中村 幸春 夢丸釣行記

遊漁船 夢丸での釣行記をお届けしております。
スズキ、太刀魚、メバル、スルメカ、甲烏賊、アオリイカ、キス 案内

雨の中

2023年06月27日 | ブログ
2023/6/25.26 小雨の中、出船
オイラが、雨でも釣りに行くのは非常に珍しい
しかも、Radarを開くと明け方まで中雨
降るまで釣ればエエとImageしたが、なんとこの夜は丸呑み鱸ばかり
そー活かせない鱸を釣っても市場は「活かさないとダメ」と言われる
折角釣れたのだから、活かしたいけど丸呑み鱸は直ぐに〆無いとダメなんよ
結果、鱸も真鯛もハマチも野締めして出荷した
「今釣りましたが、無理かな?」と電話するが、「活かさないとダメよ」
しかし、持ち帰っても、こんなには食べられないし、少しでも稼がないと、いけんし!、泣く泣く出荷した
帰りに「中村さん 鰆は?」
ソーか鰆なら野締めでもEE訳だ
鱸は活かさないとダメだけど、ハマチと鰆は野締めでもEEからな
「Understanding!」で一度帰宅してカッパを着込んで、鰆狙いでまた沖に出る

イワシを探すこと2時間
やっとイワシを見つけた
真鯛やハマチも喰い付くし、狙いの鰆も5匹取り込めたyareyare
持参したクーラーに入らないので納竿
1時間ほど寝て、朝一から帰省した
目的は刃物屋の在庫処分だ
少しでも役立てばEEと思い、兄貴とお店を覗いた
するとほとんど売れていた
なんか嬉しいな
老夫婦の店じまいが賑やかなら一番EEよ
人生の終いが賑やかなら悔いは無いね
お店を覗くと凄く愛想のEE奥様が「もーほとんど売れて無いよ」と笑ってくれた
しかし、刃物は無いけど、研ぎ石が少しあった
オイラが多用する砥石なので「これ買います」と言うと

女将さんは「ありがとう」と一言
実に丁寧な対応してくださる
これが商売を数十年継続している商売人の姿なんだ
いまどきの「ありがとう」では無く ホンマに感謝していますよと伝わる ありがとう
砥石も安く買えたからオイラも感謝を込めて「ありがとうございます」「お元気で」と店を出た
帰宅して砥石を調べると、現行品ばかり
残りの砥石は最後の最後に誰かが買うはず
柿の実も最後の1個は残す物
ひとりじめはイケンのよ
人生の最後は穏やかに過ごしたいね!
オイラが買った砥石は孫の世代でも使用できる
砥石がEEのはわかるけど、オイラが残したいのは 刃物は研げば生き返るから
研ぎ技術を孫に伝えたいね
伝承とは、財産を残すのでは無く、文化、技術を受け渡すのよ
お金や物では無く
しかも分かりやすく意味を伝えてね
釣りも同じ
針の結び方や、糸の結束、料理 様々な事を愛弟子や孫に、伝えなければイケン
お金は無いけど、オイラには人が得てない知恵はある
受け継いだらとんでもない財産になるはず
なぜならオイラが、アホみたいに釣り歩いた全て伝承するからめ!


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