チュニジアのベンアリ大統領がエジプトに亡命した。
ベンアリ氏は1987年、無血クーデターで、
約30年在任のブルギバ大統領を追い出し、
大統領に就任した。
秘密警察員を配置したり、政治活動を制限して、
強権的な手法で5期23年にわたり政権を維持してきた。
どうしても人は権力の座に着くと、
そこに執着するように変わってしまうのでしょう?
今回はベンアリ大統領の反対デモが収まらず、
大統領が治安部隊に対し、
デモ隊に発砲しないように支持を出したり、
14年の次期大統領選に立候補しないと発表したりしたが、
デモは収まらなかった。
それほど人々の不満が大きかったということなのでせう。
死者は、政府発表で23人、
人権団体の集計で60人を超える。
ガンヌーシ首相が、大統領権限を引き継いだが、
彼もベンアリ大統領の側近だったため、
またデモの計画があるそうだ。
混乱が一日も早く収まることを望む。