人は気持ちで生きている

今日やったことを明日につなげていく。遠くを見ずに、一歩一歩。
草なぎ剛さんを応援しています。

多くを語らないけど

2012-11-21 17:06:15 | 草なぎ剛
レディースデー
だけど本当にレディしか居ない光景って、私には初めてだった。
それも、こんなに男気溢れる映画で~^^

映画の冒頭から一気に引き込まれていく。
堅気で生きていくには彫り物が邪魔をして、
ヤクザの世界でも任侠道を捨てられない宙ぶらりんな人。
ものすごく生き辛さを感じながらも、それを押し殺した淡々とした表情。
ドラマの影を感じさせる説明もないけれど、実は冒頭のシーンがとてもいいと思う。
映画では彦一の中にある孤独、イライラ、繊細なところと単純なところが、
言葉ではない部分で細かく描かれている。
だから、役者としての剛君をとことん堪能できる気がする。
ドラマの中の彦一はもっとスマートというか、今思えばカッコ良過ぎた。
それは介護について描かれた部分にも言えるので、だから映画なんですよね。

初めて観た時よりも泣けてしまった。
初日に観た後、隠されていたノベライズ本を読みました。
雑誌で語っていたポイントにも注意しながら観たし、だからかな。
救いのないような場所にあっても、
ちょっとした温もりに、本能で居場所を見つけて人は生きていくんだと思う。
ドラマで、行き場のない老人たちがタイヨウに戻ってきたように、
うみねこの家に戻ってきた老人たちを見て、彦一の中にも蘇ったことだろう。
多くを語らない主人公、多くを語らない映画だけど、良いです!
ドラマを見ていない人も、きちんと観て感じてほしいって思います。
スマスマではもう少し上手く取り上げてほしかったです。

観終わって通路の階段を下りようとしたら、
斜め前に座っていらした白髪のご婦人たちと同時になり、
「ゆっくり出ればいいから、慌てずにいきましょう」と声をかけ合っていた。
任侠と介護の組み合わせという意外性。
でもこの映画で伝えられるものはあります。

昨日、休みの同僚さんから「これから任侠ヘルパー観ます。」とメールが。
今日は私も観たし、明日は一緒に感想を語りたいな~!

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
映画が伝えたい事 (なお)
2012-11-22 06:40:17
舞台を見る前に、映画を見に行こうと思います。彦一さんに会いたくて、見に行こうと、実は、ホームヘルパー2級を持っています。勉強した頃は、介護の世界で仕事がしたいと思い資格を取りました。けど…夢と現実が余りにも違って、けど、実習して現場で働いて解った事が余りにも違っていた。入居者と家族の関係が…虚しく、仕方がない事何だろうかと思っているうちに、仕事を辞めてしまいまいました。仕事がきつかった事も有るけど、いい事より、諦める事の方が多いかな、改めて思う介護の世界で頑張って働いている人達は凄いです。
返信する
悲しいですね・・・。 (ハノン)
2012-11-22 22:51:11
なおさん、いつもコメントありがとうございます。

介護の世界は厳しいですね。
理想と現実のギャップは、どんな世界にもあることですが、
仕事の大変さもさることながら、家族との関係に苦慮することのほうが多いということ・・・。
そして、諦めることのほうが多いなんて・・・。
ドラマの中で言っていたことが頭に浮かんできます。
任侠というものを使って、このようなテーマを映画にまでしてくれたこと、素晴らしい挑戦ですよね。
返信する

コメントを投稿