1950~60年代にキューバなど中南米各地で活躍した伝説的な革命家、エルネスト・チェ・ゲバラについて、英外交当局が「洗練され、かつ魅力的」と評価していたことが20日、機密指定を解除された政府報告書で明らかになった。68年作成の「キューバの指導者たち」と題する同報告書は、英国立公文書館で公表された。
それによれば、ゲバラは「冷淡でごう慢ながらも、同時に教養があり、当たりが柔らかだった」と分析。英政府が、59年のキューバ革命で指導的役割を果たしたゲバラを、同国の最高実力者であるフィデル・カストロ氏(現国家評議会議長)に次ぐ影響力を持つ人物とみなしていた事実が判明した。
それによれば、ゲバラは「冷淡でごう慢ながらも、同時に教養があり、当たりが柔らかだった」と分析。英政府が、59年のキューバ革命で指導的役割を果たしたゲバラを、同国の最高実力者であるフィデル・カストロ氏(現国家評議会議長)に次ぐ影響力を持つ人物とみなしていた事実が判明した。