有香は国語が嫌いだといいます。個別に勉強を見て頂いている先生(学校とは無関係)から、「教科書を読んて内容を理解するのは難しいけれど、分かりやすく教えたら、内容が理解できます。内容が分かれば楽しくなります…」とアドバイスを頂きました。
国語の単元「カレーライス」の内容が理解できるように、出来るだけ優しく、詳しく説明しました。
【言葉の説明】
ゲーム機のコードを抜いて電源を切る → 実際にコードを抜いて見せる
そっぽを向いた → そっぽを向いて見せる
丸一日 → 昨日の夜七時から今日の夜七時まで…などと、具体的に教える
毎月半ばの一週間 → カレンダーで月半ばの一週間を示す
「晩ご飯の前におかし食べたりしないでよ」 → どうしてお母さんがそう言ったのかを教える
しんが残っている → 人参の絵を描いて説明
メガホン → インターネットで写真を見せる などなど
【誰の発言なのか?を考える】
カレーライスには会話が多くでてきます。場面と状況を説明し、全ての発言が誰の言葉なのかを考えさせました。
そして、お父さんの発言には
●、お母さんの発言には
●のシールを貼り、ひろし君の発言には「ひろし」と書き込みました。
今までは、会話が多い単元では、母親が一人で本に目印をつけていました。それだけでは、分かりにくかったんだと思います。
意味が分からない授業に身を置く苦痛…。その環境を与えたのは私たち両親なので、あと一年、何とか少しでも楽になるように、できる限りの支援をしていきたいと思っています。