気ままなZOO

行った場所、見たもの、感じた事、気ままにねぇ…… きままなZOOです。旅のお話、動物園、水族館のお話を…

小諸市動物園 懐古園  島崎藤村

2006-09-21 | 動物園・東海中部


小諸市動物園は

全体的に鳥が目立ちました。

ここのベニコンゴウインコは39才。
人間の年齢にすると100才に達します。
すごいなぁー(^^)/
しかも、この日は敬老の日でした…



でも…
案内板は……

違う意味ですごい(^^;)


信州の旅では小諸に寄りました。
藤村の詩で有名な懐古園
そこに隣接して小諸市動物園があります。

入場料は懐古園と共通…
懐古園と動物園がセットになって300円
さらに美術館や資料館も入れるセット券500円もあります。

動物園単独の入場券はありません。

細長い敷地に動物の檻があります。

HPは立派なのですが、
古く狭い檻が多い…
説明板なども全体的に寂れた感じがします。

大正時代に開園した歴史ある動物園なのですが……



全国では
入場者の減少にともなって
経費が削減されている動物園が増えています。
廃園の危機が迫っているところもあるようです。

このような有名な観光地とセットの動物園はどうなるのでしょう。
動物園目当ての正確な入場者数がわかるのでしょうか。

すこし心配になりました。




       

懐古園を散策します。
藤村資料館や、近くの小諸義塾資料館も寄りました。

藤村のうたった旅人の悲しみが、胸をうちます。

この詩の特徴として時間の経過があります。

第一連は小諸を訪れた感慨、
第二連は昼の情景、
第三連は夕暮・夜と時間の経過が表れています。

旅人は寂寥を感じながらも、濁り酒を飲んで眠りにつきます。
最後まで、切なさが表れている中で、不思議なやすらぎも感じる名作です。


小諸なる古城のほとり
雲白く遊子悲しむ
緑なすはこべは萌えず
若草もしくによしなし
しろがねの衾の岡辺
日に溶けて淡雪流る

あたたかき光はあれど
野に満つる香も知らず
浅くのみ春は霞みて
麦の色はつかに青し
旅人の群れはいくつか
畠中の道を急ぎぬ

暮れ行けば浅間も見えず
歌哀し佐久の草笛
千曲川いざよふ波の
岸近き宿にのぼりつ
濁り酒濁れる飲みて
草枕しばし慰む


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (Lupo)
2006-09-23 23:13:03
オーストラリア紀行も楽しく拝見させていただきました。

ガラッと変わって渋い信州旅行ですね!

4年ほど前の10月後半に小諸へ家族で行きました。

題して「小海線の旅」で山梨から終点小諸まで電車で行きましたよ!

詩を読んでいて、ゆっくりとした時間の流れが今も思い出されます。



懐古園も懐かしいです。おそばが美味しかったな~!
返信する
Lupoさんへ (zoo)
2006-09-24 00:50:17
日本で一番標高の高い小海線(^o^)

雰囲気あって、いいよねー

秋に旅をしたのも相応しいなぁ…



信州はお蕎麦が名産ですね。

他にも色々なものがあって楽しいしね(^^)/



懐古園も行かれたのですね。

動物園は覚えていましたか?

返信する
仰天した美術館 (気ままな旅行者)
2007-02-06 13:10:16
気ままな旅行者ですが、小諸来て本当によかったと思います。何故なら世にも珍しい「シェイクスピア美術館」へ行ってきたからです。ただこれは偶然に知ったので自慢は出来ません。この世界的な?美術館を全国の見なさに是非知らせていただきたいと思います。内容のス晴らしは一見に値したします。5星の美術館ですよ!
返信する
気ままな旅行者さんへ (ずぅ)
2007-02-06 16:43:48
コメントありがとうございます。
各地にはいろいろな美術館がありますよね。
今回は訪れませんでしたが、
機会をみつけてまいりたいとおもいます。
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