武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

教育するということの限界

2017-09-27 07:41:49 | サラリーマン
「給食を残さないで食べましょう。」
「好き嫌いなく食べましょう。」
恐らく、こう云った文章を見たり聞いたりしても、誰も違和感を感じないだろう。
しかし、これが一転、
「強制してまで食べさせる。」
「自分の好き嫌いにかかわらず強制的に摂らせる。」と書けば、
言語道断との批判が集まるだろう。

『給食の完食指導で5人が嘔吐 小学校教諭を厳重注意』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170926-00000030-asahi-soci
この記事は、取材対象の言い分や事実を書いたのだろうけれど、
どうしても違和感が拭いされない。

言葉は、その裏に隠れた書き手の感情がどうしても入り込む。

現場で起きたことの、事実の一部を切り取って記事にしても、
本当に有ったことはワカラナイ。

事なかれで、校長が厳重注意し、教頭が指導を徹底し、担任が謝って、一件落着させ、
最後には、好き嫌いの多い人間が出来上がる。


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