子どもたちに伝えたことがあるんだ

とりあえず、権力には無条件で逆らう、そうして生きてきた。

大人になって、変わった。
違う考えの人たちがいるのは当たり前、各人それぞれの正義がある。
そして、正義は真ではなく、狭窄な視界と思考のことだ。
多数決の世界が、話し合いを重ね互いに妥協するという、知性を奪った。

今の世界は、ちょっと酷いな。
他者がいない。
そんなに自分が大事なのかなあ。
想像力、それに、他者との距離感、大切だと思う。

小説を書いているのは自身の考えや思いを救い上げ可視化するため。
絵本を作りたいと思った、昨夜。
これは、次の人たちへのバトンを渡すためだ。
先人から受け取ったものを渡す順番が回ってきた、そんな気がしてる。

争いからは何もうまれない。
進化や進歩をするかもしれないが、それは大切なことなのだろうか。
みんなが笑ってられれば、不便だって面倒でも、ぜんぜんいい。
違う考えの人たちが、出来るだけ相手にすり寄ろうとする姿勢。

それより大切なものはない、それを子どもたちに伝えたい。