湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 黄色の帽子が眩しい小学1年生

2015年10月20日 21時08分16秒 | 日常・その他
家の近くに小学校があります。
  家の門から小学校敷地まで約100mといったところでしょうか。

外が騒がしいようなので、2階の窓から覗いたら、
小学生が家の前の道をゾロゾロと通っていました。

ガヤガヤと楽しそうにおしゃべりしながら歩いています。
時折先生が隊列を乱す子を注意している声がします。

デジカメを持って外に出て、
門の前を通り過ぎていく生徒たちを撮りました。

   ※お向かいの家の門際にある松は「ショウダイマツ(小岱松)」(*)です。
     画像ではわかりにくいですが、
     これほど素晴らしい枝振りの小岱松を他に見たことがありません。

        * : 小岱松は熊本県荒尾市や玉名市が自生地と云われており、
           近くにある小岱山(ショウダイサン)から名前が採られています。
           荒尾市・玉名市の市の木に指定されています。
           小岱松は鱗片状の小さな樹皮が特徴で、何年経過しても剥がれずに
           重なっていき亀甲状や縦割れしたりします。
           希少な松で、松柏盆栽の愛好家の中にはご存じの方もあるかも知れませんが、
           全国的にはあまり知られていないと思います。
             私も中・高生のころ小岱松の盆栽を何鉢かもっていましたが、
             家を離れてから後、いつのまにか枯らしてしまいました。



みんなまだピカピカの黄色い帽子を被っていますので1年生のようです。

手に画板のような物を下げているので野外写生を兼ねた遠足かもしれません。

少し追いかけてバイパス道路まで出てみると、
(家からバイパスまで約50mの近さです)
帽子とお揃いのピカピカの黄色い貸切バスが停まっていました。


  3台停車していたので、1年生は3クラスなのでしょうか?

どこへ行ってくるのでしょうか?

   私には小学校1年生のときに貸切りバスに乗ったという思い出がありません。
   (すっかり忘れてしまったのかもしれませんが)
   そして、ピカピカの黄色い帽子もありませんでした。
   あんなにカラフルなリュックサック(デイバッグ)もありませんでした。
   水筒は、楕円形のアルミ製容器に茶色の革ベルトが付いたものだったと思います。

   ツギハギだらけのズボンをはいた子もいました。
   穴が開いたズックをはいた子、ゾウリを履いた子もいました。
   (もしかしたら裸足の子もいたかもしれません)

     ※今の子供たちは昔の子より立派な格好をしているように見えますが、
      「子供の相対的貧困率」は1990年代半ばから概ね上昇してきており、
      厚生労働省が2014年7月にまとめた「国民生活基礎調査」によると
      16.3%になっているそうです。(過去最悪で、6人に1人が貧困)
      2010年には15.3%の生徒が「就学援助」を受けているそうです。

      私が小さい頃は高度経済成長前で、
      社会全体的に今よりも貧しい「絶対的貧困」の時代だったのでしょう。


午後2時を過ぎた頃、
また外が騒がしくなりました。
どうやら朝通って行った1年生が帰ってきたようです。

デジカメを持って外に出て。
学校へ戻っていく姿を後ろから撮りました。


行くときよりも解放感があり、ルンルン気分のように見えます。

  行った先で何か楽しいことでもあったのでしょうか?
  心配していた絵がうまく描けたので安堵したんでしょうか?

先生方は、隊形が乱れた子羊の群れを追い立てるかのように、
時々叱りながら、後ろから付いて行ってます。

  無事に終わった1年生の校外活動に、
  先生方の表情にもホッとされた様子が窺えました。

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