(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

ハート型のお墓(日本製)

2008-07-16 | アート
見えにくい画像であるが、日本で作られた「ハート型の墓石」の写真である。
7月の産経新聞に載っていた「お墓も個性の時代」というコラムの、最近の日本のお墓事情の記事である。

ハート型の墓石の中には「ありがとう」と言う文字が刻まれてある。

日本にもハート型のお墓が特注される時代になったのだ。

このハート型のお墓は、「ニューデザイン賞」(日本全国約4000社の石材店が加盟する、全国優石ニューデザインお墓コンテストにおいて)を受賞したらしいが、私がロンドンで学んだ、イギリスのフュネラルアート(葬儀装飾)では、ハート型のお墓は、何も「特注」しなくてもとても一般的な物で、以前からハート型のお墓は、イギリス人にはたいへんポピュラーであった。

ハートの墓石に「ありがとう」と故人と遺族達が好きな言葉「DREAM」の文字を刻み、両脇の花台には好きな曲の音符を刻んである。

そして、先祖代々のお墓に入るのではなく、故人が個人のお墓を作る時代へと日本でも変わりつつある。

このブログの中でも、何度もイギリスのハート型のお墓をご紹介しているが、夫婦で一緒に入る、「ダブルハート(ハートが2つ引っ付いている墓石)」などもイギリスでは当たり前で、とても人気がある。

イギリスでは、黒やグレー以外の墓石、例えば、赤い墓石やグリーンの墓石などとてもカラフルなハート型の墓石がいっぱいある。

刻む文字もカラフルで、金色、銀色の他にブルーやグリーンの文字で、故人の名前や経歴、趣味や好きな言葉などを好きなように墓石にデザインして刻む。

これからの日本のお墓は、故人で個々に作ることが主流となってくるであろう。
特にわれわれ若いジェネレーションが、年配の人のためにお墓を建てる時、このように自由に墓石も可愛くデザインされるのであろう。

この写真のハート型の墓石も40代の男性が、亡くなった父親の為に作製したものである。

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