夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

OLYMPUS PEN D3 整備が終わりました

2020-01-22 14:59:36 | Weblog
露出計が"5"までしか振れないのはスイッチの接触抵抗によるもの、かも知れません。電池は新品を入れたしショットキーバリアダイオードも大丈夫でした。苦心惨憺してスイッチの導通を見たら接触抵抗が大きいし不安定です。
考えているうちに頭の上に豆電球が点きました。「スイッチを信頼性のある物と交換すればいいんだ」。

Ikegamiのカメラをバラした部品をかき回したらこんなのがありました。HL-79Eの操作部です。ABBの押しボタンスイッチが付いています。超小型なのであそこに入るかも。


基板から取り出しました。MADE IN USA 0.5A120VAC です。


スペース的には入ります。ステーを作れば取り付けは可能です。


ところがどっこい、このスイッチは基板取り付けなのでナットがありません。ネジの箱を探しましたが特殊なサイズなので出てくるはずもなし。インチ系の#8 UNFでしょう。いずれ手に入ったら改めて考えるとします。

じゃあ正規のスイッチをなんとかしましょう。ハンダを取って外しました。


さすがに昔の工業製品はしっかりしています。バラバラに分解できました。


恐らくこれが接触不良の原因です。

この写真ではわかりませんが押しピンが当たる部分が凹んでいます。構造的に付き当てで逃げがありませんから力を入れて押すとこうなるでしょう。

ケースはヒビが入っていました。D3では定番の症状らしいです。接着剤は信用しないので裏に別件で買った信頼性のあるScotchのアルミテープを貼って補強。


電極も細工しました。凹みを平らに修正して裏にバスコークを微量塗布。


凹み防止と押したときの逃げを期待してのことです。


不器用な指先でなんとか組み立てました。電極になっているスプリングを飛ばしたらアウトです。作業はバットの中でやるのが鉄則。


導通をチェック。


こんなもんでしょう。このテスターは短絡させても値は0.2Ωですから。


整備したスイッチを元に戻すんですがここで一息。こういう細かい作業は精神統一しないと。


スイッチの組み込みです。線をハンダ付けですがヘマをしないように入念に段取りをして作業。


イジコジしちゃあいけません。一発で決めます。


養生をやり過ぎて紙テープを剥がすときファインダーのカバーを捲り上げちゃいました。接着がいい加減でした。後で対処します。


次は突き当ての電極です。これも位置を決めて一発でハンダ付け。ずらしておいた絶縁チューブも戻さないと。


スイッチを取り付けるビスは入れるのが大変でした。カメラはほとんど真鍮なのでドライバーの磁気でくっつけることができません。


先程のファインダーカバーはボンドで軽く接着。


念のため露出計のチェックです。

白熱灯に向けたら元気に振れました。やはり不調の原因はスイッチでした。

最後の組み立てです。すっかり慣れたけど小さなネジはどうにも好きになれません。

完成しました。






ショットキーバリアダイオードでSR44の電圧を0.2V下げるというのはどうなのか、本当は正しい露出計と比べて校正するんでしょうがそこまではやりません。でも今回の作業は勉強になりました。
さてと、次はIkegami HL-79E再生計画の再開です。
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OLYMPUS PEN D3 組み立て完成なれど

2020-01-21 15:41:21 | Weblog
専門家じゃないので組み立て中に若干ミスがありました。こんな時は部品取りがあるのは心強いです。


部品取り機からいただいたのはこれ、フィルム巻上げダイヤルです。


オリジナルはうっかりハンダ付けの際コテを当てて変形させちゃったんです。

ヤスリで成型してピカールで磨いたので目立ちませんが。

ダイヤルを交換するとき余計なことをしちゃいました。何はともあれ一服。


ダイヤルを取り出すのにフィルムの枚数表示板のカシメを取ってしまったんです。そんなことしなくてもダイヤルと一緒に抜けたのに。


部品取りの方が程度が良かったので交換しましたがそちらもカシメを取っちゃったのでしっかり挿入して使いました。
このビスは逆ネジでした。


昨日配線したダイオードですが垢抜けしないのでやり方を変更します。


ダイオードをつないで


基板側はエナメル線です。部品取り機の配線にかぶっていた透明のチューブを拝借。すっきりしました。


後は組み立てるだけ(のはずでした)。
ここも極細のワッシャーが入ります。落ちないようにグリスをちょっとだけ。


メーターの透明板ですがあれこれやっているうちに割ったみたいです。いずれなんとか作って交換しましょ。


露出計のスイッチです。軍艦の固定も兼ねています。


ここで気が付いたんです。この中に納まる指針は軍艦を載せる前に入れないと!


上のふたつです。


頭、じゃなくて柱時計のゼンマイを巻いて、


軍艦を外して指針を取り付け。


ファインダーのモルトはフェルトを切って作りました。


ここのビスはどうしても落っこちるのでドライバーの先にグリスを付けて入れます。


自作のカニ目で締め付け。左ネジです。今回の一連の騒ぎはこのビスを失くしたためです。


組み立て完了。小さいのにずっしりとした手ごたえがなんとも云えません。


ほっとしたのもつかの間、露出計が変です。昨日は元気だったのにスタンドの白熱灯に向けてもEV値が5までしか上がりません。


思い当たるのはダイオードと電池です。ダイオードは前につけた物を切って別のを使いましたがリードを極端に短く切ってハンダ付けしたので熱でイカレたかも。それと昨日組んだとき抵抗が軍艦に接触して大電流が流れたので電池が弱ったのか。
さあどうしましょう。

SR44を買ってきました。


新しいので元気です。


軍艦を外してダイオード経由の電圧をチェック。

0.204V降下してます。ダイオードは良さそうです。

次に考えられるのはスイッチの接触抵抗かな?。調べたいけどスイッチから出ている線が極細ですし反対側は受光素子に入っていますが樹脂で固めてあってテスター棒が当てられません。


無理を承知でスイッチを外して導通を調べてみました。線を切りそうで怖いなあ。

やはり接触抵抗がひどい状態でした。しかも不安定です。


そういえば前に接点復活剤を滲み込ませた気がします。でも今回は樹脂に悪影響があるかも知れないのでやりません。頭の上に電灯が点くまで中断です。
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OLYMPUS PEN D3 手こずりながら組み立て

2020-01-20 16:44:53 | Weblog
部品も揃ったし後は落ち着いて組み立てるだけ、と思ったけど落とし穴がありました。
では途中経過を。昨日は巻き取りスプールを入れるのを忘れました。


せっかく組んだ電池ホルダーを分解です。ホルダー本体を取ると自作絶縁板が出てきます。記念に一枚。


ここに薄いワッシャーが入っています。落ちないようにテープで貼り付けておきました。


スプールを入れて


ホルダーを戻します。


軍艦に入るファインダーユニットです。綿棒でレンズを清掃。


ファインダーのカバーは接着剤が劣化して取れていました。


どんな接着剤なのか不明です。きれいにしようと色々やりましたが適当なところでやめ。黒のバスコークがあったので微量使って接着しました。


露出計にダイオードを入れる準備です。レンズ保護のためアルミテープを貼って古いハンダを取りました。細い線が出ていたのは抵抗のリード線でした。どうりで切れたのは撚り線なのに単線が出ていて?だった訳です。


念のためにこの抵抗の抵抗値を測ってみました。正常です。


抵抗をしっかりハンダ付け。


迷路をくぐり抜けた配線にショットキーバリアダイオードをハンダ付け。


収縮チューブを被せて


基板にハンダ付け。


露出計のボタンを押して針が振れるのを確認して軍艦の取り付けです。シャッターボタンがあるので軍艦を仰向けにして本体を被せるとうまくいきます。


では露出計のテスト。「あれっ」針が動きません!なんで?


組むとき配線が切れたのかなと軍艦を取り外して試すとちゃんと振れます。


さてはファインダーユニットと本体の接触が悪いのかなと接合部をヤスリで削って接触抵抗が0.1Ωになったのを確認して軍艦を戻しました。
でもダメです。一体何が原因だろうと老眼鏡でためつすがめつ。
わかりました。基板の抵抗をいじったとき起してしまったので軍艦と接触したんです。


ここに接触した跡がありました。(これは拭き取った後です)


原因がわかれば結構、他に手を掛ける箇所が見つかったので今日は時間切れとします。

ここのモルトが劣化して脱落しています。これも含めて明日の心だあ。


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OLYMPUS PEN D3 組み立て開始

2020-01-19 13:58:58 | Weblog
いよいよPEN D3の組み立て開始です。全力ウォーキングで心地良い疲労感ですが血液が循環して頭はすっきり。ぼちぼち始めましょう。
なにはともあれこのバットの中で作業をします。細かい作業はこれが一番です。


電池ホルダーのプラス側電極のハンダを取ります。


貼り革を剥がしてレンズを外して張り替えておいた細い配線です。必要な長さに切りました。


苦手なハンダ付け。


電池ホルダーのベースを置いて電極をはめ込みます。


昨日作った絶縁板を載せて電池ホルダーのケースを取り付け。ネジを飛ばさないように細心の注意。こういう作業も苦手です。


なんとか収まりました。苦労して作った絶縁板が見えます。


SR44を入れました。


ここで電圧の確認です。プラスアースなのでマイナス表示になります。


ダイオードは失くさないようにテープで留めておきました。


さて、ダイオードはどこに収めましょうか。


ファインダーユニットを仮に載せて干渉しない場所を探します。

ファインダーユニットの下は十分スペースがあります。

ダイオード経由で繋ぐのはここです。


ダイオードを仮にハンダ付けして電圧を確認。

正規の水銀電池は公称1.35V。2.13Vの電圧降下、いい値です。

これからテレビでワールドカップ女子ジャンプ個人戦が始まるので今日はこれでお仕舞い。そうだ、電池は抜いておかないと。
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OLYMPUS PEN D3 電池ホルダーの部品作りを続ける

2020-01-18 15:42:54 | Weblog
改めて電池ホルダーの構成を調べました。ベースの樹脂部品にマイナスの電極が収まります。


その上に絶縁板が載ります。これはオリジナルで、寸法取りのため割れていたのを瞬間接着剤で復元しました。この状態で使えないことはありませんが私の性格が許しません。


更に電池を収めるケースが載ります。


電池はここに収まります。本来はH-C(MR44)型水銀電池公称電圧1.35Vですが現行の酸化銀電池SR44を使います。SR44は1.55Vなのでショットキーバリアダイオードで0.2V下げるという目論見。勘定は合います。LR44は同じ寸法ですがアルカリ電池で電圧が1.5Vなので具合が悪いです。あれ、これはLR44でした。


最後にカバーを締め込みます。カバー側がプラスです。


これがマイナス電極ですが絶縁板の角型の切り込みはこの耳の逃げです。幅は2mm。


なお、絶縁板の角型の逃げはオリジナルでは2箇所ありますが使うのは一箇所です。これは工場で組む際裏表に気を使わなくて済む配慮なのかも。


では切り込みを入れる段取りです。M8の平ワッシャーを2枚使います。1枚に切り込みの罫書き。


2枚のワッシャーを瞬間接着剤で貼り付けてボルトとナットで締めます。


去年きれいに整備したのに錆び錆びのバイスにくわえて金ノコでゴリゴリ。


ヤスリで仕上げました。


今使ったヤスリを加工してポンチにします。


一発で決めたいので型をもう一度入念に仕上げ。


ヤスリをグラインダーで切り砥石で目を落としてポンチを作ってきました。


この先端でプラ板を抜くんです。


試し切りです。実験用プラ板を平ワッシャーの雌型ではさんでポンチでコツン。おー、抜けました!


まずまずの抜け方です。


いよいよ本番、絶対失敗しないように慎重に段取りを考えないと。ここで昼食。

再開です。オリジナルの絶縁板と製作中の板を正確に合わせて瞬間接着剤を微量付けて仮止め。


雌型のワッシャーではさんで木の台の上で打ち抜きます。


抜けました。


仮止めを剥がして残った瞬間接着剤を溶かします。


これが意外にしぶとくて塗っては数分待って拭き取りの繰り返しです。


今日は組み立てに掛かる気はないのできれいになるまで接着剤の掃除を続けます。
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そろそろHL-79Eの整備を再開したいけど

2020-01-17 14:34:55 | Weblog
去年の秋に中断したままのIkegami HL-79Eですが、そろそろ再開したいところですが色々手を広げすぎて手が回りません。
当面PLYMPUS PEN D3をなんとかしちゃいましょう。と考えてるうちにまた余計なことをやってます。


Arriflex16Sのバッテリーユニットを見ていたらスイッチとガードが気に入りません。ジャンクボックスをかき回したら現状よりトグル部が小型のがありました。スイッチガードもアルミ板を曲げて作りましたがなんとかならないものか。
この件は手早く片付けました。


鉄は柿渋で簡易黒染めができるとネットで知りました。さっそくユニクロメッキの木ネジを4本マジックリンに漬けてメッキを落として自家製柿渋に一晩漬けておいたら真っ黒にはなりませんでしたが渋い色になりました。


取っ手の木ネジがそれです。スイッチガードにも使いました。


PEN D3の絶縁板ですが角形の切り込みをきれいに抜く方法を試行錯誤しています。今回は鋼板にヤスリで切り込みを入れて雌型にしようという案です。


試しにプラ板を貼り付けて


カッターナイフで切り込みを入れました。指先は不器用なので奥はうまくいきません。


なんとか切り抜きましたが


これじゃあ納得がいきません。


じゃあ違う後方をと高速カッターで切り込みを入れてみました。刃の厚さが切り欠きの寸法よりちょっと広いけどきれいな溝です。


ポンチをどうするかは後で考えます。本番は簡易雄型で抜くつもりです。でもねえ、ここまでこだわると病的かも。

もうひとつネタがあります。
Arriflexの三脚アダプターを作った際、陳列用の台に使っていた1/4"の穴付きボルトを拝借したので替わりのネジを買ってきました。


台の端材はもう一枚あって、オリーブ油を滲み込ませていい色になっています。


穴を開けて座繰り加工しました。ネジは長さ20mmでちょうどいい具合です。


これをArriflexに取り付けて元の場所に陳列しました。


そうだ、これも。ヤフオクで入手したPENに付いていたオリジナルのストラップは変形していたのでお湯で温めて前から持っているPEN EE-2(ストラップ欠品)に付けてぶらさげました。

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OLYMPUS PEN D3 電池ホルダーの絶縁板作り

2020-01-16 13:58:03 | Weblog
朝起きたら外は雪景色でした。多い年は50センチを越す積雪量ですが今年は今のところ記録的な暖冬です。水道凍結防止帯も電源を入れていません。


今日はOLYMPUS PEN D3の部品作りです。電池ホルダー内の絶縁板が割れていたので材質は違いますが同じ寸法の物を作ろうとしているんです。
今までの失敗を経験にして、まずはプラ板をアルミ板ではさんで先日加工したホルソーでくり抜きます。


きれいに抜けました。外径寸法もピッタリ。


次に平ワッシャーを板に固定して内径を12mmのドリルで拡大。


ペンチでくわえたのは正解。ちょっと偏芯したけどうまくいきました。


くり抜いたプラ板の両面テープのベタベタをシール剥がしできれいにして


先程加工したワッシャーに両面テープで貼り付けます。


更に板に貼りつけ。


12mmのドリルを通します。


うまいこと内径が抜けました。


もう一度シール剥がしでネバネバを掃除。


オリジナルの絶縁板と重ねてテープで固定。ちょっと偏芯したのはここで目視で調整。


ここからがミソです。要らない鋼板に2mmの穴を開けます。


そのドリルの尻をグラインダーで軽く平らに削ります。


面取り部をカットしたんです。


ドリルを上下逆にセットします。ドリルがスムーズに通る位置に鋼板を固定。


そうなんです。プレスの代用だぞ。もちろんドリルは回しません。


ほら、きれいに抜けました。


計3箇所抜いて縁も抜きました。

この方法は機械修理の現役当時機械のパッキンに穴を開ける際思いつきました。重宝しましたよ。

次は角の切り欠きです。まだ考えがまとまっていませんがこんな事に知恵を絞るって、ボケ防止に効果的です。
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Arriflex16S用三脚アダプター製作

2020-01-15 15:21:25 | Weblog
朝から趣味の工作です。初めに三脚側の取り付け部を決めましょう。色々使えそうな物を並べてみました。


木工用のダボです。ネジはまさに1/4"でカメラで標準のサイズ、これを打ち込みます。


試しに切って余った桧板に下穴を開けて打ち込んでみました。ドリルはφ7.5ですがしっかり食い込みました。


まずφ6.5のドリルで通し穴を開けます。


次にアルミ板を取って桧板の下穴をφ7.5のドリルで深さ6mm程度拡大。


ダボが斜めに入らないようにボルトとナットを準備。


バイスで慎重に押し込みます。


成功です。ツライチになりました。


仮り組みして周り止めの穴と木ネジで補強する穴を開けました。


三脚に取り付けてみると「いいぞ」


次はカメラ側の取り付け部です。あわてて穴位置を勝手違いに開けちゃうなんて事態がよくあるのでここで一服。

カメラ側はカラーが必要なのでこのローレットナットを加工して使います。


内径をφ6.5のドリルでさらいます。


色々やってカラーができました。


桧板に貫通穴を開けます。


φ12のドリルで座繰り加工。カラーを入れます。


計算違いでアルミ板の板厚を引くのを忘れてネジが飛び出ちゃう!


サンドペーパーでこすって1mm薄くします。


ここがミソで、ネジが落ちない仕掛けです。


カメラに取り付けてみました。


どうせならとカメラ底面の3/4"ネジ穴を利用して周り止めを入れます。このタッピングビスの頭が相手に納まります。


桧板にセリアの水性塗料を塗ります。この塗料は乾きが早くて助かります。


完成しました。こちらはカメラ側。回り止めのビスは固定部の補強も兼ねています。


三脚側です。向こうの穴は三脚側の回り止めが入ります。


Arriflexにアダプターを取り付けましょう。


言わなければアダプターが入っているとは見えない、かな。


ティルトロックを解除してもほぼバランスが取れます。


ここまで私にしては大仕事でしたがいい物ができました。
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Arriflex用三脚アダプターも作ろうっと

2020-01-14 16:53:32 | Weblog
せっかく整備した木製三脚ですがArriflexを載せるとレンズが重くてティルトのロックを緩めるとお辞儀しちゃいます。これは危険なのでなんとかせねば。

1mmのアルミ板を必要な寸法にカット。アングルで作った冶具にはさんでカッターナイフで数十回切り込みを入れます。このアルミ板は壊れたLEADERの波形/ベクトルスコープユニットから取った物で硬い材質です。


怪力で曲げを繰り返して


切れました。


途中で寸法を変更したので余分なところをタガネでカット。


材料が揃いました。真ん中の板はセリアの桧です。


アルミ板で桧板をサンドイッチするんです。


アルミ板に穴を開けて皿加工、木ネジで固定します。


外から部屋に入ったら老眼鏡が曇りました。一服。


剥がしたラベルが残っていました。初めは全金属製にするつもりでしたが木製でもアルミ板で挟めば軽量で強度も出ます。


とりあえずここまで出来ました。こちらはカメラ側です。


三脚側です。


昨日書いたポンチ絵です。寸法は一部変更しました。


ここに載せます。


Arriflexの裏は三脚穴が1/4"と3/8"がありますが1/4"を使います。


先程1/4"のネジは買ってきましたが先日「ムサシ」で短いマイナスネジを見たような気がします。前から持っている穴つきネジでもいいか。こだわっちゃいます。


出来ればArriflex取り付け部は工具なしで締められる方がいいし、どうしようかな。いくつか案はありますがカメラ側の固定と合わせて明日の楽しみだあ。
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OLYMPUS PEN D3 電池ホルダーの部品作り

2020-01-13 14:49:12 | Weblog
本日最初の作業は木製三脚の残件。別に大したことじゃなくてヘッドの頭にコルクを貼ったのと回り止めのネジを入れただけです。
前に貼ったゴム板でも問題はないんですが粘着剤付きのコルクがあったので切り抜いて貼り付けました。それとネジの箱に何かの三脚から取った回り止めのネジが偶然出てきてこれがピッタリのサイズだったので入れました。


手こずっているPEN D3の電池ホルダーの絶縁板です。改めて取り掛かりました。今日は手順を変えて穴あけから。
相手が0.5mmという薄いプラ板なのでアルミ板でサンドイッチしてボール盤で穴あけ。バリを防ぐ効果を期待してのことです。


バリはほとんど出ませんでした。


これをMDF板に両面テープで貼り付けてサークルカッターで外形を切り抜こうとしたのですが

芯がずれて偏芯したのと正しい円にならず一部螺旋になっちゃいました。

外の道具箱をかき回したらこんなホルソーがありました。φ25ですが刃が薄いやつです。


内径はφ22.5mmで作ろうとしているサイズと一致。


試しにアルミ板に穴を開けてみました。ところが実際に抜いた側はφ21.5。刃が千鳥になっているのとブレのため小さくなるようです。ホルソーは本来穴を開けるツールで円盤を切り抜く物じゃありませんから無理もありません。
そこで千鳥になっている刃の内側を向いている方をプライヤーで外側に向けて微妙に開いちゃいました。
それで改めてアルミ板をくり抜いたら外形約22.5mmの円盤、必要な径になりました。


改めてプラ板をアルミ板でサンドイッチ。


今度こそ。


成功です。


穴はホルソーのドリル径なので先程一緒にくり抜いたアルミの円盤でサンドイッチして周り止めのため木ネジで締め付け。


φ12のドリルで穴を拡大。「あれ、偏芯してないか?」


失敗です。これだからアルミは嫌いなんです。柔らかいのでちょっとした加減で穴がずれてしまいます。


でもこのやり方で間違いはないようです。サンドイッチの材料を鉄板(正しくは鋼板)にすれば恐らくいけます。
でも手元に薄手の鋼板がありません。またホームセンターへ行かなきゃ。
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