武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

膨らみに膨らんで

2011-12-25 12:01:55 | 随筆
お父さんは、新しい靴と宴会の費用が欲しい。
お母さんは、新しい服と宝石が欲しい。
長男は、新しいバイクと参考書が欲しい。
長女は、新しい化粧品と友達と遊ぶ小遣いが欲しい。
次男は、新しいテレビゲームの機械とソフトが欲しい。
次女は、新しいお絵描きセットとお菓子が欲しい。
お爺ちゃんは、新しい補聴器とバリアフリーのお風呂が欲しい。
お婆ちゃんは、新しい入れ歯と電動ベッドが欲しい。
一体、どれが無駄だろうか?

しかしリストラ寸前のお父さんの給料は、以前の2/3。ボーナス無し。
家の借金で既に給料からの支出はいっぱい一杯。
隣の人が裕福に暮らして居るからと云って、自分も自分もは無いだろう。

為政者は、もはや再建は諦めているのだろうか?
むしろ確信犯的に国家を破綻に持ち込もうと考えているとしか思えない。
破綻によって一気に国家財政を赤字から脱却させようと考えているのではあるまいか?
室町幕府が、何度も徳政令を布いたのに似ている。


コメントを投稿