武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

アルファ線被爆

2017-06-07 19:07:32 | 随筆
日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで、
ウランとプルトニウムの内部被曝が有ったとの報道である。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170607-00000038-asahi-soci

プルトニウムの内部被曝とは、なんと恐ろしいことか。

むかし読んだ本の中で、プルトニウムの蒸気を吸った人間の亡くなる様が描写されていた。
「恐怖の総和」 トム クランシー (著)、井坂 清 (翻訳)、(文春文庫) 文庫 – 1993/5
また、その昔、放射線撮影の際に造影剤として用いられた物質に、
アルファ線放射を持続するものが有り、晩発性障害としての発ガンがあったと聞いている。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-03-01-11

プルトニウムは、「冥府の王」から取られた名の如く、
生まれながらに死の影が付きまとう元素。
その毒性は強い。
アルファ線被爆は、本当に恐ろしい。

被害に遭われた方の健康が害されることのないことを切に祈る。


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