『タブロイド』 2004年 Sebastián Cordero監督
人間は、あれ以上でも、あれ以下でもないのだろう。
どちらに転ぶかなどと、そんな複雑なものではなく、
あのまんまなのだろう。
"自分がマノロの立場だったら?" などと想像できるだろうか。
"どうしたらビニシオはあんな犯罪を繰り返せるのか?" などと分析できるだろうか。
そんなことは不要だ。
人間は、あのまんまなのだから。
人は死ぬために生きている。
だから殺されてはいけないのだ。
それでも人は過ちを犯す。
過失であり、故意であり。
繰り返される犯罪と、繰り返されるスクープ・レース。
罪を犯した人が釈放され、新たな犯罪を犯す。
真実を語るべき人が、真実から目をそらす。
そうして、悪夢に目覚める人々が循環する。
たまらなく、重い気持ちにさせてくれるいい映画だ。
加えて・・・・・
ジョン・レグイザモ、名優です。
あの、何かに追い詰められた、と言うより、
自分で自分を追い詰めてしまった時の表情がたまらない。
スペイン語とスペイン語訛の英語が、映画にリズムを与えている。
『アサルト13-要塞警察-』でも、かなりイヤな感じの脇役プエルトリカンを巧みに演じていたけれど、主役なら主役で堂々とカッコ良い。
人間は、あれ以上でも、あれ以下でもないのだろう。
どちらに転ぶかなどと、そんな複雑なものではなく、
あのまんまなのだろう。
"自分がマノロの立場だったら?" などと想像できるだろうか。
"どうしたらビニシオはあんな犯罪を繰り返せるのか?" などと分析できるだろうか。
そんなことは不要だ。
人間は、あのまんまなのだから。
人は死ぬために生きている。
だから殺されてはいけないのだ。
それでも人は過ちを犯す。
過失であり、故意であり。
繰り返される犯罪と、繰り返されるスクープ・レース。
罪を犯した人が釈放され、新たな犯罪を犯す。
真実を語るべき人が、真実から目をそらす。
そうして、悪夢に目覚める人々が循環する。
たまらなく、重い気持ちにさせてくれるいい映画だ。
加えて・・・・・
ジョン・レグイザモ、名優です。
あの、何かに追い詰められた、と言うより、
自分で自分を追い詰めてしまった時の表情がたまらない。
スペイン語とスペイン語訛の英語が、映画にリズムを与えている。
『アサルト13-要塞警察-』でも、かなりイヤな感じの脇役プエルトリカンを巧みに演じていたけれど、主役なら主役で堂々とカッコ良い。
「自分で自分を追い詰めている」まさにそんな感じでしたね。
「後味悪い」と言う人もいるかと思いますが、この映画、結構私は好きです。
TBありがとうございます。
後ほどお邪魔させて頂きますね。
自分もこの映画はかなり気に入ってます。
確かに「後味悪い」映画ですが、
そこが、今の中南米の人々が描きたいと思っている "暗" の部分なのではないかと。
描きたいことを描けているところが、すごくいい映画だと思うのです。