薫 風 ~KUNPOO~

初夏に薫る爽やかな風に思いをよせ、YukirinとKaorinが日々の出来事などを綴るページです。

みちのく一人旅~その3

2005-11-15 | 旅  行
■ いまや東北は「義経」ブーム。せっかくなので、帰りに奥州は平泉に寄ってきました。

■ 平泉は、藤原の初代清衡、前衡、秀衡の3代にわたり12世紀の繁栄を極めた歴史の都。当時の人口は10万とも20万ともいわれ、京につぐ規模を誇っていたといいますが・・・これがまた、現在は非常に行きにくい(交通の便が悪い)ところにあるのだなぁ。

■ まずは駅から歩いて10分ほどの毛越寺へ・・・。大泉ヶ池を中心とした広大な浄土庭園に、真っ赤に紅葉したもみじが色を添えています。NHKの大河ドラマ「義経」のオープニングにも、最後の方で出てきますね。

■ 写真を撮りながら1時間ほど散策してから、周遊バスを利用して中尊寺へ移動。駐車場から急な参道を登っていきます。仏教文化を普及させるため、藤原清衡が21年の歳月をかけて40以上の堂塔と300以上の禅坊を造営。14世紀にその大多数を消失してしまいましたが、現在も3000点以上の国宝と重要文化財を抱えています。そうそう、弁慶が使っていたとされる長刀も展示されていました。

■ 最後に高館・義経堂を訪れました。高館は、平泉でもっとも眺望がよいといわれる丘陵地。かつて、源頼朝に終われて逃げ落ちた義経の居館があった場所。藤原泰衡に襲われた義経は、妻子とともにここで自刃したといいます。きっとここが、「義経」の最終回の舞台となるのでしょうね。

■ 朝のうちこそ少し雨が残りましたが、次第に晴れ間も広がり、久しぶりに歴史の散策を楽しむことが出来ました。

<photo:毛越寺庭園>