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国産と輸入アサリ

2016年01月02日 | 日々の出来事

アサリは、好きな味噌汁の具の一つです。

アサリの酒蒸しは、酒の肴に良いですね。

私は、信州育ちで海無し県なので、幼いころ海産物は、

殆ど食べたことが無かったので、 「こんな美味いもの」と・・・

取り分け貝類が珍しかったです。

 

始めて東京に出てきて、木更津で初めてアサリを見た時、

この画像のように、良い色して模様も、

綺麗だなあと思いましたね。

 

 

 

 

こちらの画像は、現在日本のスーパーなどで、

売られているもので、色や模様が全然違いますね。

 

何故こんなに色柄が違うかと言うと

育った環境が違うからなのです。

上の画像は、日本の海岸で育てたもの。

下の画像は、海外の海岸で育て、後に日本の海岸で

育てたとしても、その期間が短かったものです。

以前私か調べた時は、輸入の貝を二年以上、

と記憶していますが、現在では一年でよい事に

なっているとか・・・

 

何故輸入の貝は、日本の海岸で一定期間育てなければ、

国産と呼べないとしたかと言うと、日本の海岸の砂は、

粘土からなる粘板岩と、花崗岩を主体とする、

白い砂が混ざっていて、丁度純日本産のアサリの、

貝殻の絵柄が、保護色になっているのです。

 

では、一般に出回っている、赤茶系の貝はどうかと言うと、

ユーラシヤ大陸の赤土が、海岸に流れ込んだ海岸の砂を、

保護色にしているからなんです。

大体、中国か中国を経由した北朝鮮のもの、

だと察しは尽きますね。

 

上記のように、日本産と呼ぶ事を許可するために、

当初「日本で二年育てよ」と決めたのは、大凡二年で

粘板岩と花崗岩系の、保護色が完成し、

外見上は見分けがつかなくなるからなのです。

 

しかし輸入して一年で出荷するのと、二年待つのとでは、

「資金の回転が悪く、利益率が下がる」のは確かです。

どことは云いませんが、業者団体には弱く、消費者には強い

省庁は、こんなにはっきり見分けがつく状態でも、

業者の利益を優先させたのでしょうね。

 

 

これは、ただ業者を儲けさせるためだけの便法ですが、

業者に、産地偽装を正々堂々と、やれるような規定を作って、

素知らぬ顔をしている省庁は何処なんでしょうね。

どんな偽装が容易になるような、便宜を図ってやっているのか、

それは誰なのかを、何れの日か、書いてみようと思います。



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