学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

寝言「子供何人?」

2013年07月03日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・7月3日≫

 

…昨夜、とても楽しいパーティーに出席しました。私の左側には、英語で会話をしている小グループがありました。帰宅途中のこと。
有香「楽しかった。楽しかった。今日のことを詩に書く」

…JRでは「楽しかった」と言い続けていました。M駅にとめてあった車に乗り換えたとたん、言葉が日本語から英語にかわりました。
有香「私は日本語は少ししゃべれるけど、英語は話せるねん」

本当にほら吹きで、明るい性格です。


≪7月3日 午前4時≫
…昨夜の楽しかったパーティーの夢を見ていたのでしょうか?寝言です。
有香「お母さん」
母親「何?」
有香「子供何人?」
母親「8人ぐらい?」

…しばらくして
有香「大人何人?」
母親「13人」

有香を通して、多くの人に知り合えたことに感謝です。





「Nちゃんが心配して泣いていると思う」

2013年07月01日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・7月1日≫
…学校から「心臓の検診でWPW症候群の所見がみとめられたので、かかりつけ医に診てもらうように」とのお手紙をもらいました。本日、検査の結果、「大丈夫」とのことでした。11時過ぎに学校に向かう車中でのこと。
有香「Nちゃん(親友)が、有香ちゃんがいないから寂しいって言って、泣いていると思う」
母親「泣いてはないと思うよ」
有香「泣いてはなくても、心配していると思う」
母親「そうね」
有香「Kちゃんも、私のことが好きだから、心配してると思う」

…学校に到着。校舎を眺めながら
有香「皆(校舎内にいる人全員)が心配していると思う。K君も心配していると思う」

…教室に行くと「美術室に来てください」と置手紙がありました。美術室のドアを開けたとき
K君「○○さん~」 

絵の具を持って、さっさと美術室に入って行きました。


支援学校に行って一番良かったことは、教師や同級生が、みんな自分のことを気遣ってくれる…。皆から好かれている…と、有香が感じていることです。有香にとって学校は、本当に楽しい場所のようです。

「私は疑わしいですか?」

2013年07月01日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・7月1日≫
…こども病院に循環器の診察に行ったついでに、歯科で歯を磨いてもらいました。
歯科衛生士「歯をしっかり磨いてますか?」
有香「私は夜、しっかり歯を磨いています」
歯科衛生士「本当かなぁ~?」
有香「私は疑わしいですか?」

6月29日の夜に有香から「疑わしいって何?」と質問されました。それから2日目の今日、さりげなく会話に取り入れていました。

「私はプリキュアで頭が一杯」

2013年06月30日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・6月29日≫
有香「プリキュアタクト買って」
母親「買いません」
有香「変身したいの。プリキュアタクト買って」
母親「自分で作り」
有香「作れない。偽物(本物のプリキュアにはなれない)でも良いから買って」
母親「そんなん欲しがる中学生なんていないよ」
有香「私はプリキュアで頭が一杯」
父親「いいなぁ~有香ちゃん、そんなんで頭が一杯で
母親「お母さんは、おばあちゃんのこと(介護)で頭が一杯よ」
母親「お父さんは何で頭が一杯か聞いてみたら?」
有香「お父さんは何で頭が一杯?」
父親「お父さんは有香ちゃんで頭が一杯



「疑わしいって何?」

2013年06月30日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・6月29日≫
…父親と母親の会話を聞いていたときのこと
母親「毎日○○してるって言ってたけど」
父親「彼の言うことは疑わしい」
有香「疑わしいって何?」
母親「例えば有香ちゃんに『手を洗った?』って聞いたら、『洗いました』って言うでしょう」
有香「はっ
母親「お母さんがが『手を見せて』って言ったら、すぐに洗面所に洗いに行くでしょう。お母さんは有香ちゃんの言ったことが疑わしいと思ったから、手を見せてって言ったのよ。嘘をついてるような感じがすることよ。それを疑わしって言うの」


…22時頃、母親がカルピスを飲んでいました。
有香「それ何?」
母親「塩水」
有香「ちょっとかして」
…有香がコップの匂いをかぎました。
有香「カルピスや
母親「有香ちゃんはお母さんが言ったことを疑わしいと思ったから、匂いをかいだんでしょう。どうも嘘をついているみたいと思ったんでしょう?それを疑わしいって言うのよ」 



「私は、1分の2(いちぶんのに)で」

2013年06月30日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・6月29日≫
…時々行くレストランで、ランチを注文するときのこと。
母親「この前、ご飯を食べきれなかったから、少し減らしてもらったら?」
祖母「そうね」
母親「2分の1にする?」
祖母「それは少な過ぎる」
母親「じゃあ、3分の2?」
祖母「そうね」

…お店の人に向かって
母親「1つだけ、ご飯を3分の2ぐらいに減らしてください」
有香「私は1分の2で
母親「それ、2倍やん


「(お金が)増えた」

2013年06月30日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・6月10日≫
…学習塾に迎えに行くと、部屋の奥から先生と有香の声が聞こえてきました。
先生「100円で103円の物は買えますか?」
有香「?」
先生「100と103はどっちが大きい?」
 …略…
先生が数直線を使って指導されているのが、声で分かりました。

…学習が終わって、玄関でのこと。
先生「100を越えると、ぐっと難しくなります。でも、有香ちゃんなら、きっと分かるようになります」
母親「100以上が分からないと、お買い物に困りますよね」
 …略…
先生「数直線は大事です」

百円玉で103円の物が買えるかどうかなんて、一般的には悩まないと思いますが、そういうことがとても難しいようです。
 


≪中2・6月29日≫
…レストランでランチを食べました。
有香「(お金は)私が払う」

…五千円札を有香に渡しました。
母親「お釣りをもらって来てね」

…お釣りを1400円もらって来ました。
有香「増えた
母親「5000円払って、1400円お釣りをもらったのだから増えてない」
有香「増えてるやん」

五千円札1枚が千円札1枚と百円硬貨4枚になったので増えたことになるようです。
時計は読めるようになりましたが、お金はまだまだこれからです

「縁起が悪い」

2013年06月28日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・6月23日≫
…父親が運転する車に乗っていました。
母親「何か気分が悪くなった。運転に気をつけて」
有香「お父さん、気をつけてよ。車がクルクル回って事故に…」
母親「縁起が悪いこと言わないで」

…数時間後、祖母の話を聞いていた有香が言いました。
有香「縁起が悪い!」
母親「有香ちゃん、さっき、車が事故にあうって言ったから、縁起が悪いと言ったの。今の話は、縁起が悪い話ではないよ」

「殻に詰め込んでた」

2013年06月27日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・6月25日≫
…放課後デイサービスの連絡帳に、「皆でカタツムリを見ました。有香さんが詩を書いてくれるかな?」と書いてありました。
母親「カタツムリを見たの?」
有香「何で知ってるの?」
母親「ノートに書いてあった」
有香「あ~」
母親「有香ちゃんにカタツムリの詩を書いて欲しいな~って書いてあるよ」

母親「カタツムリはどうだった?」
有香「殻に詰め込んでた」
母親「何を?」
有香「顔」
母親「それで、カタツムリはどうしてたん?」
有香「眠ってた」

「カンはどこにあるの?早くカンを取ってきて」

2013年06月24日 | 言葉の記録 中学生
≪中2・6月23日≫
…祖母の家で、梅をちぎり、梅干を漬けるお手伝い。
祖母「そっちに(草木の間)入って、梅をちぎって」
有香「気味が悪い」

祖母「梅を測って塩の分量を決めるんだけど、はかりが無い(故障)から、カンでやるしかない」
有香「カンはどこにあるの?早くカンを取ってきて」
母親「カンは物じゃない。『だいたいこんな感じかな~』っていうことよ」
有香「分からない


 勘
物事を直感的に感じ取る能力。第六感。
  ―がいい
  ―が狂う
  ―に頼る
  ―がはたらく