湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 市営駐輪場

2015年10月17日 23時58分16秒 | 日常・その他
熊本市で自慢できることの一つに「放置自転車の少なさ」があります。
2年前の春に故郷に戻り住んでいますが、
街中の歩道や道路に駐輪している自転車が少ないのに驚いています。
ほとんど見かけることがありません。

もとより私が自慢できることではなく、
放置自転車一掃のために動かれた関係者のご苦労と、
利用者のマナー向上の賜物です。


公共の場所から排除するばかりでは可哀相ということなのか、
自転車利用者の便宜をはかるために、
繁華街の中及び近隣に幾つかの市営駐輪場が設けられています。

料金は場所によって8時間以内又は12時間以内で100円となっていますが、
2時間以内の利用は無料です。
(原付バイクや自動二輪を置けるところもあります)

      ※市営駐輪場の場所及び利用規定棟については
        熊本市のWebサイトをご覧ください。
        「熊本市駐輪場マップ

       また、熊本市ではレンタサイクルも運営されています。
       もちろん観光で来熊された方なども利用できます。
       市内10ヵ所にポート(貸出・返却場所)があります。
          電動アシスト自転車:1日500円
          普通自転車:1日200円
        詳しくは「くまもと まちなか 自転車ナビ」をご覧ください。


今日は日勤勤務でしたが、運動を兼ねての自転車通勤でした。
帰りに繁華街に寄り道しましたので市営駐輪場を利用しました。

利用した駐輪場は「新市街アーケード」に隣接したここです。


自転車で一杯のように見えますが、
画面に写っていない左側にもスペースがあり、
この駐輪場で500台近く置くことができます。

  満車で置けないという所はまずありませんし、
  ガラガラということもありません。
  事前把握した放置自転車数に相当する規模の駐輪場を整備されているようです。


市営駐輪場には空気入れ装置も設置されています。

  ※黄色いところが出入口ゲートです。
     無人の駐車場と同じようなシステムになっています。
     入場するときに自動で出てくる時刻が印字された駐輪券をとり、
     出るときに駐輪券を入れます。
     表示された料金のお金を入れるとバーが上がり、出ることができます。
     (2時間以内のときは、0円と表示されてバーが上がります)


  今日は私も自分の自転車に補充しようとしましたが、
  二輪(一歩)遅れて、外国人の女性が先に入れ始めました。

    なかなか終わりませんでした。
    出口ゲート前で待っていた連れの南米の人っぽい男性が手を貸しました。
    それでもタイヤが膨らみません。
    なにをモタモタしているんだろうと思いながら見ていましたが、
    どうもパンクしているようでした。

    二人は待っている私を振り向き、お先にどうぞというジェスチャーをして、
    前輪タイヤが萎んでいる自転車をどかしてくれました。

      近くに自転車屋さんはありません。
      パンクした自転車をどうするのか、二人がどうやって帰るのか、少し気になりましたが、
      お先に失礼、となりました。

◇ 朝焼けの空

2015年10月16日 23時51分24秒 | 日常・その他



 ↓これをクリックしたら大きな画像


昨日の宿明け勤務の朝(6時過ぎ)、
正門の門扉を開けに行ったときに敷地内から撮ったものです。


西の空が茜色に染まる夕焼けもいいですが、
東の空が白み始めるころの青紫の空や、朝焼けも好きです。


このような神秘的ともいえる大自然の景観を目にすると
何故かワーグナーの「タンホイザー」序曲が頭の中に流れてくるときがあります。

そして
何か素晴らしいことがありそうな漠然とした期待感を持たせてくれます。
「まだまだ人生には楽しいことが沢山あるぞ」と励まされているような気になります。


  若い頃は、春夏秋冬の中で、強いて好みを言えば「秋」でしたが、
  今は、風薫る若葉の頃が好きになりました。(うごめく虫類は苦手ですが)

   歳を重ねると、
   夕焼けの次に来るのは夜、秋の次に来るのは冬
   ということを自ずと意識するようになるのかもしれません。


・・・・・・・・・・・ ギャラリー 033 (「日の出」が描かれている絵) ・・・・・・・・・・・
                          ライセンス(2点とも): (パブリック・ドメイン)


 ◆タイトル:日の出(The Rise)

 ・画家:ウィンスロー・ホーマー(Winslow Homer)
 ・制作年:1900年
 ・収蔵:ナショナル・ギャラリー<ワシントン>


 ◆タイトル:印象・日の出(Impression, Sunrise)

 ・画家:クロード・モネ(Claude Monet)
 ・制作年:1872年
 ・収蔵:マルモッタン美術館<パリ>


    ※「印象派」という名前の由来となった有名な絵ですが、
      一度美術館から盗まれています。

     「マルモッタン美術館絵画強奪事件」に関する話
     
      1985年に「印象・日の出」など9点の絵画が
      パリの高級住宅街にある「マルモッタン美術館」からが盗まれました。
      鮮やかな犯行手口だったこともあり手掛かりがないまま年月が過ぎましたが、
      1986年の「三菱銀行有楽町支店の現金輸送車襲撃事件」を起こした
      犯人グループ(日本人を含む)が犯行に関わっていたことがわかり、
      結果、盗難から5年後の1990年にコルシカ島で9点の絵画が無事発見され
      美術館へ戻されたということです。
      犯行グループの話では、盗んだ絵画が有名過ぎたので買い手が見つからず、
      強奪仲間への報酬の穴埋めとして日本で現金強奪を企てたとのことです。

◇ 寮(勤務先)の「焼き肉会」

2015年10月15日 11時58分32秒 | ちょっとした出来事?
私が舎監(寮の管理人)として勤める某職業訓練校の訓練生寮の「焼き肉会」が
14日(水)に授業が終わってからありました。

  「焼き肉会」は年に2回、春と秋に開催されます。
  職員と寮生の親睦を深める目的で行われていますが、
  親元から離れて生活している訓練生への慰めと、
  原価でみると日頃は刑務所並み(?)の食事をしている訓練生への
  "施し" の意味も含まれているかもしれません(?)。

今回は私が宿直勤務に当たってしまいました(*)ので、
焼き肉の準備をしなければなりません。

   * : 訓練校の敷地内では飲酒禁止なので、
     「焼き肉会」での飲物は、お茶や炭酸飲料それに水だけとなります。
      せめてノンアルコールビールでも出るのであれば、
      "当たってしまった" ではなく "当たりました" と書けるのですが。

      昨年秋の「焼き肉会」も私が宿直勤務でしたので、
      4名でローテーションしている舎監の中では、
      当たる確率が高いといえます。


「焼き肉会」は17時に始まるので、いつもより早い15時に出勤しました。
先ず、寮食堂にあるテーブル・椅子、そして炭火コンロなどを配置します。

   ※写っている二人は応援の職員の方です。

16時頃から炭火をおこし始めました。
これは1時間ほど経過したあとです。
  
   ※細長いコンロが2個、大きいコンロが4個、計6個を使用しました。
    参加者は30名余りなので十分です。

食材は一つのテーブルにこれです。
三つのテーブルがあるので約10名分となります。


校長の挨拶を神妙(?)に聞いているところです。

   ※まだ焼き始めていないのに、取り皿を持って準備完了の者もいます。

     いつものようにビンゴゲームをやるので、その景品も用意されています。
     
        ※実用的な物ばかりで、豪華景品はありません。

いい匂いが漂い始めました。




中学・高校でも同じクラスだったという天草出身3名を含む、
よく一緒に行動している1年生のグループ

   ※昔ーしの悪ゴロより余程品行方正だと思います。

  私はデジカメで撮ったり炭を補充したりしながらも、
  "抜かりなく" コンロをハシゴして、丁度焼けたところの物を摘んで回りました。

インドネシア産の炭の質が悪かったのか、
火力が弱まるのが早く、焼くのに時間がかかったので暗くなってしまいました。

あらたか食べ終わった後、
ビンゴ賞品を貰い損ねた者へ、残った景品が配られました。



後片付けは寮生全員で手分けして行いました。

  舎監が分担を指示します。
   『まず、ゴミの片づけを全員で ・・・』
   『1年生はテーブルと椅子の片付け』
   『2年、3年生でコンロの火の始末と収納』

日頃は反応が鈍い者も、テキパキと動いて
あっという間に片付きました。
(やればできる)

  後日、焼き網を洗う作業が待っています。
  今週末の土曜日勤時に私がする予定ですが、
  中腰で金属ブラシを使ってやるこれが、結構しんどいのです。


毎回そう感じますが、
男ばかりでの「焼き肉会」なので、女性の華やいだ声がなく、
今一つ盛り上がりきれないようです。

  私の場合はビールの代わりに「ダイエットコーラ」だったので
  尚更盛り上がれませんでした。

◇ 3年ぶりのスライス

2015年10月14日 11時52分43秒 | 日常・その他
"スライス" といっても、
トマトのスライスではなく、ゴルフショットのスライスです。

クラブを振るのは3年ぶりぐらいになりますが(たぶん)、
近くにある打ちっ放し(練習場)へ行きました。

なぜ埃を被り眠っていたクラブを握ることになったかといえば、
定年退職前に職場で一緒だった方々が
今月下旬に熊本へ遠征に来られるからです。

  Aさん、Cさん、Yさんと私の4名で二日続けて回る予定です。
   ・阿蘇大津ゴルフクラブ
   ・あるまる阿蘇赤水ゴルフ倶楽部
  3人とも私より上手なので、足手まといになるわけにはいきません。

 私が初めてゴルフでデビューしたのは22歳のときです。
 異動先の少人数の職場で定例のコンペをされていたので、
 最年少の私は、頭数として否応なく始めさせられました。
 今は存在しないスーパーダイエーのスポーツ用品売り場で用具を揃えました。
 賃金が安かったそのときに買ったハーフセットのクラブを
 現在も使っています。
 丁度40年物のヴィンテージ(?)ということになります。

  デビュー戦の場所は「グランドチャンピオンゴルフクラブ」(熊本県)で、
  スコアは今でも憶えていますが、123(憶え易い)でした。
  土砂降りの雨の中でのプレイだったので、
  「ゴルフのどこが面白いのか?」と、晴れない気分だった覚えがあります。 
  同伴者から「初めてにしては良いスコア」と褒められたものですが、
  40年経過した現在も余り変化していません。
  
    もっとも、やっていた頃でも年2回ぐらい行く程度で、
    途中20年以上のブランクもありますが。(言い訳です)

  私は俗に言う「雨男」です。
  これまでラウンドした半分以上は雨天だったと思います。
  九州にもかかわらず雪が降り積もる中で回ったこともありました。
  たまたまその日は100を切れそうなくらい出だし好調だったのですが、
  5ホールほど回ったとき、雪のためクローズとなりました。


首都圏からはるばる来てもらうのですから、
今回は青空の下、雄大な秋の阿蘇を眺めながらのラウンドになってほしいものです。


ちなみに、
今日のゴルフ練習場への足は愛車「スーパーカブ50」でした。
「ゴルフバッグはどうした?」と怪訝に思われるかもしれませんが、
ドライバー、5番アイアン、ピッチングウェッジの3本を
私手作りの布カバー(ピンクの毛布を再利用したもの)に入れ、
こんな形に前カゴに載せて行きました。



練習場に駐輪場はありませんでした。
(自転車やバイクで行く人はいないのでしょう)
しかたないので、駐車場の隅の自動車の横に遠慮がちにとめました。


150球打ちましたが、3年ぶりのショットは進歩しているハズもなく、
チョロあり、フックあり、スライスあり、
たまーにナイスショットありでした。

 運動神経のいい私のことですから(?)、
 あと数回練習に行けば、遠来の客をアンビリーバブルと驚かすことができるのではと思います。
 (私は、小さい頃「ほら吹き」とも言われていました)

◇ なぜスペインの一人当たりGDPは日本のチョイ下

2015年10月13日 21時47分33秒 | 日常・その他
図書館から借りている「TRANSIT 第22号 美しきスペイン」(*)の中に
スペイン人のお気楽さ(?)について書かれたところがありました。

        * : 発行日 2013年9月6日
           発行所 有限会社 euphoria FACTORY

スペイン人の生活の一端を紹介した「ある人の一日」というのでは、
1日の行動が次のようになっていました。(要約)

  9:00 起床・朝食(「バル」でコーヒーとチョコ入りクロワッサン)
  10:00 出社
  11:00 ブランチ休憩(社内で、コーヒーとトルティーヤを食べながらブレイク)
  14:00 昼食(家に戻って、トマトやオリーブオイルをのせたパンを食べる)
  15:00 仕事
  19:00 友人と会って、バルをハシゴしながらオシャベリ
  22:00 夕食(家に戻り、家族と一緒にパスタを食べる)
  23:00 バルへ(近所の行きつけの店に出かけて、軽く一杯飲む)

また、スペイン在住の日本人の話も載っていました。(要約)

 ある会社員の大まかな一日として

  9時に出社したら、まず皆で雑談を兼ねてご飯を食べに行く。
  10時ころ職場に戻ってきて12時ころまでダラダラと仕事をする。
  12時半から16時までシエスタ。
  16時半ごろ職場に戻ってきて、18時半には仕事を終え、
  21時くらいから皆でご飯を食べたり飲みに行ったりする。

その日本人の方によれば
『スペイン人は、友達にするのは最高だけど、仕事をするには最悪』
ということのようです。


スペイン人は "エエ加減" ということのようですが、
本当にそうなのでしょうか?

ギリシャのデフォルト危機に合わせて、
スペインについても経済危機問題が一頃盛んにニュースで流れていましたが、
2014年のデータは次のようになっています。

 ・失業率:24.5% 世界5位
         (日本は、3.6% 世界93位)
 ・一人当たり名目GDP:$30,278 世界29位
         (日本は、$36,331 世界27位)
 ・一人当たり購買力平価GDP:$33,711 世界33位
         (日本は、$37,390 世界29位)


少なくとも4人に1人が働いていないスペインの一人当たりGDP順位が日本の少し下です。
朝から晩まで(時には夜中まで)蟻のように働いている日本の一人当たりGDP順位が、
お気楽に(?)働いているスペインの少し上です。

 経済の専門家でない私の素朴な疑問になりますが、
  (「GDPが高い=生活が豊か」とは限らない、ということは分かっているつもりですが ・・・)

  比較したら日本人のほうがセッセコセッセコ働いている(ように見える(?))のに、
  なぜ、一人当たりGDPはスペインと大差ないのでしょうか?

  ひょっとしたら日本人は仕事の能率がスペイン人より低いのではないでしょうか?
  無駄な会議や無駄な資料作成などに振り回さりたりしているのではないのでしょうか?
  「仕事をしていることが仕事」と勘違いしている人が多いのではないのでしょうか?  

  スペイン人は
  適当(エエ加減)なのではなく適当(良い加減)に仕事をしているのではないでしょうか?


スペイン経済危機の出口は見えていないようですが
人生を楽しむスペイン人のことですから、
たとえデフォルトが迫ったとしても悲壮感など持たないのではないでしょうか?
『デフォルトOK。リセットして再出発できる。さあバルへ飲みに行こう』
なんてなったりして ・・・

  「人生を楽しむために仕事をする」といわれるスペイン人が
   羨ましく思えてきたりもします。