グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

たった一人でも不服従を貫けば

2013-02-12 23:49:11 | 2.11集会
※私たちは黙らない!2.11全国集会に参加された方がフェイスブックにコメントされていました。ご本人の了承のもとに紹介します。

Naoko Makita
田中さんが、「根津さんはご自分では言わないけれど、きっと後に続くものを信じて走った」と言われましたよね。デモで根津さんとご一緒して新大阪まで見送りました。根津さん、照れていました。「抵抗し続けることに負けはない、たった一人でも不服従を貫けば、誰かがきっと引き継ぐ」悲壮な感じでなく、田中さんが飄々と言われると、ほんとにそうだ、と。職場でつら~い思いをしているだろう先生たちを励ます言葉でしたよね。
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日の丸君が代・競争・強制の押しつけに反対するネットワークをつくろう

2013-02-12 12:47:55 | 2.11集会

※私たちは黙らない!2,11全国集会に先だって2月10日全国交流会が開催されました。

その様子をグループZAZAの一員である山田肇さんのブログ「ブラックボードに義」より転載します。

http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/yamada55132

「『日の丸』『君が代』と『競争』『強制』の押しつけに反対する全国ネットワークをつくろう

今日、2月11日は、すでにお知らせしたように、
「私たちは黙らない全国集会」ですが、
昨日、2月10日は、その集会に来られる人達との全国交流集会がありました。

根津公子さんはじめ東京の被処分者の人たち、神奈川、千葉、愛知、
そして、遠くは宮城県から来られた人達の発言を聞きました。
大阪からは、私をふくめたグループZAZAのメンバー、
門真3中への『君が代』処分をただす会等が発言しました。

全国各地からの発言のあと、
議論は「『日の丸』『君が代』と『競争』『強制』の押しつけに反対する
全国ネットワークをつくろう」という2.11集会実行委員会事務局からの
提案と、それについての議論にうつっていきました。

実行委員会事務局提案の文書に、いいことばがありました。
「職務命令」と「処分」~
強権化する『日の丸』『君が代』強制に抗することの意味
・・・『君が代』処分にこそ、教育への政治介入の本質が凝縮
   教職員の抵抗が絶えた後には、子どもたちへの強制が牙をむく
   『心』の教育、『愛国』心、忠誠心、歴史認識等
私たちが沈黙してしまわない限り、強制反対の世論拡大はある
「憲法改悪」への動きの前にある安倍の「教育再生」に反対する全国的運動へ
・・・全国の取り組みがつながることの重要さ
新たな全国ネットワークの結成へ!

安倍の「教育再生実行会議」・・・すでに義家が法案をいくつも準備していて、
7月参議院選のあと、一気に出してこようとしているという。
また、橋下が大阪でやっていることを、安倍が全国化しようとしている。
その動きに抗する全国ネットワークの結成を!ということです。

その全国ネットワークの結成に大賛成です。
そのためには、大阪の運動・闘いをもっと幅広くかつ先鋭的に
つくりだす必要があると思います。
まずは大阪のネットワークですね。
というふうに思いますが、私は、「山田さんを支える会」というのを
高槻でのネットワーク的なものとして、もっと大きくしていきたいと
思います。
『君が代』ピアノ伴奏通達、「授業アンケート」など、次から次へと
橋下・維新の会の言うがまま、いや、その一番の番頭みたいに
やってくる高槻市教委に抗する怒りの運動を
現場にいなくて、残念ですが、現場で苦闘し格闘する仲間と
いっしょに、つくっていきたいと思います。

 

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「絶望するには素敵な人が多すぎる」田中伸尚さん講演~2.11全国集会~

2013-02-12 12:28:25 | 2.11集会

※昨日の2.11全国集会の様子を、グループZAZAの一員である山田肇さんのブログ「ブラックボードに義」より転載します。

 http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/yamada55132

「絶望するには素敵な人が多すぎる」田中伸尚さん講演・2.11全国集会

昨日、『日の丸・君が代』強制ええんかい! 『競争』『強制』の教育でええんかい!
私たちは黙らない!2・11全国集会が、大阪市天王寺区民センター・ホールで開かれました。
700人もの参加があり、内容的にも、とっても素晴らしい集会になりました。

大阪からも、今まで、同じ場で聞くことができなかった
発言する保護者ネットワークの方や朝鮮学校関係の人達の発言など、
広範囲の人達の発言があって、橋下に抵抗する人達がたくさん集まった集会となりました。
橋下・安倍の教育破壊の数々の攻撃に対して、たくさんの人が手をとりあって反撃していく
全国ネットワークつくりに向けて、大きな出発点になる集会でした。

集会のメインは、「絶望するには素敵な人が多すぎる-戦後史最大の曲がり角に立って-」
とタイトルをつけた、田中伸尚さん(『日の丸・君が代の戦後史』『良心と義務』岩波新書)の講演でした。 

田中伸尚さんは、
「井上ひさしは、組曲『虐殺』という劇の中で、 
“絶望するには素敵な人が多すぎる。希望を持つには邪悪な奴が多すぎる”と言ったという。
そこから、タイトルを借りた。
絶望と希望のあいだをつなぐ“橋”“太い綱”は、攻撃に抗う人々、抵抗する人達だ。

『君が代』ピアノ伴奏を拒んだり、不起立をした人々だけが『素敵な人』ではない。
それに連なる隣人、同僚、市民も『素敵な人』だ。その人らが、希望につなぐ“橋”となる。
『素敵』は、あくまで、抵抗の中にある。

今、雑誌『世界』で、「1930年代の未完の戦時下抵抗」という連載をしている。
戦時下の抵抗はゼロではない。さまざまな抵抗があった。
その抵抗を、立派だったと言うと、まねできないとなる。
その闘いのバトンを受けとって、自分たちが、どう引き受けるか?
戦時下、治安維持法で4回も引っ張られながら、反戦歌を作曲した、吉田たかこ。
江口喚、たてののぶゆきは、転向したと言われた。でも、二人は一言も弁明しなかったが
小林多喜二の生原稿を金庫に補完し、伏せ字だらけの本が、戦後、ちゃんとしした本になった。

そして、今、橋下・維新の会や安倍の下で、ナショナリズムと排外主義が吹きあれ、
『日の丸』『君が代』の攻撃、戦争ができる国づくりへと動き出している。
でも、「まだ、まにあう」じゃなくて、まだまだ、まだまだ、間に合う。
それは、それに抗う闘いがあり、抵抗する人達がいるからだ。
東京の田中聡史さんは、根津公子さんの闘いを受け継ぎ、
東京で不起立をゼロにしたらダメだと、一人でも、不起立をやった。
根津さんから田中さんへ、抵抗のバトンがしっかり受け継がれた。
終わりなき抵抗には負けはない。希望に続く。
誰かが抵抗を続ければ、必ず次に続く。」

そして、この話の続きに、なんと、なんと、私がでてくるのです。
「『良心と義務』の中に、ギリギリすべり込みで書くことができたが、
高槻市の教員、山田さんは、着席行為を「非行」と言われたのに対し、
「職務命令まで出して強制することこそ非行」と教育委員会を厳しく批判した。
この精神だ、この抵抗だ。これが、絶望から希望へとつなぐ“橋”となる。」と。

橋下に抵抗する大阪の不起立の闘いを、もっと大きく!
希望へとつづく、抵抗の闘いを!みなさん、今から始めよう!

でも、ただひとつ、最大に残念だったことは、集会で根津さんの発言がなかったことです。
停職6ヶ月等の数多の処分にも屈せず、(その過程は本当に心も体も大変だったと推察します)
クビまで覚悟しても、不起立をつづけたという、この根津さんの闘いを
根底に据えないような集会や闘いではだめだと思います。闘いの、その質に関わります。
ただ一つ、救われたのは、名古屋の小野さんが、発言の中で、
根津さんをクローズアップしてくれたことです。
集会に参加している根津さんに起立を促し、「根津さんも参加しているぞ」
とみんなに紹介してくれたことです。これで、少し、救われました。 

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