですが、その時レジオネラ菌のことは一切触れずに、「工事中」を理由にしたそうです。
確かに真相を話すとパニックが起きることが予測できますが、だからと言って利用者を「騙す」ことが許されるわけはありません。
真相を伝え、基準値をクリアー出来た数値が出るまで、保養所を一時停止すべき事柄でした。
勿論保養所を利用していない市民にもホームページや広報等で「お知らせ・謝罪」すべき事項でした。
私はこの問題を２６日予定の決算委員会で取り上げる予定ですが、私が問題にしなければ市側は「だんまり」を貫くつもりだったようです。
「一年中で一番の利用者がある７月８月を目前にして、事の顛末を公表すると利用者がダウンすることが考えられるので公表をしなかった」とのことですが、「市民や市にとっては不利益な情報も、大事なものは速やかに出す」という姿勢が全く感じられない今回の対応は、正に危機管理能力の欠如と言えます。
③指定管理者制度の問題があるのではないでしょうか？
この施設の管理は１８年４月から指定管理者制度が導入され、名乗りを上げた三社のなかから「株式会社リエイ」（以下、「リエイ」と表示）が選ばれました。
（私は反対をしましたが・・。）
そのリエイが管理を開始して直ぐに起きた今回の「事件」です。
それまでは、市は別会社に委託して管理運営を任せていました。
ところが、1８年度から指定管理者を導入することになりました。
目的は、《民間企業等の能力やノウハウを活用して、市民サービスの向上とコスト削減を図る》ことでした。
１７年の秋、１０月１４日、１８日と選定審査会を開き、三回目の１１月２日にリエイが最終決定で決まりました。
その理由が振るっています。
『応募業者の中で最も効果的かつ効率的な施設運営が図れると共に利用率の向上が大幅に見込めるものと判断』してリエイが選定されました。
そもそもサービス向上とコスト削減は両立できるものなのでしょうか？サービス向上はコスト削減をして出来るものなのでしょうか。その二つは、本来相反するものではないでしょうか。聞こえは本当にいいのですが、民間企業等が相反することをするのでしょうか。
「効率的な施設運営」の名の下に、浴場清掃での「手抜き」はなかったのでしょうか？
それまで一度も「基準値を超える」ことなどなかったのに、効率的な運営がはじまった途端の今回の事件は、皮肉と言えばそれまでですが、安易に「効率」を求めることの怖さを教えてくれています。
また、利用率の向上の面でも見事に期待を裏切られました。
１７年度は２８２０人の利用があったのに、１８年度は大幅にダウンして２４８５人でした。
一年間に３３５人もの利用が減るなんてことはこれまで一度もなかった現象です。
利用者数の推移をみますと、
１２年度 ３１５２名
１３年度 ３１３５名
１４年度 ３０８１名
１５年度 ３０２２名
１６年度 ２８２０名
１７年度 ２８２０名
１８年度 ２４８５名
指定管理者制度のあり方を根底から考え直す必要を迫られた事件だったと思います。
