幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

「柏葉あじさい」の仲間たち

2024-06-16 | 

あじさい祭りの行われている公園を歩き、その種類の多さを改めて感じている。

今日は、「柏葉あじさい」の仲間らしい花だけを選んで、三品種を撮ってきた。

てまり状の球でもなくガクアジサイの形でもない、それぞれユニークな形をしている。

但し、そっくりな葉の形が、同じ仲間であることを教えてくれる。

 

スノーフレーク(八重カシワバアジサイ)。

三つのなかで一番好きなのを一つ挙げろと言われればこれになる。

八重の花弁は、やや緑がかった白が清々しく、ブドウの房のように整った形もいい。

 

次に、「ハーモニー」、今年初めて見た品種がこれである。

「なに、これ!、アジサイなの?」、綿あめのような形に、見た瞬間驚いてしまった。

隙間なく、びっしりと花びらが埋め尽くし、もこもこと湧いてくる雲のようにも見えた。

私同様、見慣れたアジサイとの違いに興味をもち、足を止める人が多い。

 

最後の「スノー・クイーン」は、見頃を過ぎているようだ。

この前見たときは、その名が示すように白かったのだが、今はピンクが混じってきている。


北山公園・菖蒲まつり

2024-06-13 | 

東村山市(東京都)の「北山公園菖蒲苑」では、6月16日まで菖蒲まつりが行われている。

 

多くの品種が時期を換えて咲き続け、5月下旬から6月下旬まで楽しむことができるという。

観光ボランティアの方が、30分ほどかけて見どころを説明して下さり、新たに得る知識が多かった。

菖蒲の品種には江戸系、肥後系、伊勢系、長井古種などがあり、ここでは、そのすべての系統が育てられているとのことである。

 

花を観賞する際は、目を花の高さまで低くしてみると、見え方が違ってくると教わった。

立ったまま見ると・・・

花と花との間隔が空いて見える。

 

しゃがみこんで目線を低い位置にする・・・

色々な品種の花が密集して競い合って咲いているように見える。

 

中には珍しい花も見られる。

「とんとん花」という原種だといわれる素朴な花(紫色)。

 

「北山乙女」は、他では見ることができない北山公園の固有の品種。

咲き始め、花びらがスプーン状に曲る特徴があるそうだ。

 

お聞きすると、「きれいな花だけを観てもらえるように、毎日、盛りを過ぎた花柄を摘み取る」作業をしているとのことである。

田んぼの中を歩いて行う作業であり、それは大変な重労働であることが想像できる。

こうして見るとどの花を見ても見ごろで、枯れたりしおれた花は無かった。

手入れをされる方たちの、見えない苦労のおかげである。

 

花しょうぶの鑑賞の後は、北山公園に接する八国山緑地をウォーキング。

木々が日差しを遮ってくれる尾根道は、ゆっくり歩くと汗も引き、気持ちよく歩くことができた。

 

 


「美・ちゅら」さんで沖縄家庭料理

2024-06-11 | グルメ

昨晩は沖縄の家庭料理居酒屋「美・ちゅら」さん(東京都東村山市)で、沖縄料理を楽しんだ。

まだまだ沖縄料理については「舌」に冒険はさせていないので、選ぶ料理の幅が狭いような気がする。

 

おつまみに選んだのは、ミミガー、ジーマミー豆腐、海ブドウの三種で、沖縄出身者以外にも割とポピュラーなものであろう。

ミミガーはゴマ、塩、梅の中から「ゴマだれ」を選んだのだが、私の舌には正解だった。

「お好みで・・・」といわれた唐辛子を振りかけると、ゴマだれに辛みが効いて、コリコリしたミミガーがさらにおいしく感じた。

 

チャンプルーのメニューの中からは「フーチャンプルー」。

どちらかというと薄味に仕上がっていて、ビールを飲みながら食べるのにちょうど良い。

味の浸み込んだ麩が美味しいが、驚くほどのボリュームで持て余し気味であった。

 

呑み、そして食べ、けっこうお腹は張ってきてはいたが、やはり「沖縄そば」ははずせない。

幸い、メニューには、普通サイズと小サイズがあったので「小」をお願いした。

モチモチっとしたそばの食感、スープの味、豚バラの味付けなど、美味しかった。

 

沖縄の居酒屋にいるような気分になれる。

まだ若そうな気さくなご主人が、沖縄の話などに笑顔で応じてくれ居心地が良いお店であった。

 


アジサイの「花」を探し出す

2024-06-08 | 

好天に恵まれ、朝から公園は「アジサイ」を楽しむ人で賑わっている。

このきれいなアジサイの花であるが、我々が目にするのは「装飾花」という部分であって本当の花とは別なものらしい。

 

てまり状の丸いアジサイは「花」は隠れているので見えない。

そこで、装飾花の花びら(ガクというらしい)をかき分けてみると、小さな「花」らしい部分が現れる。

まだ開花しているようには見えないが、これで開花した状態であろうか。

 

梅雨が近づくと、アジサイのガクの部分が青、赤、白などに色づいてきれいになる。

私は、当たり前のように、それをもって「アジサイが咲いた」という。

細かいことはさておき、公園には、緑の中で映えるアジサイがきれいに咲き誇っている。


「墨田の花火」満開

2024-06-07 | 

「あじさい祭り」の幟がはためく近くの公園には、アジサイが30種以上あると聞いた。

その株のひとつに「スミダノハナビ」と書かれた花がある。

打ち上げられた花火が、パチパチパチとはじける様子を思い描きながらこの花を観た。

 

ちょっと興味がわき、何種類の花を見分けられるのか、園内のアジサイを観て周った。

その違いを観察してみたが、数が多いうえに似通ったものが多い。

園芸の専門家でもないものが、明確に判別できるものではないが、「ガクアジサイ」の仲間だけ選んで撮ってきた。

私には、違う品種に見えたのだが、あるいは、同じものが色違いで混じっているかもしれない。

 

 

 

このほかに、丸い球状(てまり状)の品種がたくさん植えられているが、今回は除外した。

アジサイの手入れをするボランティアの方たちの手で、毎年、少しずつ株が増えているようだ。

来年、どんな品種が新たにお目見えするのかも楽しみである。