城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

保谷沢の城(長野県伊那市)

2015年12月26日 | 長野県伊那市の城址
天竜川を挟んで対岸の西春近地籍から見る城跡。
中央の鉄塔が二本並んで見える辺りが主郭。
右端の建物は発電所。

伊那市南部、天竜川左岸の田原集落の東側段丘上に遺構が残る、
城主城歴等不明の城跡です。

連郭式ですが、戦に備えたというよりは物見、狼煙台に使われたと
考えられるようです。

土塁の残る主郭と東側に一つ、南側に三つの郭が見られます。

宮田村の北の城城跡から吊橋を渡り、春近の発電所脇の広場から城跡へと
向かいました。

発電所を下に見ながら旧道に入る。

地図上では保谷沢沿いに道がありますが、現在は堰堤が築かれた為消失。
段丘上へは、旧道脇の送電線保守路を登る。

尾根を進み一段高く成る辺り、切岸となっていたようにも見える、
ここから城域に入る。

一段上がると鉄塔の建つ南端の、四の郭。

北側に土塁状の土盛、その先に堀切。
「4の曲輪」の表示は、所有者の方の手書きでしょうか。

堀切底に降りて、北側の三の郭を見上げる。

三の郭は南側に土塁が残る。

北に進む。
二の郭は広い道が造られたりしていて不明確、段状になっていたようにも見える。

主郭との間の堀切を見ながら進む。

直ぐに開け、主郭西側の鉄塔の建つ平場に出る。右側の竹林となっている所が主郭。
桜の苗木が植えられています。

主郭内へ。

南側に虎口。

北側の土塁。

主郭東側、堀切とその先に東の郭。

東の郭の東側は堀切で終わる。

主郭北側は耕作地となり遺構は不明。

西側端に堀跡と思われる痕跡が二ヶ所見られました。



現状:耕作地、山林等
遺構:郭、土塁、堀切、等
状態:遺構が残る
表示等:
駐車場:なし


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