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『4分間のピアニスト』 2006年
原題 : VIER MINUTEN
監督 : Chris Kraus
この映画の登場人物には、
様々なバックグラウンドがあって、
そこを、はっきり言い切ってしまうことなく、
どれをどこまで信じていいのか、
ちょっと悩ませたまま終わらせるあたりが、
「思考」、「熟考」ということに長けたドイツ風情があって、
とても心地よい物足りなさでしたね。
老ピアノ教師と囚人女性とのピアノレッスンを通しての、
心の通い合いとぶつかり合いが、
イヤと言うほど繰り返され、
それでも、人は怖いほどに純粋で、
自分の持ち得た賜物さえも、
時には憎悪の対象となり、
最後には全てが4分間に凝縮し結実する。
あの演奏はいったいどうやって撮影したのかと思うほど
強烈で、斬新でしたね。
あの主人公の全てがあそこにあり、
最後のお辞儀が彼女なりの答えだったのかと。
すごい作品でした。
怖いほどの秀作。
原題 : VIER MINUTEN
監督 : Chris Kraus
この映画の登場人物には、
様々なバックグラウンドがあって、
そこを、はっきり言い切ってしまうことなく、
どれをどこまで信じていいのか、
ちょっと悩ませたまま終わらせるあたりが、
「思考」、「熟考」ということに長けたドイツ風情があって、
とても心地よい物足りなさでしたね。
老ピアノ教師と囚人女性とのピアノレッスンを通しての、
心の通い合いとぶつかり合いが、
イヤと言うほど繰り返され、
それでも、人は怖いほどに純粋で、
自分の持ち得た賜物さえも、
時には憎悪の対象となり、
最後には全てが4分間に凝縮し結実する。
あの演奏はいったいどうやって撮影したのかと思うほど
強烈で、斬新でしたね。
あの主人公の全てがあそこにあり、
最後のお辞儀が彼女なりの答えだったのかと。
すごい作品でした。
怖いほどの秀作。