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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

One for All ! All for one !(25)

2013-02-01 23:39:53 | 渡部通信
※東京の闘い、大阪の闘い、私たちはつながっています。渡部秀清さんからのメールです。
 
 
2003年「10・23通達」から10年!
2013年『2・3総決起集会』が近づいてきました。
 
1月17日の都教委要請行動の写真ややり取りについては、
 「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス

   http://houinet.blogspot.jp/

をご覧下さい。
 
そこではまず、
「要請内容を事前に出す必要はない」ことが確認されました。
当然です。もし必要ならこちらから自主的に出し、
要請の場で交渉するでしょう。
 
それとも、もし事前に出せば、
担当部局の責任者が誰か来て、
交渉に応じるのでしょうか。
しかしこれまで都教委は、こちらの要請に対しては、
教育情報課が窓口(防御壁)となり、
一度も担当者を出してきたことはありません。
 
しかも今回も、その教育情報課・課長は、
「今日は話を伺うだけです。聞かれても応答はなしです。」
と言っている有様です。
 
文部科学省でも、他道府県でもこのようなやり方はありません。
反対者には扉を閉ざし、批判を受け入れようとしない、
硬直化した異常な体質の都教委です。
(いじめや体罰で「現場の体質」が問題に
されていますが、その根源にはこうした
「上部の体質」があるのです)
 
要請の内容は、主に、田中聡史さんに対する
「再発防止研修」の異常さについて追求するものでした。
どうぞブログをご覧下さい。
 
またブログには、1月26日に開かれた、
<河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇を許さない会>の
『国旗に一礼しない村長の講演会』の様子も
写真入りでアップされています。
 
現在、卒業式を前に私たちは、
< 河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会>とともに、
都庁前ビラまきを続けています。
<解雇させない会>は第2、第4木曜日の<朝>、
私たちは第1、第3木曜日の<夕方>です。
 
昨日(1月31日)には包囲ネットの仲間5人で
200枚ほど撒きました。(ビラの内容はブログを見てください)
<夕方>は<朝>と違って、帰宅時間がまちまちなので
<朝>ほど撒けませんが、それでも私たちは続けています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ところで、この間の「体罰」について、
いくつか述べておきたいと思います。
 
大阪の市立桜宮高校の「体育課」の入試中止について
橋下市長は「素晴らしい決定」と言っています。
そして多くの評論家なども評価しています。
 
しかし何が「素晴らしい」のでしょうか。
それは他でもなく、彼が「体罰」事件を口実にして、
市立高校(体育科から)を潰し、
府立高校に移管することへの第一歩を
切り開くことができたからではないでしょうか。
それは、金のかかる体育課ではなく普通科にして、
府立の体育科を定員増にしたことにも表れています。
 
「体罰」を容認していた彼の体質は全く変わっていません。
それは受験生・在校生・保護者らの声を
全く考慮しないところにもよく表れています。
あれだけ多くの生徒・保護者たちが悩み苦しんでいるのに
彼は晴れやかな顔で「素晴らしい決定」と言ってのけるのです。
 
「体罰容認の<体質>を変えることが大事」と
多くの評論家らは述べていますが、彼らが、
その一番の責任者である橋下市長の<体質>を糾弾し、
責任を追求しようとしないのは全くの誤りです。
多くの評論家も橋下市長同様、責任はすべて
生徒・保護者・教職員に押し付けているのです。
 
次に、女子柔道の監督の「体罰」についてです。
これについて、「オリンピック招致が危ぶまれる」
と声高に述べられています。
 
しかし、「危ぶまれる」ではなく、
本当に「体質」を変えたければ、
よく高校の部活がそうする(される?)ように、
日本は「オリンピック参加を自粛すべき」であり、
自主的に「オリンピック招致活動を降りる」べきです。
 
「危ぶまれる」と言うところに、
オリンピックによる(国威発揚、景気回復が)
「危ぶまれる」という本音がよく現れていると思います。
 
前にも書きましたが、「体罰」と「日の丸・君が代」強制は、
権威・権力で人々を押さえつけるという点で同じ体質です。
また、「体罰」は軍隊とも無縁ではありません。
それは「体罰」が横行していた
戦前の軍隊と学校を見れば明らかです。
 
「日の丸・君が代」強制に反対することこそが
「体罰」をなくする道につながるのです。
また、「体罰」に反対することは、
「日の丸・君が代」」強制反対と結びつく必要があるでしょう。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  (10・23通達から10年!)『2・3総決起集会』
 
<日 時> 2013年2月3日(日) 13:30開会
<場 所> 杉並区阿佐ヶ谷 産業商工会館
             (JR阿佐ヶ谷駅南口下車5分)
<主 催>都教委包囲首都圏ネットワーク
<内 容> ・今までの闘いを振り返る総括的発言
        ・分限免職をさせない闘いの発言
        ・大阪からの発言 他
<スローガン>
(メイン) ・10・23通達撤回! ・「君が代」処分撤回!
(サブ)
     ・校長による学校運営の独裁をやめさせ、
              教職員の協力と協同を回復しよう!
     ・教職員の団結で業績評価をとめ、賃金差別を廃止しよう!
     ・非正規雇用拡大反対、雇用差別をやめろ!
     ・貧困による差別に反対し、いじめをなくそう!
     ・競争をあおる学力テストを廃止しよう!
     ・教科書採択は現場の声に従え!
     ・排外主義をあおり、戦争につながる愛国心教育を廃止しよう!
<主催>都教委包囲首都圏ネットワーク
 
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この「One for All ! All for one !」のメールは、
この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった
田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
 
11月7日の東京高裁判決は田中さんにも有利に働くと思います。
(その後の第二次安倍内閣の誕生も気になりますが)
 
************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス

http://houinet.blogspot.jp/

「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ

ttp://homepage3.nifty.com/hinokimi

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声を出し続けていくこと、その声を大きくすること~根津公子さん~

2013-02-01 23:26:31 | 東京の根津公子さんからのメール

※東京の根津公子さんからのメールです。「君が代」不起立の運動は、東京、大阪、全国につながっていきます。

■「君が代」不起立を続ける教員に対し、「重い処分」や分限免職をさせない取り組みについて

 東京の「君が代」不起立・被処分教員に対する再発防止研修が、昨春からそれまでとは性格を異にし、回数は20回を超えるなど、格段と強化されたこと。昨春からの再発防止研修は、ゆくゆくは「これだけ研修の機会を与えたのに反省がなかった」として、昨年の1・16判決が原則禁止した「戒告を超える重い処分」や分限免職を狙っていることについて、これまで何度か、皆さんに訴えてまいりました。

 不起立を続ける教員(田中聡史さんほか)を「重い処分」や都教委が最も狙っているであろう分限免職にさせないために、都教委への要請等の他に、河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会では第2、第4の木曜日の朝、そして、都教委包囲・首都圏ネットでは第1、第3の木曜日の夕刻、都庁前でチラシをまき、情宣を続けています。

 チラシの受け取りはいいとは言えませんが、私たちの存在を知っていて、ご自分から手を出してくれる方が多いです。激励やお礼のことばがけをしてくださる方もいらっしゃいます。
 一昨日のチラシまきでは、私が手渡した人の中に、20代と思われる人が何人もいました。ご自分から手を出されて、「ありがとうございます」と言われたり、会釈をされたりという方たちでした。「非正規雇用」で都庁で働く方かな、と頭をよぎりました。

 こうした私たちの行動に、都教委は警備員を使って報告をあげさせています。第2、第4の木曜はチラシまきの後、教育委員会定例会を傍聴しているのですが、チラシまきの参加者が多い時には、定例会が行われる30階は、びっくりするほど大勢の都教委の職員が廊下に並んでいます。チラシまきの人数が多くない時でも6~7人の職員が、多い時には20人もの職員が20メートルほどの長さの廊下に立っています。私たちが何をするわけでもないので、立つことが仕事なのですね。都教委のピリピリ感がわかると思います。

 権力を持つ者は、市民が黙っていないことに一番恐れるのですから、声を出し続けていくこと、その声を大きくすることをしていきたいと思います。2004年当時、「3回不起立で免職」と言っていた都教委ですが(=私も河原井さんも、当時、校長から聞かされました)、私たちをクビにできなかったのは、全国の大勢の人たちが動いてくださったからでした。その体験から私は、都教委に見える行動を、と思うのです。

 チラシまきに参加してくださる方がいらっしゃいましたら、お知らせください。
また、どうぞ都教委に、「君が代不起立処分を止めろ」「再発防止研修を使って、重い懲戒処分や分限免職をするな」と、声を届けてください。

■集会へのお誘い


 「日の丸・君が代」強制に反対!板橋のつどい2013 
 2月2日(土)14時~16時半
 板橋区立グリーンホール2階 男女平等推進センター内会議室
  (東武東上線大山駅下車4分/地下鉄三田線板橋区役所前駅下車5分)
  ・講演「学校を取り戻すために」 高嶋伸欣さん(琉球大名誉教授)
  ・現場からの報告
 主催は、学校と地域をむすぶ板橋の会
 板橋は田中聡史さんの勤務校の地です。
 ご存じと思いますが、2月3日は、都教委包囲・首都圏ネットの10・23通達から10年!総決起集会です。
 13時半から杉並区阿佐ヶ谷産業商工会館(阿佐ヶ谷駅南口下車5分)

■河原井・根津の2007~2009年不起立処分取消訴訟の傍聴のお願い

 2月4日(月)11:30~ 東京地裁527号法廷で、2007年の件(河原井さん:八王子東養護学校 停職3ヶ月、 根津:町田市鶴川
二中 停職6ヶ月)で、証人尋問に向けて証人申請していたことについての審議となります。
 根津については、「過去の処分歴」のどれもが「積極的な妨害」であり「校長を批判する」ものであり、「学校の規律や秩序」を乱したものであるから、停職処分は妥当とした最高裁判決を覆していかねばなりません。
 傍聴をお願いできたら、ほんとうにありがたいです。





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