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薫 風 ~KUNPOO~

初夏に薫る爽やかな風に思いをよせ、YukirinとKaorinが日々の出来事などを綴るページです。

アメリカ西海岸へ~その10

2010-03-14 | 旅  行
■ サンフランシスコ最後の夜は、本格的なジャズと創作和風料理を食べられる「yoshi’s」へ。ホテルのコンシェルジェに頼んでレストランの予約をしてもらう。なんでもレストランに入る前にライブ席のチケットをもらわなければならないらしい。

■ 夜は少し危険なところだというので、ホテルの前からタクシーでレストランへと向かう。タクシーでも10ドル程度だから、日本とは比べ物にならないくらい安い。カウンターのお姉さんに名前を告げると、チケットを2枚発行してくれた。どうも自由席らしい。

■ まずはレストランで腹ごしらえ。お寿司や天ぷらなどおなじみのメニューが並ぶ。日本人シェフが経営しているというだけあって、味も確か。海産物が豊かで新鮮なサンフランシスコの食材を生かした一風変わった和食とビール・ワインを楽しむ。

■ 食事を終え、同じ建物内にあるライブホールへ。1階のテーブル席を確保。カナダのトロントから来たというカップルと同席となる。バンドは基本トリオにサックスとボーカル。このボーカルが、かの有名なジミー・スコット。

■ といっても我々は全く知らず…車いすに乗ったお爺ちゃんが「ア~」とか「ウ~」とか甲高い声を出しているだけかと思ったのだが、会場はスタンディング・オベーション。テーブルのカナダ人にこっそり聞いてみると、かなり有名で人気のあるシンガーらしい。われわれとしては、ソフィー・ミルマンとまでも言わないまでも、甘い歌声のほうが心地よかったのだが。

■ 帰国してネットで調べてみると、「ジミー・スコットことジェイムス・ヴィクター・スコットは、1925年7月17日、オハイオ州クリーヴランド生まれ。男5人、女5人の兄弟姉妹の3番目で、経済的に恵まれない家庭環境にもかかわらず、教会でピアノを弾く母親についてゴスペル音楽に親しんだ。遺伝性のホルモン異常からくるカルマン症候群といって、普通に声変わりせず背丈も伸びない体質だったが、それで後に、エンジェリック・ヴォイスと呼ばれる独特の歌唱スタイルを編み出すことになる。」(中略)「今年(2007)は年明け早々に、ジャズ界最高の栄誉とされる「ジャズ・マスター賞」(秋吉敏子が日本人で初受賞)に輝き、3月にはケネディ・センターの「リヴィング・レジェンド・アワード」も獲得している。」(ブルーノート東京のHPより)

■ ふ~~む、われわれはラッキーだったんだね~、きっと。

アメリカ西海岸へ~その9

2010-03-13 | 旅  行
■ サンフランシスコ3日目はまずまずの天気。またもやバスに乗って、リージョン・オブ・オナー美術館へ。エル・グレコ、ピカソ、レンブラント、マティス、ルーベンス、ドガ、マネ、モネなど全米でも指折りのヨーロピアンアートの殿堂として、絵画や彫刻など約85000点の貯蔵を誇る。入り口前には、ロダンの「考える人」の彫刻もある。今回はロスに比べ順調にたどり着くことが出来た。

■ お昼はケーブルカーに乗って、再びフィッシャーマンズワーフへ。かつてイタリア人漁師の船着き場として栄えた所らしい。アシカを見たり、ゆっくりと散策する。

アメリカ西海岸へ~その8

2010-03-12 | 旅  行
■ サンフランシスコ2日目は、雨。それにもめげず、ナパ・バレーのワイナリーツアーへ、日本人ガイドさんに連れて行ってもらう。

■ 本当は、ナパ・バレーを3時間ほどかけて走るワイントレインに乗ってみたかったのだけれど、ちょうど2月は土日しか営業していないとのこと。車窓からブドウ園を見ながら、美味しい料理とワインを車内で楽しむというものだが、この電車だとワインは1種類しか飲めないらしい。それならば、何箇所かワイナリーをめぐり、飲み比べてみたほうが私たちにとっては楽しいだろう。だいたい10ドル前後払えば、何種類かのワインをテイスティングさせてくれるメニューがあり、二人で楽しんだ。日本と違ってアメリカのグラスは大きめで、しかもたっぷりと注いでくれるからありがたい。

■ 昨日見たゴールデンゲートブリッジを渡って、車を飛ばすこと1時間余り。最初のワイナリー「ロバート・モンダビ」に到着。フランスからブドウの苗木を持ち込み、カリフォルニアでワインを開発した第一人者だそうだ。その向かいには、これまた有名な「オーパス・ワン」があったけど、何しろワイン1本200ドル、試飲も30ドルと言うことで、ここはパス。

■ ワイナリー2軒目は「ガーギッチ・ヒルズ」へ。1976年にパリで行われた米仏ワインのブラインド対決、通称『パリ事件』。フランスワイン界の重鎮たちが審査員という状況の中で、赤ワイン、白ワインともに第1位を獲得したのは、なんとカリフォルニアワイン。当時この "白の優勝者" であるモンテリーナを仕立てたワインメーカーこそが、このワイナリー設立者である。

■ 3軒目は「ヴィー・サッツゥイ」。デリが充実していて、試食したチーズも、カモのパテも美味しかった。ここでクラブケーキとスープ、シュリンプ・サラダを買い込んでランチ。ここのワインは一般には流通しておらず、ワイナリー直販しかないのだという。

■ そして最後は「ドメイン・シャンドン」。かの有名なドン・ペリを製造している会社のカリフォルニア版。すっきりさわやかなシャンパンを何種類も試飲できて、とても幸せ。社名入りのフルート・グラスももらってきた。

■ 天気は雨と冴えなかったけれど、とても充実した一日でした。ツアーに一緒だった人たち(若いカップルと年配の男性の3人)も、気さくで感じの良い方ばかり。当初はワイナリーを2軒回って、アウトレットでショッピングというプランだったけど、せっかくなら1カ所でも多くのワイナリーを見たいということで、全員一致。ワイナリーの後は美味しいコーヒーショップに連れていってくれるなど、柔軟に対応してくれたガイドさんにも感謝。

■ そして、こうしているうちにも、着実にワインが消費されていく…

アメリカ西海岸へ~その7

2010-03-11 | 旅  行
■ フェリービルディング・マーケットプレイスで美味しいコーヒー(Blue Bottle Coffee Co.)を飲んだ後、ゴールデンゲートブリッジ脇の高台へ。展望台からは、サンフランシスコ湾が一望できる。3月になると手づかみできるほどのニシンの大群と、それを追うイルカとクジラの群れがやってくるそうだ。

■ 市内をぐるぐるまわりながら、TVドラマともなったツインピークスへ。夕暮れのサンフランシスコ市街が美しい。よくもこんな坂ばかりの土地に街をつくったものだ。まさに隣の家と隙間なく、色とりどりの家が建てられている。ときどきビクトリア朝の家が並んでいたりして、趣を添えている。

■ 一休みしてから、ジャズギターの生演奏をしている近くのイタリアンレストランへ夕食を食べに行く。この界隈はジャズが盛んなのか、あちこちにレストランに「JAZZ」の文字が見える。ビールとワインをいただいて、ギターの音色に耳を傾ける。あ~、このくらいの大きさがちょうどいい。

アメリカ西海岸へ~その6

2010-03-10 | 旅  行
■ ♫ ロスからサンフランシスコへ~つづくぅフリーウェイを~♪ ヒッチハイクしたわけではなく(浜省ファン)、飛行機にて移動。なんたってカリフォルニア州だけで日本列島とほぼ同じ大きさなのだ。1時間ほどのフライトで、サンフランシスコ湾内にある空港にランディング。

■ 着いた当日はサンフランシスコの半日観光。ホテルにチェックインしてから、日本人ガイドさんに車であちこち連れて行ってもらう。まずはフィッシャーマンズワーフの屋台で、お目当てのブレッド・ボウル入りのクラムチャウダーやシュリンプカクテルを頬張る。ガイドさんお勧めの屋台は、さすがに美味しい。さっそくビールで乾杯。

アメリカ西海岸へ~その5

2010-03-09 | 旅  行
■ 一旦ホテルに戻り、映画「タイタニック」の撮影にも使われたクイーン・メリー号にてディナー。対岸の夜景を眺めながら、大きなステーキをビールとともに美味しくいただく。そのあと、近くの空港に移動して、セスナ機に乗って空から夜景を眺める。低気圧が近づいているため、風が強く6人乗りのセスナが時折揺れる。

■ 「こんなことなら食事の前に乗せてくれ」と思いつつも、ロスの夜景を堪能する。20分ほどのフライトだったが、日本みたいにネオンがなく、街の灯りはほぼオレンジに統一されていてとても美しかった。

アメリカ西海岸へ~その4

2010-03-08 | 旅  行
■ ロザンゼルス2日目は、ホテルの近くのバス停からラピッド・バスに乗って西海岸最大の美術館、ゲッティ・センターへ。

■ ちなみに、ロスで乗ったバスは、2台が連結されている大~きなバスだ。どこまで乗っても1ドル20セントと格安なお値段。5ドルの一日券を車内で買おうと思ったのだけれど、「いいから後の席へ座れ」と言われ(たと思う)、タダで乗せて貰うことに...。

■ ロサンゼルスの街はほぼ「碁盤の目」状に造られているから、通りの名さえわかれば自分がどこにいるのかすぐに理解できる。バス停にも通りの名がついているのだけれど、これが車内でまたうまくアナウンスしてくれないのだ。

■ 一度勘違いして一旦おりては見たものの、バス停の表示をよく見たらまだだったので、もう一度前から乗り込んでしまった。結局、バスの運転手に降りたい停留所名を告げて、到着したら教えてもらうことにする。

■ バスを乗り換え、UCLAの傍らをすり抜けて無事ゲッティセンターへ。無人運転のトリムに乗って丘の上にある美術館まで移動。風が強くて寒い。とりあえず館内のレストランで腹ごしらえして、館内を見学。

■ ここはゲッティさんという石油王が所有していた美術品をもとに造られたというだけあって、入場無料。ベビーカーを押した家族連れも多い。フラッシュをたかなければ館内の美術品も撮影自由など、日本の美術館よりもずっとオープンな環境だ。

アメリカ西海岸へ~その3

2010-03-07 | 旅  行
■ その後、ホテルへチェックイン。夜は地下鉄に乗って、ハリウッドエリア(?)にある「ベイクド・ポテト」までジャズを聴きにいく。

■ 途中で乗り換えを間違え、なぜかコリアンタウンへ到着するも、気を取り直して引き返す。アメリカの地下鉄には、自転車を押した人たちも乗り込んでくる。当初、怖~いイメージのあった地下鉄だけど、心配したほどのことはなかった。

■ ベイクド・ポテトは予想していたよりも小さなジャズクラブだった。店に入るとドラムセットの前の席に案内され、演奏が始まるまでビールとチーズたっぷりのベイクドポテトをほおばる。海外のジャズクラブって、演奏が始まるのがおそいんだよなぁ。

■ バンドはエレキベースを中心に、エレキギター、キーボード、そしてドラムという構成。ジャズというよりはヒュージョン系の曲がほとんどだったが、演奏が始まると大音響。狭い店内にドラムの容赦ない音が響きわたる。外耳道内の耳垢がすべて落ちるかと思ったくらいだ。1stステージ終了時点でタクシーを呼んでもらいホテルへと帰還した。

アメリカ西海岸へ~その2

2010-03-06 | 旅  行
■ サンタモニカで記念撮影をした後、ファーマーズマーケットで軽食をとり、おきまりのハリウッド・チャイニーズシアターへ。著名な男優・女優の手型・足型を追跡する。まもなく、この隣のコダックシアターで、アカデミー賞授賞式が開催される。

■ シアターの前には、有名俳優・女優を真似た格好をした人やダースベイダーなどの着ぐるみを着た人たちがウロウロしている。どうやら観光客相手に一緒に記念撮影をして、お金をせびる人たちのようだ。最近、映画もとんと見てないなぁ。

アメリカ西海岸へ

2010-03-05 | 旅  行
■ 先週、二人で1週間休暇をとってアメリカ西海岸へ行ってきました。ロザンゼルスとサンフランシスコ2都市の周遊。娘は木曽の実家でお留守番。ゴメンネ。

■ さてウエストコーストはというと、陽差しが出れば暖かいけれど、まだ風は(予想以上に)冷たい。カルフォルニアでは、雨は年間で10日間ほどしか降らないらしいが、この2月が雨季に当たるのだという。

■ デルタ航空の機体はオンボロだったものの、とりあえず成田から順調にフライトし、その日の朝8時ころロサンゼルス国際空港に到着。今回は旅行内容を吟味している余裕がなかったので、JTBのツアーを利用。さすがはJTB。ホテルまでの送迎、半日市内観光もつけて、至れり尽くせりの旅行。

■ まずはジェット・ラグと闘いながら半日観光へ。日本人ガイドさんがロザンゼルスの見どころを車で案内してくれる。サンタモニカは美しいビーチで、海岸沿いをジョギングしている人が多い。砂浜にも人影は見えるが、寒流のため泳ぐ人はまずいないという。