夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

今日はNIKON FM

2020-01-28 17:21:06 | Weblog
HL-79Eは収拾がつかなくなっちゃたので再び中断です。そのうち気が向いたら再開します。

先日もったいないから組んだNIKON FMですが、使えるようになったと喜んでいましたがとんでもないミスがありました。このカメラはシャッター速度切り替え機構を分解すると中の部品の組み合わせがわからなくなるんだそうです。軍艦を分解する場合は頭のカニ目ネジを取ってはいけない云々。「早く言ってくれよ」

電池を入れたらもっともらしくファインダー内のLEDが点いたのでほっとしていたのに。

そんなことは知らないから自作カニ目レンチで


取っちゃったじゃないか。先日組むとき大変だったのはそんなわけです。

元はといえばもしかするとこのネジがPLYMPUS PEN D3の行方不明のネジと同じかもと抜いてみたんですが、PENが左ネジでこれは右ネジなのは緩めるだけでわかったんで、何も取っちゃうことはなかったんですが後の祭り。その時点ではこのカメラは装着していたAIレンズが欲しくて手に入れただけで本体は使う気はありませんでしたけど。

軍艦をバラす場合は横のビス(3本)を緩めてごっそり外すんだそうです。


使えるようにしないともったいないので再分解です。


内部にこんなに部品があります。


一番奥にあるツメのある部品はこの奥にある可変抵抗を回す物らしいんです。何の抵抗も無くフリーで回転しますがファインダーのLEDの点灯条件が変化します。


他にひとつ気になる箇所があります。ファインダーを覗くと左端に何か見えます。(この写真を撮るのは大変でした)

シャッター速度の表示です。シャッター速度切り替え部と連動していますがずれています。この機構は糸でつないでいるので弛むとこうなるのは持病でよくあることだそうです。この表示はずれていても使うには支障がないので当面そのまま。

ではこれからどうしましょう。
仮に奥側の部品を入れました。これは逆に入れるとシャッター速度が正しく全部切り替わらないので正規の入れ方はわかります。

シャッター速度は1/125 ASA400に合わせてあります。問題は奥のツメの位置です。

手元にNIKON FEがあります。フィルムカメラの人気が最低の頃本体のみ¥540でしたが問題なく使えますよ。

いつか撮るつもりでモノクロフィルムが入っていて、凝ったことにYA3フィルターなんか付けてあります。
こいつと条件を同じにしてシャッター速度と絞りの値が同じになるようにすりゃあいけるかもと、いつもの安直な考えが浮かびました。

神経を集中できるのは半日なのでもう少しだけバラバラの部品を観察します。
この部品は何の役目かな?


逆から見るとストッパーらしいぞ。シャッター速度B~1/1000の範囲を決めているのか。


その上に載る部品は可変抵抗のツメが入るらしい。切り欠きは三つあるけど恐らく真ん中だろう。


スプリングを介してASA感度切り替えプレートが載り相手と歯が噛み合うようになってるのか。プレートは相手の角穴で位置が決まります。


シャッター速度の表示プレートはカニ目ネジで締め付けか。


大体わかりました。一番下に入るストッパーの向きだけが不明だけどあっち向きかこっち向きか、正解率は50%だから違ってたらやり直せばいい。
ウルトラマンのランプ点滅!集中力が切れました。
部品を絶対失くさないように綿棒ケースに入れてお仕舞い。


夕方になって退屈なのでカメラを見ていて面白いことを思い付きました。さっそくFMを仮に組んで、
使える方のEFでこんなことをしました。

ワークステーションの背景を白の単色にセットして画面に向けて明るさを調べたんです。

ASA感度は400 補正は0


シャッター速度は1/125だと絞りはF4という結果でした。


次に仮組みのFMです。ASA400。


こちらはF4だとシャッターは1/2でした。

まるでズレています。
シャッター速度設定部の可変抵抗を回す切り欠きの位置が違っているんですね。切り欠きは3箇所あるので明日位置を変えてみます。

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