マイナンバーの進め方、酷いですね。まさに、この長期政権のズサンさや(先決めして暴走する姿)が、そのまま露呈されています(ココから)。福島の汚染水問題、沖縄や南西諸島でのミサイル基地建設のやり方と、まったく同じです。
福島の漁業関係者がずっと反対していても聞き流し、(汚染水は海洋放出するしかない。どうせ最後はお金でどうにかなる)と考え放出を前提に工事を先にどんどんかってに着々と進めてきた。ミサイル基地建設も、地元の沖縄の人の反対も聞き流して強行。辺野古も、地元の反対も、工事現場での問題が起ころうとも、やるモノはやる。手を緩めず工事を進めていくのみと、押し切りの一点張り。
マイナンバーは、大量に口座との紐付けに間違いがある登録が見つかっていると分かりながら、法案をそのまま修正もせず押し切った。首相は、来年秋には、紙の保険証はなくすと主張をまったく変えず乗り切るつもりらしい(ココから)。マイナンバーの本人が漢字登録で、口座の名義人がカタカナ登録だったために、違った名前と紐付けしていたのが原因らしいが、そんなことを予見できないズサンなやり方で、どうやって国民の信頼が得られるのか。Go toでお金につられて国民は動いた。だから、2万円ポイント付与で動くと見くびられたのだ。
入管法改正も、酔っ払った医師の診察や、外国人や応援者から、改正ではなく改悪だとの声が大きく上がっているのに、耳を貸さずに強行しようという腹づもりのようだ。
長期に絶対多数を国会で握り続けさせたことで、この長期政権(安倍・菅・岸田)は、説明に問題があっても、形さえちょっと時間を割いて整えておけば最終的には「自分たちの思ったことは、国民がなんと言おうと実行できる」という奢りを身につけ、国会軽視が習慣としてしまっているのです。そのため、新しい事実がでようが、平気で無視して平気で国会を数で通過させてしまっても痛痒をまったく感じないのだ。まったく「民主主義からはほど遠い国会不在の政治」になリさがっている。
国会なんてウソでも同じ説明の繰り返しでもしてれば 乗り切れるとタカをすっかりくくってしまっているのです。野党だって、多くの国民が選んで代表として国会で発言しているのだ。国会で質問が受け流されているのをみると、国民が軽んじられていると、腹立たしく思う。
でも、そんな長期政権に投票した人たちが多数いるから、かれらはそんな風にふんぞり返って身勝手を繰り返している訳だ。では、どんな人たちが投票したのか分析をみると、案外 若い世代が多いという結果に驚いた。
上のグラフはNHKのネット記事、ココから転載しましたが、なぜ、若者が自民党を支持したかについては、
「10代後半から20代の多くは、物心がついてからずっと自民党政権で、大きな不利益を受けたこともなく、日本は平和でいい国だと思っている。この世代は『コスパ=コストパフォーマンス』や『タイパ=タイムパフォーマンス』という言い方をよくするが、政権交代のリスクとそれによって返ってくるリターンを考えた時に、自民党には安心感があり、リスクを冒して代えるほど悪くないと思っているのではないか」
と分析しています。でも、一方で、2017年で半分が自民を支持したのが、コロナ禍を経て、41%に下がっていることにも注目です!
「コロナで政治を意識したというのは絶対にあり、関心が底上げされつつある。世界中の同世代が社会問題に積極的に関与していることを知り、日本でもオンラインによる署名運動が広がっていて、多くを10代・20代が立ち上げている」
確かに、グレタちゃんの活躍で、地球環境に目を向けた若者の話が耳に入ってきたし、命に関わるコロナで無策にも首相本人しか使わないような古くさくお粗末な「ガーゼマスク」の配布には、ふだん政治に関心がない若者でも「大丈夫か!?」という思いを抱いたのだろう。
初期の頃の検査体制の貧相な有様には、外国からの観光客を呼び込んでおいて、感染病の侵入にこんな無防備だったのかと、その無策に驚いた。保健所にはネット環境も、人員も削減。国立感染研究所は弱体化すらされ、大病院の病床削減に補助金すら出すという真逆の施策をしていた政府。防衛予算はどんどん増額したこの長期政権(下のグラフ参照)、国民の健康・安全には無関心、無配慮な政権だったし、今も変わらない。国民は、37.5度以上の熱が4日以上続かない限り、医療機関は遠慮するように言われ、自宅でひとりでこの期間を我慢し、亡くなった例は何件あったのだろう(ココから)。国民皆保険で保険料を払っているのに・・・医療難民と言われたのを忘れないで!
ただ、格差がこのコロナ禍で拡大したこともあって、子ども食堂や、子どもたちの貧困格差に目をむけて無料の塾を始めた若者の話も全国的にひろがり、優しい心をもった若者たちの行動をマスコミが、数多く取り上げられている。若者たちの社会への関心が広がっているのを感じられたのは、不幸中の幸いといえるだろう。
さらに、最近では、被爆者がせっかく批准にまでもってきた核兵器禁止条約への日本政府の冷酷な無視。ジェンダーの問題で、煮え切らない対応を続け踏み込めなかったことに現われたように、自民党内の旧統一協会と組んで古い「家庭」にこだわる封建的な考えが露わになったこと。 菅前首相の息子がコロナ禍で接待問題で注目されたのに続き、岸首相の息子が就任早々秘書官になった上、外遊先と官邸での問題が明るみにでて身内への甘さが次々露呈されるなど、若い世代にも自民党の裏の姿がしっかり見えてきたようだ。これからは、自民党支持は減ってくるだろう。
また、都議選の公明党との亀裂が生じたことから、自民党支持層から57%連立解消した方が~という世論調査結果が出て衝撃が走ったそうだ(ココより)。でも、私に言わせれば、自民党が公明党を手放す前に、創価学会員の人たちから、(公明党の議員たちの党利党略でこの長期政権と続いてきた連立を、もう望まない)と、自公政権から離れていく人の割合が増えていくのではないかと思う。
なぜなら、日本の平和憲法を擁護し、戦争に反対を言っていた野党時代の公明党と、防衛費増強や旧統一教会との協力関係などでも平然とダンマリを決めて自民党と足並みそろえている今の公明党の違いに嫌気がささないはずはないのだ。いくら学会が、学会員に選挙区の割り当てで自民党の候補者に投票してと言っても、投票するかどうかは、これからはさらに個人の選択に変化していくだろう。創価学会インターナショナルは、核兵器禁止条約にも賛同している。創価学会でも「核兵器の抑止力のうそ」を分かっている、まともな人々はいるのだ。
すでに、沖縄で公明党にNOを突きつけ、自民党候補でなく、翁長さんの後継者のデニー知事を応援した野原さんは、2019年東京選挙区で公明党代表で現職の山口那津男さんと「がちんこ勝負」をして、山口代表の81万票には及ばなかったが、落選したものの21万票を獲得したのだから。 創価学会員の方で、この話を知らない方は、是非、ココを参考にして読んで下さい。
辺野古新基地建設の容認も含め、安保法や共謀罪にも賛成した公明党に対する危機感があったという野原さん。 「自民党の歯止め役になるはずだった公明党は今や自民党と一緒になって暴走している。絶対に止めないといけない」と公明党と創価学会の在り方について問題を提起しました。そして、「みんなの声を聞く力」でしたっけ?そんなスローガンの公明党でしたが、野原さんは創価学会から除名され、また、聖教新聞には、どうやら野原さんについては書かれていなかったらしく、近所の創価学会の友人は野原さんのことをまったく知りませんでしたが・・・。
今回、もし解散総選挙になったら、是非とも、若い世代の人たち、平和を愛する創価学会の学会員の方たちは、自民党の奢りにお灸を据える選挙にしていきましょう!!!! 政治家の2世・3世のボンボンではなくて、弱いモノに寄り添える人たちを政治家に選びましょう!!! 「内閣不信任案を出したら、衆議院を解散する」と脅している自民党の人もいるようですが、国民を甘くみないでほしい。国民は、しっかりあなたたちのやっていることを忘れずに見ています。覚えています。