Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

映画 『レセ・パセ[自由への通行許可証]』

2007-05-25 07:46:39 | 映画 「え段」
公開当時シャンテ・シネで観ました。
あまりにも素晴らしくて、三軒茶屋中央劇場でも観ました。

『レセ・パセ[自由への通行許可証]』  2002年
原題 : LAISSEZ - PASSER
監督 : Bertrand Tavernier

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツ占領下のパリが舞台。

主演は脚本家と助監督という二人の映画人。

明日生きることにも必死だった時代。
プロパガンダを強要されながらも、
命懸けのレジスタンス。
パリに美しく生きた人々。

難しいことがわからなくても、
主演の一人、助監督が妻の元に辿り着くために、
昼夜自転車をこぎ続けるその背景の美しさが素晴らしい。
それはそれは、スクリーンでしか味わえない迫力。

それと反するように、街中が戦火に覆われるシーンの迫力。

静の迫力と、動の迫力。

スクリーン故の迫力。

男二人が絡むようで絡まない、ストーリーと複線。

映画を愛する監督だからこその作品。

本編163分。
決して長くない。
迫力もユーモアも緊張もあり、ノスタルジィも。

こんなに素晴らしい映画に出会えるなんて...
そう思える名作。

あぁ、どうにかもう一度スクリーンで観れないものか。
DVDで観るなんて悔しすぎる。


最新の画像もっと見る