学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

「嵩(かさ)」とは?

2013年03月29日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・3月29日≫

…神戸市はゴミの分別が細かく分かれています。有香にプラスチックゴミの嵩を低く(減らす)するために、玉子ケースなどを切ってもらいました。
母親「嵩を低くするの。はさみで切って」
有香「傘?どこ?」
母親「傘ではない。ゴミの量を減らすのよ」

…嵩が低くなったゴミ袋を見せて
母親「さっきより小さくなったでしょう」
有香「うん」
母親「嵩が減ったのよ」


 嵩
[1] 物の大きさや分量。体積や容積。
―がはる
水―
[2] 人間としての大きさ・厚み。威厳・徳など。
[3] 高い所。かみて。
[4] 芸の幅や厚み。

百人一首で計算

2013年03月28日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・3月28日≫

…百人一首で坊主めくりをしました。

母親が坊主をめくってしまいました。


有香も坊主をめくりました。お互いの持ち札は0になりました。


母親がお姫様を引き、中央に積み上げられていた札を全部もらいました。


有香がめくった最後の札は坊主でした。

母親「有香ちゃんは0枚になりました。真ん中に、坊主が1枚。お母さんの札は何枚ですか?」
有香「え~」
母親「全部で100枚よ」
有香「100枚なん?」
母親「そうよ、だから百人一首よ」
母親「全部で100枚、真ん中に1枚、お母さんは何枚?」
有香「99枚」
母親「そうです」
百人一首の意味を知らなかったようです
教えたことがなかったので、知らなくて当然かもしれません。
幼児期、カルタで遊んだら、遊びの延長として、枚数を数えるようにしていました。
そういうことの繰り返しで、数が身につくのだと思います。

「一センチ角って?」

2013年03月28日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・3月28日≫

有香と二人でプルーンパンを作ることにしました。


…まず水を200cc入れました。
母親「全部で250ccだから、あと何cc入れたらいいの?」
有香「え~と…」
母親「全部で250cc入れるのよ。今、200cc入れたの。あと何cc入れたら良い?」
有香「200cc入れたんでしょう。全部で250ccでしょう…」


…口頭では無理だと思い、紙に書きながら説明
母親「どういう式になる?」

…あれこれ説明して『250-200= 』の式が出来ました。
有香「そういうことか」

…有香が筆算で計算して、答えが「050」になりました。
母親「あと、何cc?」
有香「何て読むん?」
母親「0は要らないの」
有香「50cc」

…50ccの水を入れ、残りの材料を入れていきました。
母親「プルーンを1センチ角に切りましょう」
有香「1センチ角って?」


立方体を描き、さしで測り、1センチ角を説明。


だいたい1センチ角に切ってくれました。

有香に番号を選び、パン焼き機のスイッチを入れてもらいました。
母親「4時間10分後に出来上がります。今、11時40分だから、4時間10分後は何時?」

二人で時計で、出来上がりの時間を確認しました。

有香が3歳の頃、小学校の支援クラスの先生から、「机上での学習には限界があるので、お料理が有効」と聞いたことがあります。
当時、机上の学習の限界という言葉がピンときませんでしたが、現在、まさしくその通りと実感しています。

「計算が出来なくても電卓がある」と言う人もありますが、私は、「それは違うな」思います。
「何の計算を、どの様にするのか」が分からなければ電卓は使えません。
 ・足す話なのか?
 ・引く話なのか?
 ・400グラムがどれぐらいなのか?(400が300より前なのか後なのかが分からなければ、量りも使えません)
このようなことを理解してもらうためには、コツコツ積み上げていくしかないと思います。
「どうして自分には分からないんだろう?」と悲しく思っているのは子供自身です。
自分への戒めとして書きますが、お料理の途中に、『なぜこんな簡単な数字が分からない?』と怒りがこみ上げてくるなら、お料理などはしない方がお互いのためです。

「どこに鼻があるん?」★断捨離2

2013年03月27日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・3月27日≫
有香「これ(写真のフレーム)を置くところがない」
母親「棚の上のぬいぐるみで、要らない物を捨てて。キティーちゃんとかもう要らないんじゃない?」
有香「キティーちゃんは要る。パンダとドナルドが要らない」
母親「パンダはM叔母ちゃんからもらったし、ドナルドはよく遊んだやん。鼻をかんであげたり…」
有香「どこに鼻があるん?」
母親「…」
有香「パンダは毛が抜けるし、ドナルドはここ(くちばしの上)が破れてるし、要らん。赤頭巾ちゃんも要らん。プーさんはお母さんがいないから要らん」

有香の話を聞き、数年前に、こっそり大きいプーさんを処分したことを思い出しました。有香はお母さん(大きいプーさん)がいなくなったと思っていたんですね。
有香が不要と言った4つのぬいぐるみは、私には想定外の物でしたが、思い切ってお別れすることにしました。


確かに毛が抜けるパンダ





よく遊んだドナルド  ままごと  お人形のお世話1

「しばらくしたら雨の雫が聞こえる」

2013年03月26日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・3月26日≫

母親「洗濯物干さなきゃ」
有香「お母さん、今日は雨よ。しばらくしたら雨の雫が聞こえる」
母親「どんなふうに?」
有香「ポロポロポロが急にザーって降るんだって」

…外を見ると、もう雨模様でした。
母親「あっ、もう降ってるやん」
有香「私の言うとおりだったでしょう」

有香は毎朝、ipodで天気をチェックします。天気に関しては詳しいです。

ピザ

2013年03月26日 | 家庭生活
≪中1・3月26日≫

ピザを作ることにしました。


丸く伸ばすのは相当難しいようです。


上手くできなくて、がっかりしていました。
力の入れ具合とか、コツをつかむには繰り返し作るしかないと思います。

形は丸くなくても、焼きあがったピザはとても美味しかったです。

表彰式

2013年03月25日 | 学校・友だち
≪中1・3月25日≫
3学期の終業式の後に、表彰して頂きました。

校長先生「続いて表彰式をします。皆さんの中でね、一生懸命頑張って表彰状をもらって来てくれた人がいます。○○有香さん、出てきてください」


校長先生「○○さんはね、1つは詩吟大会、詩を吟ずる大会。それと詩を書くほうの大会で2つ表彰状をもらっています。それでは、表彰します」


第4回 兵庫県燦々優勝者決定詩吟大会で頂いた賞状




第18回 ハート展で頂いた賞状




校長先生が詩を読んでくださいました。


学部のお世話係の先生が、表彰状を頂くときには、前方で写真を撮影してくださいました。そして、有香が座席に戻るときには、すぐさま場所を移動し、拍手で迎えてくださいました。

入学してから一年、担当の先生(後ろの女性)&担任の先生方&学年の先生方&学部のお世話係の先生、その他多くの先生方に、大きな愛情で育んで頂きました。
環境に恵まれ、とても充実した一年を過ごせました。

第4回 兵庫県燦々優勝者決定詩吟大会★動画

2013年03月24日 | お稽古ごと★ピアノ・英語・プール・詩吟
≪中1・3月23日≫

練成会以外で、初めて舞台で吟じました。
絶句や誤吟もなく、最後まで吟じることができました。
やはり舞台は違いますね。お稽古とは別人の真剣な表情で吟じました。
ジュニアの部のエントリーは38名でした。

今後の課題は、腹筋を使うことかな?と思います。
お腹に力を入れて発声すると声にハリがでます。

担任の先生が、聴きに来てくださいました。
「感動しました。他の先生方にも聴いてもらいたかった」とのお言葉を頂き、とても嬉しかったです。


佳賓好主(かひんこうしゅ)  佐藤一齋 

月は梅花を訪うて 好主と爲し
梅は月影を邀えて 佳賓と作す
佳賓好主 兩つながら雙絶
管領す黄昏 一刻の春

つきはばいかをとうて こうしゅとなし
うめはげつえいをむかえて かひんとなす
かひんこうしゅ ふたつながらそうぜつ
かんりょうすこうこん いっこくのはる


…出場前
有香「緊張する」
詩吟の師匠「みんな同じよ。みんな緊張するの。有香ちゃんだけじゃないよ」

…終わってから
有香「歌い始めたら、恥ずかしいのも緊張も吹っ飛んだ」


有香は入賞(優勝・準優勝・準々優勝者以外)の表彰状を頂きました。
有香にとって「表彰状頂く」ということは、周囲が想像するより、はるかに大きな喜びです。
達成感を得、自分に自信を持つことができるのだと思います。

赤いスイートピー ★ ピアノ教室にて(動画)

2013年03月22日 | お稽古ごと★ピアノ・英語・プール・詩吟
≪中1・3月19日≫
この頃ピアノ教室で赤いスイートピーを歌っているそうです。
今日は先生が‘赤いスイートピー’を用意してくださいました。


有香「これがスイートピーなん。初めて見たわ」
先生「初めてってことはないでしょう」


有香「良い香り」