武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

「風味の違い」を指導しても

2017-06-14 07:40:02 | 随筆
先日、茨城県の学校給食の牛乳で食中毒が疑われた事象があった。
当初の報道では、食中毒や消毒剤の残留等が疑われたとあったが、
最終的な結論は、「風味の違い」とのこと。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170613-00000013-ibaraki-l08

複数農場の生乳を混合するか?単一農場の生乳から製造するか?で、
「風味の違い」が際立ったと述べている報道もあった。

しかし、最終的な行政の結論は、
「風味の違いを無くすように指導した。」とのこと。

日本全国、四季を問わず、単一の規格での風味を求めることが良いことか??

確かに口に入るものの衛生管理は厳格であるべきだが、
今回の事象は、鋭敏な味覚機能を持つ数名が、
味の違いを言い当てたことから話しが始まったのだろう。

所謂、神の舌を持つ者??
(昔、電波少年でドロンズの片方がそうだった気がするが、、。)
味の僅かな違いを利き分けた人間がたまたま子供であって、
言葉としての表現力が乏しかったために、誤解が拡散したのだろうか。。

震災時や大規模災害時のパニックも、こうして広がるのだろう。
皆が正しいと感じる時ほど、立ち止まる冷静さが必要だ。

それにしても製造メーカーが風評被害に遭わないことを祈る。

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