学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

親に出来る支援☆国語

2011年04月13日 | 学校・友だち
有香は国語が嫌いだといいます。個別に勉強を見て頂いている先生(学校とは無関係)から、「教科書を読んて内容を理解するのは難しいけれど、分かりやすく教えたら、内容が理解できます。内容が分かれば楽しくなります…」とアドバイスを頂きました。

国語の単元「カレーライス」の内容が理解できるように、出来るだけ優しく、詳しく説明しました。

【言葉の説明】
ゲーム機のコードを抜いて電源を切る → 実際にコードを抜いて見せる
そっぽを向いた → そっぽを向いて見せる
丸一日 → 昨日の夜七時から今日の夜七時まで…などと、具体的に教える
毎月半ばの一週間 → カレンダーで月半ばの一週間を示す
「晩ご飯の前におかし食べたりしないでよ」 → どうしてお母さんがそう言ったのかを教える
しんが残っている → 人参の絵を描いて説明
メガホン → インターネットで写真を見せる      などなど

【誰の発言なのか?を考える】
カレーライスには会話が多くでてきます。場面と状況を説明し、全ての発言が誰の言葉なのかを考えさせました。
そして、お父さんの発言には、お母さんの発言にはのシールを貼り、ひろし君の発言には「ひろし」と書き込みました。





今までは、会話が多い単元では、母親が一人で本に目印をつけていました。それだけでは、分かりにくかったんだと思います。

意味が分からない授業に身を置く苦痛…。その環境を与えたのは私たち両親なので、あと一年、何とか少しでも楽になるように、できる限りの支援をしていきたいと思っています。

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5 コメント

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Unknown (まーごん母)
2011-04-13 22:57:18
「その環境を与えたのは私たち両親なので」
重たい思いを感じる一文ですね・・・。

小学校最後の一年も、yukaさんの豊かな感性が育っていくといいですね。
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振り返れば・・・ (Kimiko)
2011-04-13 23:53:47
高校1年生の時、生物の授業であてられて、答えられなかった時に「考えない頭なら要らないだろう。ここ(4階)から飛び降りろ」と言われたことがあります。随分長い時間が過ぎたのに、今でもその時のことは忘れないです。また、高校2年生の時、必修の物理が私にはちんぷんかんぷん…。授業が終わって、先生が職員室に戻った休み時間に、理解できた同級生から教えてもらう同級生が大勢いて「分かった」という歓声が上がる教室に身を置きながら、分かりたい気力もわかない私…。このことも、今でもよく覚えています。

私の頭には、何故か?地理が入りません。有香に算数が入らないのはこんな感じかな?と想像します。
が…、やはり、比が違うだろうと思います。
ドイツ語の分からない私が、ドイツの大学で授業を聞いているような感じかな?
どうして理解できないのかが理解できないんだよね~。でも、理解できないことを理解せねばならない。

ちょっと分からないだけ…。時間がかかるだけ…。ではないと認めて、この先の方向を決めなければならない時期を迎えました。

以前、成人してから事故で車椅子の生活になった人の話を聞いたことがあります。
その青年は、人から紙パンツを勧められたんだけど、なかなか受け入れられませんでした。でも、ある日、決心して紙パンツにしたんです。そしたら、自分の行動範囲がグッと広がったんだって。
何かをあきらめ、何かを得る…。

そういうことかな~と思っています。
捉われちゃいけないね。

私と夫が一番大切にしたいのは有香の明るさを失わせないことなんです。
のびのび生活させたいと思っています。

ダンスが嫌だというので、ダンスは休むことにしました。
詩吟を習いたいというので、習ってみようかと思っています。

普通クラスで過ごしたことに後悔はありません。ただ、今まで十分頑張ってきたので、今後はのんびりさせたい…ということです。
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補足 (Kimiko)
2011-04-14 09:02:48
普通クラスで理解しがたい授業を受ける…と言っても、まったく分かっていないわけではありません。えっ?と思うようなことを知っているので驚くことがあります。支援クラスなら耳に入らない情報かもしれません。

支援クラスも学校やその時のメンバーによるからね…。

我が家の近くの支援学校には、例えば今年の小学校6年生(単一)の女子は0人です。同級生がいないんじゃね~。

いよいよ来年ですね。選択は難しいよね。
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Unknown (まーごん母)
2011-04-14 21:29:49
だいぶ前に「yukaちゃんの自尊心」ということでメールしたことがあります。覚えていないかもしれないけど。今だから言えるけど、その時の返信メールの内容に、へ???と感じました。(覚えてないかな?!)
ちょうどその時セルフエスティームについての資料や本を読んでいました。娘が就学して、もし普通学級で過ごしていたら・・・と思うと、正直辛い気持ちになりました。
毎日、戸惑いのある授業の中でどんな気持ちが残るのだろう・・・。でも、普通学級のお友達を見ながら、仲間に入れない悲しい気持ちを持たせるのも・・・と。
kimikoさんは、普通学級で、とよくアドバイスくれていましたが、私はそこまで強い思いは持てなかったです。
就学については、夫も普通学級を希望しつつ、でもそこにこだわらず、市の専門施設と教育委員会、そして学校の判断にゆだね、与えられたところで良い環境を、親として支援できればいい・・・今はそんな風に考えています。
娘には、今の「伸び伸び明るい自分」でいて欲しいと、私も思います。
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メール (Kimiko)
2011-04-14 22:40:08
ごめんなさい、記憶に無いです。

私は、1年生~2年生は普通クラスでいいんじゃないかと思っています。
そうでないとお友だちと一緒に勉強する時期を持たないことになるから…。
もちろん、本人の性質にもよりますが。

具体的なことは書けないけれど、必ずしも支援クラスの方が安全で手厚いとも言い切れないと思います。そのことが選択を難しくさせるんですよね。

伸び伸びさせることと、社会性を身につけさせることの境界が難しいと思います。

瀬戸内さんが出家される時に、「独りを慎む」という言葉を贈られたそうです。
これってすごく難しいことだけど、素晴らしいことだと思います。
大勢の人(学校の友だち)の中で慎むことを覚えなければ、独りを慎むなんて出来やしませんよね。
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