※東京の根津公子さんからのメールです。「君が代」不起立の運動は、東京、大阪、全国につながっていきます。
■「君が代」不起立を続ける教員に対し、「重い処分」や分限免職をさせない取り組みについて
東京の「君が代」不起立・被処分教員に対する再発防止研修が、昨春からそれまでとは性格を異にし、回数は20回を超えるなど、格段と強化されたこと。昨春からの再発防止研修は、ゆくゆくは「これだけ研修の機会を与えたのに反省がなかった」として、昨年の1・16判決が原則禁止した「戒告を超える重い処分」や分限免職を狙っていることについて、これまで何度か、皆さんに訴えてまいりました。
不起立を続ける教員(田中聡史さんほか)を「重い処分」や都教委が最も狙っているであろう分限免職にさせないために、都教委への要請等の他に、河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会では第2、第4の木曜日の朝、そして、都教委包囲・首都圏ネットでは第1、第3の木曜日の夕刻、都庁前でチラシをまき、情宣を続けています。
チラシの受け取りはいいとは言えませんが、私たちの存在を知っていて、ご自分から手を出してくれる方が多いです。激励やお礼のことばがけをしてくださる方もいらっしゃいます。
一昨日のチラシまきでは、私が手渡した人の中に、20代と思われる人が何人もいました。ご自分から手を出されて、「ありがとうございます」と言われたり、会釈をされたりという方たちでした。「非正規雇用」で都庁で働く方かな、と頭をよぎりました。
こうした私たちの行動に、都教委は警備員を使って報告をあげさせています。第2、第4の木曜はチラシまきの後、教育委員会定例会を傍聴しているのですが、チラシまきの参加者が多い時には、定例会が行われる30階は、びっくりするほど大勢の都教委の職員が廊下に並んでいます。チラシまきの人数が多くない時でも6~7人の職員が、多い時には20人もの職員が20メートルほどの長さの廊下に立っています。私たちが何をするわけでもないので、立つことが仕事なのですね。都教委のピリピリ感がわかると思います。
権力を持つ者は、市民が黙っていないことに一番恐れるのですから、声を出し続けていくこと、その声を大きくすることをしていきたいと思います。2004年当時、「3回不起立で免職」と言っていた都教委ですが(=私も河原井さんも、当時、校長から聞かされました)、私たちをクビにできなかったのは、全国の大勢の人たちが動いてくださったからでした。その体験から私は、都教委に見える行動を、と思うのです。
チラシまきに参加してくださる方がいらっしゃいましたら、お知らせください。
また、どうぞ都教委に、「君が代不起立処分を止めろ」「再発防止研修を使って、重い懲戒処分や分限免職をするな」と、声を届けてください。
■集会へのお誘い
「日の丸・君が代」強制に反対!板橋のつどい2013
2月2日(土)14時~16時半
板橋区立グリーンホール2階 男女平等推進センター内会議室
(東武東上線大山駅下車4分/地下鉄三田線板橋区役所前駅下車5分)
・講演「学校を取り戻すために」 高嶋伸欣さん(琉球大名誉教授)
・現場からの報告
主催は、学校と地域をむすぶ板橋の会
板橋は田中聡史さんの勤務校の地です。
ご存じと思いますが、2月3日は、都教委包囲・首都圏ネットの10・23通達から10年!総決起集会です。
13時半から杉並区阿佐ヶ谷産業商工会館(阿佐ヶ谷駅南口下車5分)
■河原井・根津の2007~2009年不起立処分取消訴訟の傍聴のお願い
2月4日(月)11:30~ 東京地裁527号法廷で、2007年の件(河原井さん:八王子東養護学校 停職3ヶ月、 根津:町田市鶴川
二中 停職6ヶ月)で、証人尋問に向けて証人申請していたことについての審議となります。
根津については、「過去の処分歴」のどれもが「積極的な妨害」であり「校長を批判する」ものであり、「学校の規律や秩序」を乱したものであるから、停職処分は妥当とした最高裁判決を覆していかねばなりません。
傍聴をお願いできたら、ほんとうにありがたいです。