百日紅の花がもう長い間咲いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/44/c4f793c186786204d12b45e0505cdcea.jpg)
名前の由来は百日にもわたって咲き続けるという意味があるのでしょう。
100日といえば3か月強、そんなに長い間咲いているんかどうか。真偽のほどはともかく長い花期です。同じ百日の名がある百日草のほうがサルスベリよりも長い間咲き続けるように思われますが比較したわけではありません。もっと長いのはチェリーセージで庭では4月から12月まで実に270日、暖冬なら1月まで、暖地なら1年中咲くのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c6/2bbd5630d13581b70d054125d05627f1.jpg)
でも今日の内容はサルスベリの花のことではなくて葉についてです。ハハハハハ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/9d/6762ac16123c56b4c88183d98cfa41ac.jpg)
百日紅の葉のつき方はちょっと変わっています。上の画像はサルスベリの枝に着いている葉の様子です。一見対生のようにみえます。同じところに葉が2枚ついています。0と1、2と3、4と5、6と7がそれぞれ左右に対生しているみたいです。でもよくよく見ると同じ位置にではなく少しずれた位置についています。完全な対生ではありません。厳密には互生です。
それで、枝の下から順に葉の並びを見てみると、
0左側、1右側、2左側・・・と左右が交互なら互生なのですが、おっと、2は1と同じく右側です。
順を追って左右を書き表すと、0左、1右、2右、3左、4左、5右、6右・・・と左右に2枚ずつならんでいます。
この葉のつき方をコクサギ型葉序というそうです。つまりコクサギを代表するいくつかの草木の葉がこのような変わった葉のつき方をしています。ネットでコクサギ型葉序で検索すると出てきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/7d/9c75935b3a9ccd5a46595e3bf851f57c.jpg)
シマサルスベリの葉のつき型はサルスベリのような一見対生に見えるのとはちがって、比較的等間隔に葉がつきます。注意して見ないと互生かと思いますが、やはりコクサギ型葉序です。
1と2はちょっと対生みたいに近いですが、それ以降はほぼ等間隔に葉がついていて、下から順に2と3が左、4と5が右、6と7が左です。ミカン科のコクサギの葉がこのような葉のつき方をしていて、これをコクサギ型葉序というそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/c7/4c46112f6e8135cbb30340d7af063d49.jpg)
ところが、今日見つけたサルスベリの葉のつき方がコクサギ型葉序ではないことに気が付きました。ちょっと見ると三輪生のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/6e/29ea8088c61fe50f4ad35244fafaeb5b.jpg)
3枚の葉が同じ場所から出て輪生しているようです。
でも葉のついている位置が微妙に違います。疑似三輪生としておきましょうか。
たとえばミツバベンケイソウは同じ位置から3枚の葉が出てくるもので完全な3輪生です。もっともミツバベンケイソウは2枚の対生のものから、3枚、4枚の輪生のものまで株の勢いのよさによって変わりますが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/17/df226328210eca7092f5a307b9904f77.jpg)
この疑似三輪生の葉のつき方を見やすくするために葉を切り詰めて見ました。一箇所に3枚ずつついているのがよくわかります。
しかし微妙に葉の位置がずれていて、完全な三輪生ではありません。それで仮に疑似三輪生としました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/85/0d5e28b8ede12ecc9a46859e6c51be20.jpg)
この疑似三輪生の葉がついていたサルスベリは、夏以降に出た新梢でした。実は10年ちょっと前に植えられたサルスベリの幹を、この夏に根元から切ってしまいました。その切り株から勢いよく出た新しい枝です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/19/1ff617d3d06dc34a75da0c54a83fe244.jpg)
枝の先端も3枚の新葉がついています。
イチョウの葉の形は、木が若いとき、幼苗のときの葉の形と老木になってからの葉の形に違いがみられます。そして若いときの葉は原始的というか遠い祖先の葉の形に似ているそうです。
もしかしたらこのサルスベリの葉のつき方も、イチョウの葉の形が先祖がえりするように先祖がえりしたのかなと想像の翼を広げたのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/95/1c74e45a178fb964c5346890340d31b9.jpg)
この若い百日紅の枝は断面が六角形をしています。木肌の色は白っぽい緑色と茶色の面がほぼ半分あり、日当たり面が色が濃いのかなと思いました。また稜のいろも濃い色です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/63/4d296032a0e132deb7cfea270aa23eef.jpg)
枝の断面を上からみて、それぞれの面に1から6まで反時計回りに番号をつけました。そして下から順に葉のついている位置を番号で表してみました。
下から順に上にゆきます。
1段目 6 2 4
2段目 1 3 5
3段目 2 4 6
4段目 3 5 1
5段目 2 4 6
6段目 3 5 1
7段目 2 4 6
8段目 3 1 5
9段目 2 4 6
10段目 3 1 5 (枝の先端)
先端に行くほど2枚目と3枚目の高さがほぼ同じ場合があって見分けにくく間違いもあるかもしれません。
ほぼ規則性があるようにも思われます。サンプルが1個なので何とも言えません。サンプル数を増やすと何か見えてくるかもしれませんね。
いずれこの規則性をはっきりさせて、この規則に名前を付けてみたいものです。
原始百日紅型葉序とかもいいですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/44/c4f793c186786204d12b45e0505cdcea.jpg)
名前の由来は百日にもわたって咲き続けるという意味があるのでしょう。
100日といえば3か月強、そんなに長い間咲いているんかどうか。真偽のほどはともかく長い花期です。同じ百日の名がある百日草のほうがサルスベリよりも長い間咲き続けるように思われますが比較したわけではありません。もっと長いのはチェリーセージで庭では4月から12月まで実に270日、暖冬なら1月まで、暖地なら1年中咲くのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c6/2bbd5630d13581b70d054125d05627f1.jpg)
でも今日の内容はサルスベリの花のことではなくて葉についてです。ハハハハハ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/9d/6762ac16123c56b4c88183d98cfa41ac.jpg)
百日紅の葉のつき方はちょっと変わっています。上の画像はサルスベリの枝に着いている葉の様子です。一見対生のようにみえます。同じところに葉が2枚ついています。0と1、2と3、4と5、6と7がそれぞれ左右に対生しているみたいです。でもよくよく見ると同じ位置にではなく少しずれた位置についています。完全な対生ではありません。厳密には互生です。
それで、枝の下から順に葉の並びを見てみると、
0左側、1右側、2左側・・・と左右が交互なら互生なのですが、おっと、2は1と同じく右側です。
順を追って左右を書き表すと、0左、1右、2右、3左、4左、5右、6右・・・と左右に2枚ずつならんでいます。
この葉のつき方をコクサギ型葉序というそうです。つまりコクサギを代表するいくつかの草木の葉がこのような変わった葉のつき方をしています。ネットでコクサギ型葉序で検索すると出てきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/7d/9c75935b3a9ccd5a46595e3bf851f57c.jpg)
シマサルスベリの葉のつき型はサルスベリのような一見対生に見えるのとはちがって、比較的等間隔に葉がつきます。注意して見ないと互生かと思いますが、やはりコクサギ型葉序です。
1と2はちょっと対生みたいに近いですが、それ以降はほぼ等間隔に葉がついていて、下から順に2と3が左、4と5が右、6と7が左です。ミカン科のコクサギの葉がこのような葉のつき方をしていて、これをコクサギ型葉序というそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/c7/4c46112f6e8135cbb30340d7af063d49.jpg)
ところが、今日見つけたサルスベリの葉のつき方がコクサギ型葉序ではないことに気が付きました。ちょっと見ると三輪生のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/6e/29ea8088c61fe50f4ad35244fafaeb5b.jpg)
3枚の葉が同じ場所から出て輪生しているようです。
でも葉のついている位置が微妙に違います。疑似三輪生としておきましょうか。
たとえばミツバベンケイソウは同じ位置から3枚の葉が出てくるもので完全な3輪生です。もっともミツバベンケイソウは2枚の対生のものから、3枚、4枚の輪生のものまで株の勢いのよさによって変わりますが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/17/df226328210eca7092f5a307b9904f77.jpg)
この疑似三輪生の葉のつき方を見やすくするために葉を切り詰めて見ました。一箇所に3枚ずつついているのがよくわかります。
しかし微妙に葉の位置がずれていて、完全な三輪生ではありません。それで仮に疑似三輪生としました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/85/0d5e28b8ede12ecc9a46859e6c51be20.jpg)
この疑似三輪生の葉がついていたサルスベリは、夏以降に出た新梢でした。実は10年ちょっと前に植えられたサルスベリの幹を、この夏に根元から切ってしまいました。その切り株から勢いよく出た新しい枝です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/19/1ff617d3d06dc34a75da0c54a83fe244.jpg)
枝の先端も3枚の新葉がついています。
イチョウの葉の形は、木が若いとき、幼苗のときの葉の形と老木になってからの葉の形に違いがみられます。そして若いときの葉は原始的というか遠い祖先の葉の形に似ているそうです。
もしかしたらこのサルスベリの葉のつき方も、イチョウの葉の形が先祖がえりするように先祖がえりしたのかなと想像の翼を広げたのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/95/1c74e45a178fb964c5346890340d31b9.jpg)
この若い百日紅の枝は断面が六角形をしています。木肌の色は白っぽい緑色と茶色の面がほぼ半分あり、日当たり面が色が濃いのかなと思いました。また稜のいろも濃い色です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/63/4d296032a0e132deb7cfea270aa23eef.jpg)
枝の断面を上からみて、それぞれの面に1から6まで反時計回りに番号をつけました。そして下から順に葉のついている位置を番号で表してみました。
下から順に上にゆきます。
1段目 6 2 4
2段目 1 3 5
3段目 2 4 6
4段目 3 5 1
5段目 2 4 6
6段目 3 5 1
7段目 2 4 6
8段目 3 1 5
9段目 2 4 6
10段目 3 1 5 (枝の先端)
先端に行くほど2枚目と3枚目の高さがほぼ同じ場合があって見分けにくく間違いもあるかもしれません。
ほぼ規則性があるようにも思われます。サンプルが1個なので何とも言えません。サンプル数を増やすと何か見えてくるかもしれませんね。
いずれこの規則性をはっきりさせて、この規則に名前を付けてみたいものです。
原始百日紅型葉序とかもいいですね。
いつも、興味深く楽しく勉強させていただいております。
読み逃げで申し訳ないと思いつつ・・・。
コメントいただき、ありがとうございます(^^)♪
当方のブログのコメントは非公開にしておりますのでご了承ください。
キンロバイは普通では見られないと思っておりました。
石狩川の堤防に咲いていたとはビックリいたしました。
テンニンソウが厳冬期にシモバシラのようになると言うのも初耳です。
でも、北海道では雪の下になるので降雪の多い場所では埋もれてしまうと思われます。
テンニンソウそのものも管理されている花しか見たことがないのが残念です。
機会がありましたら画像をアップしていただけると嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします(^^)♪
よみ逃げなんて思わないでくださいな。私はいつも看看(かんかん)です。昔台湾でお店に入ったとき看看というと、買わないで見るだけよ。という意味だったようです。
私のブログは見たままの感想ですから、まちがっているかもしれませんので鵜呑みにしないでくださいね。
初めて見る花(金露梅)に出会ったのはたぶん江別市付近の石狩川の堤防だったと思います。
テンニンソウにシモバシラができた写真はこれです。
http://photozou.jp/photo/show/1299724/114963199
残念ながら自生地の画像は見つかりませんでした。
もう一度行けたら北大植物園をぜひ見たいと思っています。
こちらこそよろしくおねがいいたします。
ありがとうございました(^^)♪
これからも楽しみにお邪魔しますのでよろしくお願いいたします♪
看看させていただきますが・・・。