猫人雑記

「あたしのにゃにゃにゃにゃんな毎日」
マレーシアからの帰国子女3匹+1匹+人間たちの徒然

はじまりは黒猫

2010-11-04 | 猫との暮らしの中で...
急に涼しくなり、、というか、、

決してもう「涼しい」ではありませんね(汗
ブログを放置しっぱなしのうちに、
ホットカーペットが仲間入りです。

(ここは放置していたのですが、お友だちやお気に入りにはお邪魔させてもらっています)


秋を通り越して冬になってしまった今日この頃ですが、
めずらしくも物静かな、おだやかな時の流れを感じることができています。
身体はあわただしくとも、気持がゆったり... そんなかなぁ??

そんな時って、色々なことが思い出されたりするものなのでしょか...



新婚旅行ですらバリバリの日本「京都」、(←いきなりですが~ 話が飛ぶ飛ぶ(@_@;))
若い時に行きたかった所は「北海道」…
勤めているときにも海外旅行を夢見たことなど1度もなく。
そんなあたしが海外駐在ですから、生きていると何があるのかわかりませんね。


話を戻して、、

9年前といえば、
娘らも幼くて休みの日ともなれば家族揃って出掛けてばかりいました。
そんな我が家ですから、生き物を飼うこととは縁遠く、
物心ついた娘1が数回ほど「何かを飼いたい」と口にはしたものの、

「うちには○○ちゃん(←次女の名前)がいるから無理でしょ?」

このひと言で娘1納得(@_@;)
...なぜならば、、実の母親から100万円もらっても○○ちゃんだけは預かれない…と。
実家でも預かってもらえなかった娘2ってかなり...


外出多し、手の掛かる幼児。。

犬や猫がいる生活を想像したことすらありませんでした。

ただ、、あたしもダンナも「いつか犬と暮らしたいねぇ…」と話したことはありましたが、

「大型犬と暮らしたい」ダンナ、
「その大型犬と家の中で暮らしたい」あたし、、

この超極狭な我が家ですから、非現実極まりないものでしかありませんでした。


9年前、キャンプ場でジジがあたしたちの前に現れてからも、まだ我が仔にしようなどと思わず、

「このままおいては帰れない?」

そんな自分の気持ちに気付いたのは、キャンプを引き上げて家に帰る前の日の夜でした。


突如あたしとダンナにわき起こった「このままおいては帰れない?」な気持ち。

その夜も娘らが寝静ってから現れたその子猫は、おそらくデイキャンプに訪れる人たちが食べ散らかした物を口にして生き抜いてきたのでしょう...
けれども、その夏も終わりに近づき、デイキャンプの季節も終盤、そうしたらこの子猫は?

そんな気持ちからの「このままおいては帰れない」だったと思います。

その夜にダンナと決めた結論は「もしも明日帰るまでに現れたら連れて帰ろう」でした。


そうなってもまだ猫との暮らしの実感などがありませんでしたし、
戸惑いがあったのを覚えています。

今でこそ犬猫事情をそこそこ知ることとなりましたが、当時は全くの無知。

「この仔ははたして我が家に連れていかれてシアワセなのだろうか?」
「我が家に行ったら完全室内飼いを余儀なくされ、それでもいいんだろか?」


完全室内飼いは決して猫にとって不幸なことではない、、
それどころかそのほうが良いに決まっている、、


と学んだのはそれから後のことでしたから、

完全室内飼いはかわいそう..... そんな考えが戸惑いになったのだと思います。



具体的な話をすることもなく当日。

来るだろか?来ないだろか?... 気ぜわしく片づけをしていたことを覚えています。


うちの仔になりたかったら現れて~と思う気持ちと、そうでない気持が半分半分。

刻々と時間が迫り、やっぱり来なかった...
これでよかったんだ、これでよかったんだ...

そんな風に自分に言い聞かせていたとき、

「子猫いたよ~~」の娘たちの声。

どうやら帰る前にもう1度会っておきたかったようでした。


もし現れたら連れて帰る... そのことは娘たちには話していませんでしたし、
「うちでは飼えない」と幼心ながらにわかっていた娘らでしたから、
子猫を連れて帰るなどとは微塵にも思っていなかったことでしょう。


「つかまえろ~!!」とのダンナの声にさぞかし驚いたことでしょう。


なぜに? どうして? えっ?????????????


子猫にかごをかぶせて簡単に御用。


それでもまだ戸惑う気持ちのあたしに、

「おいてはいけないだろ?」と。



それから9年と数カ月。

今ではいとしくてたまらないジジちゃまがすぐ横で寝息をたてて寝ています。
ぷっくぷくにメタボちっくなお腹を見せながら。





こんな頃もあったのね...
(写真を撮影、画像わるくてごめんなさい、前出の写真でごめんなさい)