武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

上げ底

2006-09-19 11:07:32 | 随筆
職場近くの古家が取り壊され、整地されました。
比較的広い土地でしたので、三分割して建て売りの住宅が建つようです。

さて整地されて、その三分割が始まりましたが
何と南から北に向かってひな壇形に盛り土が行なわれました。
そこに基礎を打って家を建てるようです。

確かに全ての家に南からの陽の光を入れたいのは理解りますが、
盛り土をしただけの部分に基礎を打っても
長い期間の間には必ず不等沈下を起こし基礎が割れます。
行き着く先は建物倒壊です。

姉歯事件の余韻醒めやらぬこの時期に有っても
不動産の取引は百鬼夜行の闇夜を行く様なものと
背筋が寒くなりました。


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