近くの霊園。
雑木や松の林の中、半日蔭のような場所に馬酔木(アセビ)の花が咲いていた。
手を延ばせば、てっぺんに届くぐらいの木である。
ところどころに、房状のこの白い花が付いている。
ツツジ科の植物で、その葉には食べると当たる「毒」があるそうだ。
「馬が酔う木」とは、そんなことからついた名前であろうと想像している。
余談である。
レンゲツツジで有名な信州の湯ノ丸高原。
もう少し先ではあるが、群生するレンゲツツジが咲くころは、とてもきれいなところである。
その一帯は牧場になっていて、牛が放牧されのんびり草を食んでいる。
但し、牛はレンゲツツジは決して食べないという。
きれいな花には「毒」があることを知っているのかもしれない。