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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2014年9月の惑星

2014-09-01 08:54:06 | 惑星・天体ニュース

  8月もあっという間に終わり、風に秋の爽やかさを感じるようになりましたね。

  8月下旬は曇りや雨が多く、星をあまり眺めることができませんでしたね。
  でも、30日には三日月が夕方見られ写真撮影。友人が、そのブログで久しぶりに火星・土星・スピカ・蠍座をみつけられたと書いていたので、自分の撮った写真を再度拡大してみたら、なんと火星・土星・スピカがちゃんと写っていました!

 「その時は見えなくても写真に写り込んでいた」というとまるで心霊写真みたいですが、つまりは大きな月でさえも見つけようとしてないと視界にはあっても見えないのと一緒ですね。

  私は、久しぶりに月が見られただけで喜んでしまい、地球から遠のき光が弱まってしまった火星や土星を見つけようという気持ちが弱かったようです。それで見えなかったのですね。

  天体に興味のない人に「昼に月が見えて~」と話すと、結構大人でも「昼に月が見えるの?」という反応をする人がいて、こちらが面食らってしまいます。
  空を見上げれば惑星達や星々が見せてくれる素晴らしい世界が広がっているのに、興味がなければ空を見上げない。空を見上げても、そこに隠されている世界が見えない。残念なことですね。

  この毎月月初に書いている惑星ニュースが、そんな世界へとあなたを誘う一歩になれますように!そんな願いをこめて今日も書きますよ。

  そうそう、その前に先月1日の「2014年8月の惑星」で予告した11日のスーパームーンのことですが、友人いっこうさんがサイトで凄い写真を載せてくれていましたので、 こちらから見て置いて下さいね。最小時の月との比較ができますよ。

  さて、では今月の惑星です。

  水星:9月は夕方の日没直後には見られるはずですが、もともと弱い光の上に非常に低い位置なので、下界の喧騒や空気の汚れでまずは肉眼では困難でしょう。西空に開けた場所に9月下旬頃行って双眼鏡で探せば見られるでしょう。

  金星:朝方の東空にいます。早起きでない人は、年が明ければ夕方の見えやすい時間にいくらでも見られるようになるので、待ちましょう。
     早起きの方は、日々見られる高度を下げて来年に向けて太陽に近づいていく金星の動きを感じながら楽しみましょう。

  火星:最初に書いたように、夕方の西空でまだよく探せば見つかります。西空が晴れていたら探して見ましょう。肉眼でも見られるはずです。


  木星:冬の星座のあとについてくるかに座にいる木星。今は夜中にならないと上ってきません。早起きの人は、東空の金星より高い位置に、明るい星があるのに気づくはず。早起きでない人は、来年春になればいくらでも楽しませてもらえるので待ちましょう。

  土星:9月1日には暗くなった西空の火星の右上に見える土星ですが、日を追ってどんどん火星の右に並び、やがてどんどん右下に下がって早く姿を消すようになります。火星と共に春からこれまで楽しませてきてくれた土星に有難う! そして、しばらく太陽に近づき見られない時期に入ります。

  となると、今月の惑星は見えづらくなる夕方の火星と土星に別れの挨拶をし、見えづらい水星へのチャレンジ。早起きの人は金星と木星を楽しむ、といった感じでしょうか。

  おっと、大事なことを忘れていました。
  お月見です!

  9月8日(月)は中秋の名月。満月は翌日の9月9日朝10:38なので、満月前の月とはなりますが、月を見上げて楽しんで下さいね。

  ところで、今回私は世界の秋分について調べて見ました。
  北極や南極、赤道上では秋分はどうなると思いますか?
  ちょっとすぐには想像できないと思いますが・・・。なかなか面白いですよ。

  正解は、秋分の日(9/23)に掲載する予定ですので、それまでよく考えてみて下さいね。分かった方は、コメントに書いて下さってもOKですよ。

   
    

  
コメント
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