学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

またカレーなの?

2011年04月21日 | 言葉の記録 6年生
≪6年生・4月14日≫
…朝のこと
有香「今日(晩ご飯)はカレーがいい」
母親「そうなの?じゃあ、カレーにするね」

…夜のこと
有香「晩ご飯は?」
母親「カレー」
有香「またカレーなの?」
母親「よう言うわ!自分がカレーにしてって言ったくせに
有香「ちゃうねん、カレーライスのことを言ってん。それを言って欲しかった」

母親「ごめんじゃあ、やり直すわ」
有香「またカレーなの?」
母親「文句言わないの。だったら自分で作ってみれば」

国語の単元『カレーライス(重松清)』のセリフを言って欲しかったそうです。むきになって言い返した自分が恥ずかしい

昼休み&教室

2011年04月15日 | 学校・友だち
≪6年生・4月14日≫
小学校にうさぎがいます。現在、うさぎの赤ちゃんもいます。うさぎ小屋には飼育係だけが入れるそうです。
飼育係の許しを得て、うさぎの赤ちゃんに人参をあげさせてもらい喜んでいました。

数人から「有香ちゃんカメの餌いる?」と声をかけられ、その度に貰って、かめに向って投げていました。

同級生から「有香ちゃん、有香ちゃん」と声をかけられ、楽しそうでした。
皆、優しいなぁ~と思います。


教室の壁に自己紹介の紙が貼ってありました。
有香の自己紹介を読むと、趣味の欄に「マクドナルドを食べること」と書いてありました

また、書道の作品が貼ってありました。皆それぞれに自分が好きな一文字を選び、書いたそうです。有香が選んだ文字は「音」でした。

授業参観☆国語

2011年04月15日 | 学校・友だち
≪6年生・4月14日≫
6年生になって初めての授業参観がありました。
ボランティアさんが来てくれる日なので、安心して観にいきました。

授業は国語で、詩「せんねん まんねん」の鑑賞でした。

先生にあてられ、有香が「清水が分かりません」と言いました。
先生から清水についての説明がありました。

その後、先生の「質問がある人?」に答えて、有香一人手をあげ、指名されると「ワニを川がのむのが分かりません」と言いました。
先生が「説明できる人?」と問うと、3人の子供たちが手をあげました。
子供たちの見解は二つに分かれました。
親ばかですが、なかなかいい質問だったと思います。


≪4月15日≫
…今日は「せんねん まんねん」の朗読をする日です。
母親「ちゃんと読めなくてもいいから、あてられたら読むのよ。もじもじして、みんなの時間をとってはダメよ」
有香「どうやって清水が眠るの?意味分からん!」
母親なりに説明しました。

大人が読んでも難しい詩なので、意味が分からなくて当然です。分からないということが分かる…。成長したと思います。




せんねん まんねん    

             まど・みちお
 
いつかのっぽのヤシの木になるために
そのヤシのみが地べたに落ちる
その地ひびきでミミズがとびだす
そのミミズをヘビがのむ
そのヘビをワニがのむ
そのワニを川がのむ
その川の岸ののっぽのヤシの木の中を
昇っていくのは
今まで土の中でうたっていた清水
その清水は昇って昇って昇りつめて
ヤシのみの中で眠る

その眠りが夢でいっぱいになると
いつかのっぽのヤシの木になるために
そのヤシのみが地べたに落ちる
その地ひびきでミミズがとびだす
そのミミズをヘビがのむ
そのヘビをワニがのむ
そのワニを川がのむ
その川の岸に
まだ人がやって来なかったころの
はるなつあきふゆ はるなつあきふゆの
ながいみじかい せんねんまんねん


参考ページ

親に出来る支援☆国語

2011年04月13日 | 学校・友だち
有香は国語が嫌いだといいます。個別に勉強を見て頂いている先生(学校とは無関係)から、「教科書を読んて内容を理解するのは難しいけれど、分かりやすく教えたら、内容が理解できます。内容が分かれば楽しくなります…」とアドバイスを頂きました。

国語の単元「カレーライス」の内容が理解できるように、出来るだけ優しく、詳しく説明しました。

【言葉の説明】
ゲーム機のコードを抜いて電源を切る → 実際にコードを抜いて見せる
そっぽを向いた → そっぽを向いて見せる
丸一日 → 昨日の夜七時から今日の夜七時まで…などと、具体的に教える
毎月半ばの一週間 → カレンダーで月半ばの一週間を示す
「晩ご飯の前におかし食べたりしないでよ」 → どうしてお母さんがそう言ったのかを教える
しんが残っている → 人参の絵を描いて説明
メガホン → インターネットで写真を見せる      などなど

【誰の発言なのか?を考える】
カレーライスには会話が多くでてきます。場面と状況を説明し、全ての発言が誰の言葉なのかを考えさせました。
そして、お父さんの発言には、お母さんの発言にはのシールを貼り、ひろし君の発言には「ひろし」と書き込みました。





今までは、会話が多い単元では、母親が一人で本に目印をつけていました。それだけでは、分かりにくかったんだと思います。

意味が分からない授業に身を置く苦痛…。その環境を与えたのは私たち両親なので、あと一年、何とか少しでも楽になるように、できる限りの支援をしていきたいと思っています。

ボランティアさんの初日

2011年04月13日 | 学校・友だち
≪6年生・4月12日≫
いよいよ小学校で過ごす最後の一年となりました。
今年も4年・5年の時と同じ大学院生Mさんに、週2日ボランティアに来て頂けます。有香はMさんが来てくれる日をとても楽しみにしています。

校長先生をはじめとして、先生方には本当によくして頂いていますが、Mさんの存在がなければ、高学年を普通クラスで過ごすことは、難しかっただろうと思います。


給食がなかったので、3人でランチに行きました。


担任の先生からのお返事

2011年04月10日 | 学校・友だち
≪6年生・4月8日≫
今日は入学式に参加して帰るだけの日です。
連絡帳に、先生にお伝えしたいことなどを少し書いて持たせました。

下校後、連絡帳に書かれていた先生のお返事を読んで、とても驚きました。驚いたというより、感動しました。

毎年、良い先生に恵まれてきましたが、今年もまた素晴らしい先生に恵まれました。
本当に有難いことだと感謝でいっぱいです。

素敵ですね

2011年04月10日 | 言葉の記録 6年生
≪6年生・4月6日≫
…祖母の友人のSさんの送別会にて、Sさんの胸元の真珠のネックレスを指差しながら
有香「それ素敵ですね」
Sさん「そうですか?記念に差し上げましょうか?」
有香「えっ、いいんですか…」
Sさん「そう言われたら、あげないわけにはいきませんね。頂きものならあげられないけど、これは自分でT真珠で買ったものだから、いいですよ」

 頂いた真珠



有香には、その場を盛り上げて、皆を楽しませると…いう才能があります。
有香のおしゃべりで笑いの渦が起こる、とっても楽しい送別会になりました。

送別会に参加されていた方々から頂いたコメント
Aさん「有香ちゃんがいなければ、病気の話とかでしんみりした送別会になったと思うけど、有香ちゃんのおかげで大笑いして楽しかった。こんなに笑ったのは久しぶり」
Bさん「今日のことは、あの日は有香ちゃんのお話が楽しかったな~と思い出すと思う」

メリハリとは?

2011年04月09日 | 言葉の記録 6年生
≪6年生・4月9日≫
父親「今日は充実した一日だったね」
母親「本当。R台にも行って良かったね。やっぱり、メリハリが必要らしいよ」
有香「嫌や。痛い!」
両親 ???
父親「そりゃ痛いわ!」
母親「目に針だと思ったの?違うよ。メリハリ」
有香「メリハリって何?」

メリハリについて分かりやすく説明しました。