以前、リハビリ散歩を二人でしていた時に知り合った方と出会いました。挨拶をして互いの近況を話し合いました。聞けば一緒に散歩していた犬が2年前に亡くなったので、歩くことが少なくなったそうです。歩道わきの垣根に常緑ガマズミがあったことから、草木の話になり、庭には金食い松があるとのこと。松は職人により管理が欠かせないとのことで、偕楽園出入りの造園業者の職人に来ていただいているとのことでした。
樹齢およそ150年になる立派な黒松です。
その方のお爺さんのお父さんは研ぎ師であったそうです。
明治の初めころ、水戸藩の剣道場東武館の小澤館長から刀を研ぐことを依頼されたそうです。
刀の研ぎ代として、東武館の近くの自宅の庭の斜面にある小澤の滝のちかくにあった黒松をくださったそうです。それが今も庭にあるわけです。ということで推定樹齢は150年にはなるわけです。
その方のお爺さんのお父さんは研ぎ師であったそうです。
明治の初めころ、水戸藩の剣道場東武館の小澤館長から刀を研ぐことを依頼されたそうです。
刀の研ぎ代として、東武館の近くの自宅の庭の斜面にある小澤の滝のちかくにあった黒松をくださったそうです。それが今も庭にあるわけです。ということで推定樹齢は150年にはなるわけです。
何と珍しい記念の黒松でしょうか。枝ぶりもよく、堂々とした大木を管理し続けてこられたそうです。
松くい虫からもまもられ、枝ぶりもよく保ってこられました。
松くい虫からもまもられ、枝ぶりもよく保ってこられました。
この黒松をいただいたのは明治の初めころというので、おそらくは初代館長ではないかと考えられます。
東武館初代館長は小澤寅吉政方。北辰一刀流。
明治7年1月1日44歳 自邸内に東部館創設
以下7代を経て現在にいたる。詳しくは水戸東武館の沿革を参照ください。
東武館初代館長は小澤寅吉政方。北辰一刀流。
明治7年1月1日44歳 自邸内に東部館創設
以下7代を経て現在にいたる。詳しくは水戸東武館の沿革を参照ください。
この黒松は小澤館長の自邸内の斜面にある小澤の滝の近くにあったそうです。
現在東武館からそれほど遠くない位置に「小澤の滝」という場所があります。
現在東武館からそれほど遠くない位置に「小澤の滝」という場所があります。
以下はGoogle Mapを借用しています。
右下の緑色が水戸東武館で左上の緑色が小澤の滝です。
小澤の滝の位置は、東武館の北西、直線距離で約200mです。
東武館は水戸台地の標高約30mで、小沢の滝は標高約6mですから、約24mも斜面を下った場所です。写真の左上から右下にかけて、茶色と黒の色の濃い部分が斜面です。少なくともこの範囲が自邸としても、かなり大きな屋敷があったことがうかがわれます。
現在の小澤の滝です。湧水の小川が池に流れ込んでいます。現在は滝らしいものがありませんが、当時は水量も現在よりも多かったと思われ、あるいは滝らしい滝があったのでは考えます。
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