今日は天気がイマイチでしたが、それでも月は見えるだろうと外に出てみると、予想外にももう太めのお月様が結構空の高い位置で、バラ色に染まった雲とやや距離をとって浮かんでいました。
こんなお月様のことを、以前本で「上ってきた三日月」と書いてあったのをみつけ、出版社に間違いを指摘したことがあります。
「間違い」ってわかりますか?
今日の月はもう三日月というよりは、4月4日(火)の日の出前3:39には上弦になる半月近いお月様でしすが・・・
夕方になって見えてくるからといって、三日月を含むこれらの月を「上ってきた」と表現するのは間違いなのです。
なぜって、彼らは出てきたのは午前中。上弦の月までは基本 午前中に上ってきているのです。今日の月が沈むのは23:41ですが、三日月は太陽を追いかけて、沈もうとしているところを見ているのです。
午前中からでていても、太陽の明るさで見えなかったり、見えるけれど人が気づかないだけなんです。
という訳で、夕方太陽が沈んで皆が「アッ、お月様だ~」と見つけた時に、「三日月が上ってきた」というのはオカシイ、間違いになるんです。分かって頂けましたか。
そうなんです。
「月が、見えてきた」、「月が、現れた」が正しい表現です。
明るい夜の電気の生活に慣れた現代人は、昔のように月と親しむことがなくなってきました。だから、月の運行について昔の人のように生活感覚で分かる人が少なくなってきているのです。寂しいことですね。
絵本や、ドラマや、テレビの映像で、「この月、ダウト!」と思うようなお月様の間違った使い方や表現、結構ありますよ。もうちょっとお月様を眺めながら生活すると、時の移ろいや変化に気づいて豊かな日々を過ごせるのですが・・・。
「ねぇ、そうだよね。お月様!」と呼びかけたお月様は、ズームするとこんな様子でした。
今回の月の巡りの速いこと、もう半月に近くなっていてビックリですね。
今日は、買い物がてら桜を愛でてきましたが、都心は満開とニュースで行っていましたが、ここら辺では7分という所でした。
気温が低くても、お花見をしている人がいましたが、シートを広げて宴会している人が「お酒が入ってないと、今日の花見は寒すぎるよね」と笑っていました。
来週の週末ではもう遅いのかな~。どうも、この寒さだとゆっくりシートを広げる気持ちにならなかった私でした。
場所によっては、今年は桜の咲いていない「さくら祭り」になってしまったようですね。
入学式を満開の桜の下で子供たちが迎えられるといいですねぇ。
そうなんですよね。でも、自分も月を見始めてかなりたつまで月の欠け方や出てくる時間や方角などについて、本当に無知だったのでひとのことは言えませんけれど。
今は便利なツールがあるので、ちょっと調べるくらいの誠意はほしいですよね。
特にアニメでは呆れるほど。
絵本に出てくる月にも間違いが多くて、月まで描くなら、もう少し責任を持って、間違いを植え付けないように書いてくれよと思いますね。