庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

ナツメヤシの発芽苗とマツバゼリ、ハキダメギク

2018年12月13日 | たのしい自然観察

ナツメヤシの発芽苗2鉢。
左は2017年6月5日に蒔いて6月27日~7月4日に発芽を確認。7個中5個発芽。22日~29日で発芽。
右は2018年4月22日に蒔いて7月8日に発芽を確認したものです。1個中1個発芽。47日で発芽。
いずれもデーツという乾燥したナツメヤシの実の果肉を食べた後の種を蒔きました。

デーツ 乾燥したナツメヤシの実 
果肉は干し柿によく似た味がします。

ナツメヤシの種 デーツの果肉を食べたあとのものです。

さて、発芽日数が2017年は22日から29日ですが、2018年はおよそ2倍の47日でした。
これの主な原因は2017年はイスラエルで入手したものをすぐに蒔いたのと、2018年は日本国内またはアメリカで販売されていたもので乾燥が進んでいたためと考えられます。


2017年のナツメヤシの発芽苗は5本発芽に成功し、4本は知り合いの教会などにさしあげましたので、手元には1本だけです。その鉢にマツバゼリが発芽しました。これは今年5月ころからマツバゼリの鉢をナツメヤシの近くに置いたのでこぼれ種が発芽したようです。
 マツバゼリに花が咲いているときの葉より、冬季の葉はやや幅が広いようです。

マツバゼリの花 2018年5月


一方2018年今年発芽したナツメヤシの鉢にはハキダメギクが咲きました。鉢土の中にハキダメギクの種が混じっていたと思われます。
ハキダメギクとは何と哀れな名前でしょうか。
掃き溜めに鶴 といいますが、ハキダメギクの白い花弁は丹頂鶴が舞っているときの羽根にも見えますね。これからはハキダメギクをツルマイグサともいうことにしたいですね。
ツルマイグサ ツルマイグサ  いい名前です。
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ダイオウマツ発芽苗のその後

2018年12月13日 | たのしい自然観察

11月30日に発芽を確認したダイオウマツの今日13日、およそ2週間後の姿です。寒い時ですが順調に育っています。

後続の発芽苗も出てきています。

翼をつけた種からも発芽しました。

浅く埋めた種も発芽してきました。

このダイオウマツは徳川ミュージアムの中庭の大木からさかんに落ちてくる種を拾って蒔いたものです。それを後継樹を作るために試験的に蒔いてみたものです。
後継樹の苗は次のシーズン(来年秋)に実が熟した健全なマツカサを木から採取して、そのマツカサから種を取り出して発芽させることにしています。

テーダマツについても同様にマツカサを木から採って種を取り出して蒔くことになります。


後継樹の苗を植えるのによい場所を7日に森を見てまわり、この場所が候補地に選ばれました。森の中ですが、南側が開けています。平地の先端部分が風もよく通るのでよさそうでした。


カラスザンショウ

ウラジロ
近くにはこのあたりではほぼ北限の比較的珍しいカラスザンショウとウラジロがありました。
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