ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

大幅な遅れ

2017年05月24日 | 液状化対策

舞浜地区の市街地液状化対策工事が大幅に遅れています。
第一弾の76宅地の工事完了は3月31日だったはずですが、担当者から聞いた話ですと来年の3月31日に延期するようです。

市は既に負担金の一部を徴収しているとのことですので、当然に担当宅地所有者には延期理由等を詳細に説明していると思っていたのですが、その跡が見られませんでしたので5月15日に「舞浜三丁目市街地液状化対策工事第一弾が遅れている理由を関係市民に配布した文書」と書いて開示請求をしました。
一昨日(22日)「不存在決定通知書」が渡されました。つまり、市としては文書による工事遅延のお知らせは全くしてきていなかったわけです。

負担金の一部も徴収しているのに、工事が遅れている理由を説明をしてこなかったのかは大変疑問です。

そんな中で以下の文書が舞浜三丁目住民に配布されたことが分かりました。


   注:黒枠内には問い合わせ先が書かれてあります。

この文書によると、「高圧噴射撹拌工法による改良体造成工事については、技術的な検討を要する事案が発生した」とのことですが、何を今更・・・の感があります。

私は昨年6月、9月、12月そして今年の3月議会で様々な角度で浦安市が採用した工事の実験をどのようにしてきたのかを質問してきましたが、一度たりとも納得の行く答弁がありませんでした。今更「技術的な検討を要する事案が発生」とは一体どういうことなのでしょうか。

かなりの税金を投入して、綿密な調査をして、世界で初めての工事(既存の建物がある場所での工事は世界初です。)に取り組んだはずです。それが、工事に着工したら「技術的な検討を要する事案」が発生ですか!

一方、弁天45宅地地区には今月16日に「工事対象地区内の一宅地において、工事に協力しない意向が示された」ことが理由でプラントヤード整備工事が一時中断せざるを得なかったようなことを市は言っていますが、舞浜で「技術的検討を要する事案が発生」したことも関係しているのではないでしょうか?舞浜で起きた事案は、全く同じ工法を採用する弁天でも起きる可能性があるのではないでしょうか。舞浜の事案が解決しないでも弁天地区の工事に取り組めるのですか?「工事に協力しない」市民の出現以前の技術そのものに問題があったのではないでしょうか。


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