庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

庭の木々紅葉黄葉 天然記念物の子供ムクロジ 親父が種を蒔いたイチョウ 前の持ち主のサトザクラ旭山 新しいシマサルスベリ

2018年12月04日 | 庭の花たち

ムクロジの黄葉

このムクロジは30年以上前に頂いた小苗です。なんと、今では群馬県甘楽町の天然記念物「高橋家のムクロジ」の子供です。その時は、ビデオデッキの部品を製作されていたので見学させていただいたのですが、仕事よりも庭の草木のお話しが多かったので、そんなに好きならよいものをやるからと、ムクロジの大木に案内してくださり実生苗をくださったのでした。あまりにも大きくなる木なのでたじろぐ私に押し付けるようにしてくださったのを思い出します。
甘楽町高橋家のムクロジについては甘楽町の案内をごらんください。
http://www.town.kanra.gunma.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/kanra/83.html


今年は見事な黄葉です。大木になる木ですから、毎年切り詰めたり、枝を曲げてマタタビとアケビとサルナシの棚に縛り付けたりしています。


イチョウの黄葉

イチョウの生垣の黄葉です。このイチョウの中には親父が生前に実家で種を蒔いた実生苗が1本あります。まもなく40年になりますが、親父の葬儀が一段落した時に、御袋がこのイチョウは親父が種を蒔いたものだと、1リットルくらいの缶に生えている苗を持ってきたものです。以来垣根の高さに切り詰めているが勢いは衰えません。さらに私が種を蒔いたものとともに生垣の一部となっています。


サトザクラ旭山の紅葉

サトザクラ旭山はこの地に引っ越してきたときすでにあったサクラの木です。この旭山は大木にはならずに、昔からこの大きさです。ひこばえが次々に出て来て、一定の大きさになると枯れてしまい、樹形は当時とほとんど変わっていません。




春には見事な花を咲かせます。この花には思い出がたくさんあります。中でも母のこちらでのもっともよい友人になってくれた方がこの花を楽しまれました。


最後はシマサルスベリの紅葉です。この木は九州のネットの友から種を送っていただいた実生苗です。九州のネットの友はシマサルスベリの紅葉を見たことなないとのことです。それは紅葉の時期に気温が十分に下がらないからと思われます。シマサルスベリの紅葉する気温については先にブログに書いてみました。
https://blog.goo.ne.jp/zassougoo/e/b8d8b18e140e4057dba0c0b1167ca249
水戸の11月の気温が紅葉の条件に近いと思われます。ということは九州では12月に紅葉するのかもしれませんね。

今年は庭のカエデは早々に葉が枯れるなどで、紅葉が少ない分、これらの木々が紅葉してくれました。

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ダイオウマツの発芽

2018年12月04日 | たのしい自然観察

これはダイオウマツが発芽して3日目の様子です。

 徳川ミュージアムのダイオウマツとテーダマツの種を拾ったのが11月21日です。この時にダイオウマツとテーダマツの特徴を調べたことをブログに乗せました。
 このダイオウマツとテーダマツとはサンフランシスコ条約調印の時に記念に持ち帰ったもので、後継樹の育成が望まれています。

 そして翌日22日それぞれの種を蒔きましたが、なお23日にも蒔き足しました。
 それは22日には蒔いた種に土をかけて見えなくなるようにしましたが、23日は土の上に種をおいただけにしたかったためです。


その結果23日に土の上に置いたものが、7日目の11月30日に発芽しているのを確認しました。この写真からは前日の29日(蒔いてから6日目)にはすでに発芽していたものと思われます。

こんなに早く発芽したわけは、
毎朝朝日を当てていたこと、
夕日にもあてて鉢が冷えないようにし、
夜は廊下に置いたことなど、光と温度と湿度に気配りしていたことが功を奏したものと思われます。ところが発芽したのは1本だけです。


残しておいたダイオウマツの種を割ってみると、殻の中に米粒くらいの粒があります。この状態なら発芽するのですが、

このように粒の入っていない殻だけのものがかなり含まれていることがわかりました。
これでは発芽しません。


そこで12月3日にさらにちゃんと粒が入っているダイオウマツの種を蒔き足しました。


天気予報では今週は気温が低くなるので、鉢をガラスの板で蓋をして、保温と保湿対策をしました。果たして何日で発芽するでしょうか。


最後は本日12月4日現在の発芽一号の生育状況です。
課題はこの発芽苗が病気にならないで幼苗時期を無事に過ごすことです。
もう一つの課題はテーダマツの健全な種を探して蒔くことです。
コメント (1)
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