武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

竜頭蛇尾

2007-09-13 08:00:57 | 随筆
鳴り物入りで登場した人物が、最後は石持て追われる様に身を引かざるを得ない。
貞観政要を引くとき、「創業と守成、何れが難きか?」の一文が浮かびます。
http://www.library.metro.tokyo.jp/17/020/17300.html

小泉さんが始めた構造改革
私は一定以上の成果が有ったと見ていますが
そもそも改革と云うものは、始まりは勢いづくものの、継続させるには相当の力が必要。
つまりこれまでの既得権や補助金で潤っていた人達が
自らの足で立たなければいけないと云う当たり前のことの辛さに耐えかねて
反発して来るであろうことは論を待ちません。

振り子はいつも右に左に揺れるもの
そこそこ景気が良くなって来たからこそ
「弱者救済」の名の下に、またぞろ失った既得権益者が復活を目指している。

安倍さんは色々な意味で貧乏クジを引かされたと考えるのは
私の甘過ぎる見方か??

何れにしても、華々しく高支持率の内閣として登場して一年そこそこ
末路はあわれの一言。


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