城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

岩ヶ城(長野県箕輪町)

2017年03月10日 | 長野県箕輪町の城址
西側から城跡の残る山塊を望む。

上の平城跡の南東側に残る城砦跡ニヶ所目です。

「中の小屋」の遺構を後に次の岩ヶ城へ。
城跡は下草も少なく良い状態で遺構が残り、尾根上に堀切と複数の郭、土塁等が見られます。

「中の小屋」から先程の尾根上の山道まで戻る。
すぐ先には送電線13番鉄塔への分岐点が見えるが、そちらには向かわずに
山腹を巻く小径を南の尾根へと向かう。
黄色の立て看板は「クマ出没注意」ではなく、「伐木注意」でした。

山腹を巻く道はけもの道とも思われる踏み跡も薄く細く消え入りそうな小径です。
この小径は「でゑら」のある尾根まで続いています。

小径は3分程で岩ヶ城のある尾根へ。

少し傾斜のある尾根上を5分程下ると、こちらでも二重の堀切に出合う。

郭手前の堀切、「中の小屋」の堀切よりもはっきりと残る。

南側斜面には土塁を伴う竪堀が見られる。

堀切から郭へと登る。
堀切側に土塁が残り狭い平場がいくつかあったように見え、
構造が小式部城と似ているようにも感じるのは思い込みか。
右側が土塁部分。

土塁の所から郭奥(尾根先端部方向)を望む。
土塁のある場所は高く、奥に向かって下っている。

先端部に進むと南北二段の郭に別れる。

まず北側の高い方へ、こちらが主郭と考えられ、「岩ヶ城」の表示板が建つ。

主郭西側下に郭が見られた。

主郭から一旦戻って南側の低い方へ、
こちらは更に二段に別れ北側の主郭下の場所に一段高く郭がひとつ、
そして南東側に折れる尾根上の郭の二つに別れる。


さらに南側に折れた郭下にも郭が見られる。

郭下はいずれのも側の斜面も急勾配なのがわかる。
主郭西側。

南側の郭下。


現状:山林
遺構:堀切、郭、土塁等
状態:遺構がよく残ります
表示等:「岩ヶ城」の表示板
駐車場:上の平城跡の展望地付近

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