今日はわたしはいまからおふろに入ります。
おとうさんは本をよんでいます。
わたしはおかあさんが白くなった夢を見た。
こわいよ。
こわいよ。
※未明に「怖い夢を見た。お母さんがお化けになった!」と叫びながら母親の布団に入ってきて、
寝ている母親を確認し「良かった。」と言いました。
朝食の時に聞くと、母親が白い骸骨のお化けになっていたそうです。
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ビーズをひもに通します。
通すのに飽きたら選手交代。左側に並べてあるビーズの順番通りに、ビーズを渡してもらいました。
中指と親指でつままずに、人差し指と親指でつまむ様に促しました。
(※ダウン症児は人さし指を使わない人が多い)
これは完成後の写真です。
ビーズのひもを付けるためのフックを壁に打ち付ける時、YUKAがやりたがりました。
脚立に乗って金槌を打つ作業で危ないし、高い位置なのでYUKAには届かないし、釘を変に打たれて仕上がりが汚くなると嫌だと思い「YUKAちゃんには出来ない!」と言うと、部屋を飛び出して行きました。
「出来ない!」と言われたのが嫌だったんだろうと思いYUKAの部屋に行くと、学習机の下にもぐってしくしく泣いていました。
「ごめんね。お母さんが悪かったね。」と言い抱き上げると「出来るのに~!」と大声で泣き始めました。
「高い位置だから危ないと思ったのよ。YUKAちゃんはカナヅチトントン(学校の図工)も作ったし、金槌が打てるんだったね。お母さんが悪かった。」
と、何度謝っても泣き止みません。近所に響くのではないかと思うような大声で泣きつづけました。
「好きなだけ泣くといいよ。」と言って、背中をトントンしながら泣き止むのを待ちました。
「言葉で言わないと分からないよ。これから学校が始まったら、学校でもそうよ。泣くだけでは伝わらないよ。言いたいことは言葉で言ってちょうだい。」と言うと
「私は支えてほしかった。」と言いました。
「YUKAちゃんには危ないから出来ない!」と言うのではなく、出来る様に、『脚立に乗ったYUKAを母親に支えてほしかった!』ということでした。
小さい頃はなるべく「出来ない!」と言って自尊心を傷つけないように配慮してきましたが、対等に話しをするようになると、こんな風に些細なことで傷つけてしまう…言葉には気をつけないと…と反省しました。
「高い所は脚立に乗ってもYUKAちゃんには届かないので、下にもう一箇所つけるので、それをYUKAちゃんに手伝ってもらうね。」と言うといつもの笑顔に戻りました。
YUKAの様子を見て、下記のアドバイスをしました。
①顔を近づけ過ぎると金槌で顔を打つから危ない
②金槌はもっと下の方を握る方が良い
教えたら出来ます。
指を打たない様にフックをセロテープで壁に仮止めしました。
出来ないと言わずに、やりやすい方法を考えれば良いだけのことでした。
出来上がりが綺麗とか汚いとか、失敗するとかしないとかに関わらず、やりたがることにはチャレンジさせる必要性を改めて感じました。
綺麗に仕上がりました。
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お隣のTさんからお土産に頂いたうどんのパッケージで状差しを作ることにしました。
形を整えました。
もっと全体に色紙を貼れないものかと思いましたが、YUKAがこれで良いと言うので完成です!
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状差し作りより、金槌を打ったことの方が面白かったそうです。