kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

我慢しすぎない介護

2018-09-20 20:27:07 | 介護
うちはまだ介護は入り口くらいだけど

うまく続けていくコツは

お互い我慢しすぎないことだって思う

・・・まあうちは性格的に

すべて我慢するのは難しいってこともあるかもしれないけど・・・

いったいいつ終わるかわからない介護生活の中で

お互い我慢してたら

それこそ介護が終わる前に

お互いがどうにかなってしまうかもしれない

なので

わたしと母は

けっこう言いたいことを言う(悪いことばかりじゃないですよ!)

でもそれがちょっとした口論みたいになっても

母の物忘れも手伝って

しばらくすると普通に戻るから

心配することもない

でも、一つだけ気をつけているのは

最後別れるときには

悪い雰囲気を引きずらないってこと

お互い言うべきことを言ったら

できれば笑顔で

そうじゃなくても穏やかに

「じゃあね!また来週」


普通に考えたら

母は高齢で足が悪く認知症もあり

かばわなければならない存在だから

わたしがそこを理解して我慢すればいいってことになるかも

でもね

それが仕事ならまだしも

家族で気を使わない存在だから

母がかわいそうだと言って我慢してると

いつ終わるかわからに介護生活に疲れ果て

そのうち我慢も限界が来て爆発し

その先一緒にやっていけなくなるかもしれないし

実際そういう方々を何人か見てきた

距離ができるならまだしも

介護鬱になってしまう方もいる

それは相手に我慢ができなくなるってことだけじゃなく

介護する側も

大切な家族がどんどんだめになっていくのをそばで見ているのは

本当につらいものだから

そして

場合によってはそれが自分のせいと思ってしまう人もいるから

もちろんその点はちゃんと割り切って

病気や老化の進行は誰のせいでもないと理解しないといけないけれど・・・


そんなこんなの想いもあり

一部都合のいい解釈もして

「我慢しない介護」実践中

でもね

一度病院の待合室で母がとんでもないことを言い出し

「ちょっと強めではっきりめの意見交換」をしたところ

先生から「喧嘩はだめですよ~」とやんわり注意されたので

病院では穏やかめにしております・・・



遊びに来てくださって、ありがとうございました
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愛が足りない?

2018-09-19 20:10:56 | 
ここしばらく

元気さ加減もいまいちなおとうと犬

朝も寝てることが多くて

声かけて起こしてお散歩に行く始末

年も年だから仕方ないかもしれないけど

おにいちゃん犬がいたころはこうだったっけ?って思っちゃう

さみしさが募り、刺激もなくなっちゃうと

元気も出せなくなるんだろうかと

こっちもちょっと心配

でも頭数はもう増やせないから

わたしが頑張って何とかするしかない

ってことで

「かわいいね」攻撃

以前から時々やってたんだけど

ちょっと用事が済んだときとかに

のんびりしてるおふたりを背後からいきなり襲って褒め倒し

おふたりの全身をなでながら

その日あった話なんかを混ぜつつ

かわいいね、おりこうだね、かっこいいねなどととにかく褒めまくる

一応おふたりの反応は見てるけど

わたしの体力の限界もあるから1回につきだいたい2~3分



疲れ切っていきなり終わる、みたいな・・・

まあ半分は迷惑だっただろうけど

ずっと相手してるわけにもいかないからね

っていうのを

最近ちょっと忘れがちだったので

ごはんもあんまり食べてくれないし

これはひとつ盛り上げるしかないってことで

やってみた

まあその効果はまだはっきりしないんだけど

おにいちゃんのことで失われたいい時間は

わたしとの間で取り戻さなくっちゃね

ってわけで

愛の褒め倒し攻撃、はじめました・・・  ただし時間や場所は選べません・・・

でももしかしてこれがストレスでもっと元気なくなったら

どうしよう・・・  ただただ鬱陶しいだけ、とか・・・?



遊びに来てくださって、ありがとうございました
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樹木希林さんのこと

2018-09-18 13:18:07 | 日記
樹木希林さんが逝去された

今年は本当に多くの素晴らしい方々が亡くなられるけど

一番残念に思えた

それは

彼女の素敵な生き方にあったのだと思う

樹木さんの言動は一見ぶっきらぼうで言いたいことを言っているように思うけど

よく聞いているとその言葉にはまったくとげがないばかりか

周りの方々への思いやりにあふれてる

ぱっと見の印象とは逆に

本当にとても優しく器の大きな方だと

いつも感じていた

若い頃からテレビやCMで老婆役などを演じ

またご主人の内田裕也さんとは

ちょっとしたあれこれがあってほぼ別居生活だったけど

それを隠すこともせず

いつも堂々とご自分の信じる道を生き

また癌とも長い戦いをしていたけれど

それも公表したうえで自分の選んだ治療を続け

最後は自宅に戻って笑顔で旅立ち

自分流を貫いた方だったと思う

ふつう女優さんだったら世間の目を気にしたりすると思うけど

仕事についてもマネージャーやスタッフをつけず

すべて自分で対応されたし

着るものもセルフプロデュースして

それがほんとに似合っていてすてき


こんなふうに生きられたのは

自分を信じていられたからじゃないかな

以前「他人や世間とくらべない」っておっしゃってたけど

それって本当に大切だと思う

だって

世間が望むように生きたって

自分が納得できない生き方だったら

結局自分をつぶすことになってしまうから

自分らしく生きるって言うと

ルールから外れてしまうって思いがちだけど

実際はルールの中で自分らしく生きていくやり方は

いくらでもある

もちろん自分を活かすためにあきらめなくちゃならないこともいくつかあるけど

自分を見失ってまで大切にしなくちゃならないことなんて

きっとないと思うから

そこさえ見極めればいいのだと思うし

樹木さんはそこら辺を上手に

教えてくれたのかな、って思う


ずいぶん昔に出会った癌の末期の方がいて

その方がある日

「わたしはがんで運がよかった

 だって交通事故とかで一瞬で死んでしまったら

 家族や大切な人たちに伝えたいことも伝えられなかったし

 形見分けも身辺整理もできなかったから」とおっしゃってとても驚かされた

ふつう癌の末期なら

自分の不運を嘆くのが当たり前って思ってたから・・・

でもそういわれて考えたら

本当にそうかもしれないって思ったし

結局はものの考え方ひとつで

その先がずいぶん変わっていくのだと教えられた

それにはそれまで自分がどう生きてきたかが大きく関わってくるし

そのためには自分を信じて生きていくのが大切かな、って思わされた

だって

自分を信じられず見失って生きてたら

何もかもがつらくなってその先の事が全く考えられなくなってしまうから


樹木さんが亡くなられて

実はものすごく悲しいっていうより

今までありがとう、と思う気持ちの方が強い

すばらしいお手本を見せてもらった後

さあ、わたしはどう生きていこうかな、みたいな・・・

同じ道は行けずとも

自分らしく生きる、を目指して

これから頑張っていこうと思わされた

樹木さんのご逝去のお話、でした


あらためて樹木希林さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます



遊びに来てくださって、ありがとうございました
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目の病気は気づきが大切

2018-09-17 20:17:38 | 
おとうと犬の目は

両眼とも網膜剥離で失明してるけど

問題はそれだけじゃなくて

角膜も長期にわたってただれてしまい

そのせいで黒目の中に普通は瞳孔が見えるけど

まったく見えないばかりか

まるで恒星のように青と黒の模様ができてしまっている

以前わたしがおとうと犬の目を「星のように美しい」と書いたのは

そのせい

原因はたぶん

わたしが仕事が忙しくて母にお世話してもらってた頃

彼の目が徐々に突出してきていて  右もそうだけど特に左がひどい

瞼がちゃんと閉じられなくなり

乾燥が進んだせいじゃないかなって思う

わたしも週末にはうちに連れてきて一緒に過ごしてたのに

彼の目が徐々に乾燥してたことには気づかなかった

人がそういう状態になると

かなり目がごろごろしたり痛かったりするようだから

おとうと犬も相当つらかったに違いない

頻繁に目をこすってる感じはなかったけれど

普通そういう時は瞬きを頻回にするのに

おとうと犬はそれもできなかったんだから

本当につらい時間を過ごしたと思う

それを思うと

いまでも本当に申し訳なく

心が痛む

そしてその状態は今も変わってないので

もう何年にもわたって点眼とマッサージを続けているけど

それでも目が乾燥して瞼が目に張り付いてしまい  夏でも冷房などで空気が乾燥するので・・・

目を開けたまま寝てるっていうこともあり  もうすでに完全には閉じられないんですけどね

全く気が抜けない

もっと早く気付いていれば避けられたかもしれないと思うと

残念でならない

だって

目が見えないってことは

常にだれかの助けが必要だけど

その助けがいつもすぐに得られるとは限らないし

逆に一人になりたいときにもそうできないこともあるだろう

おとうと犬の場合は生活全般にお手伝いが必要だけど

特にトイレは外じゃないとできないから

わたしがちょっと出かけたときに行きたくなったら

我慢するしかない(目が完全に見えなくなってからは自主的に室内ではしなくなりました)

そういったことも本当に申し訳なく

今はとにかく一生懸命お手伝いをしようと思ってる

なので

身近にペットがいる方々には

時々目もよくのぞき込んでもらって

目が十分うるんでいるか

ちゃんと瞬きができているか

しょっちゅう目をこすったりしていないか

見ていただきたいな、と思います

そして何か異常があったら

今は眼科の獣医さんもいるのでよく見てもらうといいと思います

みなさんの大切なご家族ができるだけ元気で長く一緒に生活できるように

おとうと犬のようなことが起こらないように

そのかわいらしいお目目を

ぜひ時々見てあげてください

飼い主のちょっとした注意で防げる病気がけっこうあることを

身をもって知ったわたしからの

ささやかなアドバイスでした・・・



遊びに来てくださって、ありがとうございました
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負けっぱなしの飼い主

2018-09-16 13:29:43 | 
おにいちゃん犬が亡くなってから

調子がいまいちのおとうと犬

特にご飯は問題で

食べたり食べなかったり

それも体の調子が悪いっていうより

本犬の好みの問題っぽい

というのは

ごはんのトッピングとか内容を変えるとちゃんと食べるから

なので

わたしとしてもできるだけ工夫はするけど

限界だってある

先日は手作りがほぼだめになり

頼みの綱の療法食の缶詰を入手し

何とか食べるようになったけど

それも2日しかもたず

また食べなくなってきた

なのでまた手作りにしたんだけど

それも気に入らなかったらしく

昨日の朝はほとんど食べなかった

ほんとはもう1種類缶詰買ってあるけど

ちょっとサイズが大きいので

これ開けちゃってだめだったら全部無駄になるのに抵抗があって

どうしようか迷ってたら

昨日の夕飯の直前にリバース

もう胃の中に食べ物はないらしく胃液と胆汁だけ

なので時間を空けて柔らかめのものを食べさせようとしたら

またリバース!

でも今度は何も出てこなかった

なのでご飯は中止し水分だけ摂らせたけど

まったく元気なくぐったりしてる彼

何だかこっちも心配になり

朝になっても調子が戻らなければ病院かな?と

ちょっと気弱になる

夜中は落ち着いて眠れたらしくちょっと安心したら

朝方にまた吐き気

でもお水を飲む力もあるし

おしっ〇もちゃんと出てる

なので

病院受診の前に念のため新しい缶詰を開けてお湯でのばして与えてみると

ペロペロごっくん

して、わたしの介助がもどかしいらしく

あちこちフンフン

あら、じゃあ自分で食べる?ってお皿を渡すと

ペロッと完食

して、全然足りないというので

同じ量をもう1杯

すると

マッハで完食

あぁ、やっぱりお腹は空いててこれ待ってた?  結局その後はちゃんとご飯食べました・・・

ってわけでおとうと犬の術中にはまりっぱなしのわたし

でもね

おとうと犬だって相当なお歳

好きなものが出てこないからってハンストしてる間に

胃炎とか病気になっちゃうことだってあるし

脱水とかで命の危険にさらされることだってある

そういうこと、この年になってなんでわからないかな・・・

もちろんご飯はおいしく食べたほうがいいけど

毎回そうはならないってことも

いい加減学んでほしいし

命がけのわがままはもうやめてね、って心から思ってる

飼い主なのでした~

おいしいものは特別な時だけでいいんじゃない・・・?



遊びに来てくださって、ありがとうございました
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