今日は中秋の名月。
子どもたちや子連れの大人達が前の道を通り過ぎていく。
「名月く~れんな」の声がどこからか聞こえる。
我が家もお菓子を少し準備しているが我が家には来ない。
古い田舎風の家はお年寄りが住んでいる家なのでお菓子をくれないだろう。
新しいおしゃれな家は若い世代が住んでいるのでお菓子をくれる。
子どもたちはそういう基準でお菓子をもらって歩いているようだ。
我が家はまさに田舎風の家なので前者。
家の子どもたちが小学生だったころ、別の場所に家を建てて住んでいた。
あの頃、その地域も名月もらいの風習があって、我が子達は大きなビニール袋を持って目を輝かせて出かけていった。
我が家にも80人前後の子どもたちが押しかけ夕飯の支度どころでは無かった。
お菓子が足りなくなってインスタントラーメンなどもあげたこともある。
今ふりかえれば、あの頃がとても輝いて見える。
わが子ふたりはイキイキしていた。
そして私も曲がりなりではあるが仕事と家事を両立させていた。
あの頃が懐かしいな。時は移ろったな。(少々感傷に浸る)
今年の名月、誰も我が家には来ないかなと思っていたら保護者付きで3人子どもが来たとのこと。(娘が応対)